2008年12月31日水曜日

来年もよろしくお願いします

今年も今日が最後です。毎年感じるのですが、1年が経つのが本当に速い。

ところで、2008年は急激な景気の悪化と、理解不能な事件が多発した年であったと記憶される気がします。そして、これらは、全く別の事象ではなく、アメリカのブッシュ政権の2期8年間の負の遺産ではなかったかと感じています。
日本も、アメリカのマネーゲームに巻き込まれ、いわゆる小泉流の改革で、世の中全てを「役に立つ組織と、役に立たない組織」「役に立つ人間と、役に立たない人間」「郵政民営化に賛成の人間と、反対の人間」に二分した結果、役に立たないとされた側の組織や人間が脱落者の烙印を押され、負のスパイラルにハマっていきました。

無駄に税金を使う役所や、理不尽な犯罪を犯す人間を擁護する気は全くありませんが、社会政策として考えるときは、そのような現象をいかにして抑えるか、緩和するかを考えなければなりません。
しかし残念ながら、日本の政治家にはその知恵がありませんでした。アメリカ人は、日本人に比べて格段に賢いとは思いませんが、それでも軌道を修正する社会システムを持っています。オバマ氏が次期大統領に選ばれたのは、歴史的な必然であったのかも知れません。

現在の経済状況を“100年に一度の危機”などと評する言葉を政治家や経営者が口にしますが、大変な違和感を覚えます。まるで自然災害のように描写しようとしている。そんなはずがありません。現在の経済状況を招いたのは、政治家や経営者です。その責任感がまるで感じられない。

さて、多くの日本人は、そういう政治家や経営者に率いられて新しい年を迎えます。日本人の知恵として、この21世紀に何を創造できるのか、一人一人が考えなければなりません。

最後になりましたが、今年1年お世話になりました。来年もよろしくお願いします。

2008年12月31日の日没
2008年12月31日の日没

2008年12月27日土曜日

MacOS XのRAID 1再構築

PowerMac G4で稼働してるMacOS Xで、RAID 1を再構築する必要が生じた※1のですが、Appleのサポート※2を見てもその通りできず、色々と試行錯誤することになりました。結局、以下の方法でうまく行きました。

(1) RAIDに付け加えたいディスクのパーティションを、pdiskを使って“生きている”ディスクと同じ構成にする。(※「ディスク ユーティリティー」やdiskutilで自動でパーティションを作らせると失敗する場合)
#diskutil list
��前半省略)
/dev/disk2
#: type name size identifier
0: Apple_partition_scheme *153.4 GB disk2
1: Apple_partition_map 31.5 KB disk2s1
2: Apple_Boot 516.0 KB disk2s2
3: Apple_RAID 153.4 GB disk2s3
/dev/disk3
#: type name size identifier
0: Apple_partition_scheme *153.4 GB disk3
1: Apple_partition_map 31.5 KB disk3s1
2: Apple_HFS Macintosh PJ 153.4 GB disk3s3
/dev/disk4
#: type name size identifier
0: Apple_HFS Macintosh PJ *153.4 GB disk4


(2) RAIDに付け加えたいディスクのスライスをRAIDに追加する。
#diskutil addToRaid member /dev/disk3s3 disk4
The disk has been added to the RAID


(3) 時が経つのを待つ。
#diskutil checkRAID
RAID SETS
---------

Name: Macintosh PJ
Unique ID: 0767D258-7E5D-4EE1-A5EE-F1CEDD2AFE09
Type: Mirror
Status: Degraded
Device Node: disk4
Apple RAID Version: 2
----------------------------------------------------------------------
# Device Node UUID Status
----------------------------------------------------------------------
0 disk2s3 47BE79CD-4FCB-4074-B69B-A78AB04A40C6 Online
1 disk3s3 A9DC40E8-9F23-4881-B9EB-A1B576F17D70 9% (Rebuilding)
----------------------------------------------------------------------


(4) 完成
#diskutil checkRAID
RAID SETS
---------

Name: Macintosh PJ
Unique ID: 0767D258-7E5D-4EE1-A5EE-F1CEDD2AFE09
Type: Mirror
Status: Online
Device Node: disk4
Apple RAID Version: 2
----------------------------------------------------------------------
# Device Node UUID Status
----------------------------------------------------------------------
0 disk2s3 47BE79CD-4FCB-4074-B69B-A78AB04A40C6 Online
1 disk3s3 A9DC40E8-9F23-4881-B9EB-A1B576F17D70 Online
----------------------------------------------------------------------


※1
RAID構成をしているHDD(2台)をATA66 I/FからATA100 I/Fに付け替えた。(ATA66 I/Fの場所にSATAのHDDを入れる予定)

※2
Mac OS X:ソフトウェア RAID ミラーを再構築する方法
http://support.apple.com/kb/HT3305?viewlocale=ja_JP

2008年12月15日月曜日

入れ替え戦の是非

J1・J2の入れ替え戦は、ジュビロ磐田が1勝1引き分けで、J1残留が決まりました。仙台は涙を呑みました。

私は鹿島アントラーズのサポーターなので、直接関係の無いチームの入れ替え戦を「面白い」などど気楽に見ていられますが、サポーターにとっては死活問題です。

ただ、今年でJ1・J2入れ替え戦は終了し、来期からはJ1の下位3チームと、J2の上位3チームが自動入れ替えになります。
入れ替え戦をやった方が良いという意見もありますし、私も入れ替え戦に惹かれる組ですが、1年間の積み重ねをホーム&アウェイの2試合だけで昇格・残留が決められてしまうというのは不合理かもしれません。

将来的には、J2とJFLの自動入れ替えもあるみたいですし、いよいよ日本のサッカーの枠組みが完成しつつあるという印象を受けます。

2008年12月10日水曜日

サルヴァトーレ

サルヴァトーレ中目黒店。私は行ったことがありませんが、iPhoneのCFで登場します。単なる制作者の気まぐれなのか、サルヴァトーレとのコラボなのか・・・。

2008年12月6日土曜日

鹿島アントラーズ優勝

鹿島アントラーズがアウェイで札幌に1-0で勝って、優勝を決めました。昨年に続き連覇です。

昨日、「何が起こるかわからない」と書きましたが、ドラマは残留争いで起こりました。ジェフ千葉が一度は0-2でリードされていたにもかかわらず、後半の粘りで4-2と逆転。ジュビロ磐田と東京ヴェルディが共に破れたため、千葉の残留が決まりました。最後まであきらめないサッカーに敬意を表したいと思います。

今年の鹿島はACLで思ったような成績が残せませんでした。来期のACLでの活躍に期待したいと思います。そして、史上初の3連覇を狙います。

2008年12月5日金曜日

鹿島アントラーズ優勝前夜、か?

明日(12月6日)、Jリーグ・Division 1の第34節(最終)の試合が開催されます。鹿島アントラーズは勝点60で、2位の名古屋グランパスとは2点差です。優勝の可能性が最も高いことは間違いありません。

ただ・・・、私が最も記憶に残る残念な試合は、2003年のセカンドステージ第15節(最終)です。この時、鹿島を始め、ジュビロ磐田、横浜Fマリノス、ジェフユナイテッド市原(当時)の4チームに優勝の可能性があり、勝点差3の間にありました。横浜(勝点23)と磐田(勝点26)は直接対決、鹿島(勝点24)は浦和と対戦という組み合わせです。この試合では、横浜が磐田に勝ち、勝点26で並びました。鹿島は勝てば(勝点27)優勝という状態になったのですが、後半ロスタイムに同点に追いつかれてしまいます(勝点25)。この結果、優勝は無くなり、かつ、市原も試合に勝った(勝点26)ため、4位に終わってしまいました。

また、昨年鹿島が優勝したときも、浦和レッズが圧倒的に有利な状況だったにも関わらず、浦和がJ2降格の決まっている横浜FCに破れ(勝点70)、鹿島が勝ったため(勝点72)、“奇跡”が起こったわけです。

今回は、鹿島が逆の立場です。J2降格が決まっている札幌とアウェイで対戦です。最後まで何が起こるか分かりません・・・。

2008年12月2日火曜日

ジンジャーエールください

JAL便を利用する機会もそこそこあるのですが、

「お飲み物は?」

とFAに聞かれると、私は

「ジンジャーエールをください」

と答えます。実は、JALがジンジャーエールを用意していないことは知っているのですが、言い続けていれば、やがてメニューに載るのではないかと期待して。

でも、国際線のエコノミークラスの乗客の要望などをフィードバックすることなんて、ないかも知れませんね。ファーストクラスの乗客だったら、一言で採用されるでしょうが・・・。

2008年11月20日木曜日

道を聞かないで!

今週前半、韓国に行ってきました。2年ぶり2回目です。前回は怪しげな物売りに声をかけられたりして、気をつけていたものの、“いかにも観光客”光線を出していたのかも知れません。今回はそのようなことも無かったのですが、よく道を聞かれます。特に地下鉄で。

私に聞かれても分からないのですが・・・。


そもそも、韓国語が分からない。でも、西洋系のご婦人方から英語で路線を尋ねられたときは、結局教えてあげました。今回はそういう定めだったのですね。

2008年11月5日水曜日

オバマ次期大統領は“黒人”なのか

アメリカの大統領選挙で、バラク・オバマ氏が次期大統領に決まりました。歴史的なことです。私の米国通の知人が「アメリカで黒人が大統領になることはあり得ない」と言っていましたが、その人物の常識を覆すほどのチェンジ(Change)が起こったということでしょう。

それにしても、私はオバマ氏が黒人と報道されている事実に単純な疑問を持ちます。オバマ氏の父親はケニア人、母親はカンザス州生まれの白人です。オバマ氏は混血と言えると思うのです。これが、父系主義の影響なのか、白人側から見た純血主義の影響なのかは分かりませんが・・・。


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2008年10月30日木曜日

2兆円のバラまき

麻生総理大臣は、緊急経済対策の一環として、国民に定額支給方式で総額2兆円をバラまくようです。これには、いわゆる埋蔵金を充てるのかは定かではありませんが、実態は国が借金して国民に現金を配ることを意味し、後で国民は借金の返済に追われることになります。それが、社会保険料の増額なのか、消費税の増税なのか、あるいは国民サービスの切り捨てなのかは分かりませんが、将来に禍根を残すことになるでしょう。

それにしても、この政策自体が誤りとしか考えられません。2兆円の金を、選択と集中で、例えば次世代の新エネルギー開発に投資して、将来の日本の稼ぎ頭になるような産業を育成するとか、今よりも安くて、CO2を全く排出しない自動車を開発するとか、そういう発想は無いのでしょうか?

いや、発想はあるけれど、選挙の票につながらないという判断でしょうか?だとすれば、国民をバカにした話です。
地方自治体に金をバラまくという検討もされているみたいですが、かつての地域振興券(小渕内閣)とか、ふるさと創生(竹下内閣)などの、大失敗の政策の繰り返しです。

2008年10月28日火曜日

アメリカ大統領選の余波

シカゴのアドラープラネタリウムが大統領選の討論会で批判を受けた件を書きましたが、国際プラネタリウム協会(IPS)会長が緊急声明を発表しました。

Official Statement on the Role of Planetariums in Education
http://www.ips-planetarium.org/pubs/educationrole.html

いわゆるハコモノ批判に対する反論です。
日本でも、いま岡山県のプラネタリウム館の閉館問題が関係者の間で話題になっています。

教育に対する支出の適正水準とはどういうものなのか、世界的に共通の課題なのかもしれません。

2008年10月21日火曜日

EOS 50Dの振動

キヤノンEOS 40Dでシャッターを切った時、振動が気になる件は話題になっていて、私も修理を依頼しました。

EOS 50Dはどうなのかと、今日ショールームで特にその点に気をつけて触ってきました。やはり、40Dと同系統の振動を感じます。基本的な2モーターシステムは変わってないということでしょうか。ただし、私の40Dで修理を出す前に比べると、格段に振動は感じられなくなっています。

他社とのスペック競争に走らざるを得ない状況に同情できる部分もありますが、やはり基本性能や操作感は大事にしてほしいものです。

2008年10月15日水曜日

プロジェクトESQ (01)

「なぜ動かないんだろう」

森は頭を抱えた。コーナーを担当している秋田も、難しい顔をしている。翌日のショールームの内覧会を控えて、演出プログラムにトラブルが発生していた。




さかのぼること5ヶ月前、森はクライアントに、

「Dataton TRAXを使いましょう」

と提案していた。AV機器やPCを総合的に操作するシステムとしては、PCベースのAMX(Panja)が知られていた。それに対して、TRAXはMacをベースにしており、老舗のソフトではあるが日本でシェアを失いつつあった。

クライアントの下島部長は少し頭をかしげ、

「分かった、TRAXで行こう」

と決断した。

下島部長が、AMXを使えないかと森に示唆していたのを押し切った形だった。このままでは責任問題になる、いや、そもそも明日の内覧会をどう乗り切ればよいのか。




秋田は、何度も何度もプログラムを走らせ、動作を確認している。うまく行くこともあれば、止まってしまうこともある状況だ。

その時、森は意外なことを言った。

2008年10月14日火曜日

セイタカアワダチソウ

昨日行った現場の施設の近くに駐車場があって、黄色い花が群生していたので思わず見に行ってしまいました。セイタカアワダチソウでした。

セイタカアワダチソウ

2008年10月12日日曜日

東京よさこい

今日は、仕事の現場が大塚駅のそばでした。どこからともかく音楽が聞こえてきます。そういえば、池袋で東京よさこいが開催されていて、その音が流れてきていたのでした。
よさこいの音楽を遠くで聴く経験は初めてで、面白かったです。

2008年10月9日木曜日

自発的対称性の破れ

ある国際会議に出席したときのこと。ランチの時間、各国の人たちが思い思いに丸テーブルに座って、世間話をしていました。さて、食事が始まると、パンを手に取ります。私の左隣の人が、彼の右手のパンを手に取りました。それに倣って、時計回りに「右手パン」が伝播して行きます。

一方、私の右隣の人は、彼の左手のパンを手に取ります。こうして、私のパンは無くなってしまいました・・・。

マナーで言うと、私の右隣の人だけが正解で、自発的対称性の破れを起こした他の人は間違っていたわけですが、位相欠陥を起こされた私は大きな迷惑。右隣氏には2皿のパンがあったので、「私に下さいな」と一応丁寧にフランス語で言ったら、「パンは左手のを取るのがマナーだ!」と言われました。
そりゃそうなんだけど・・・。

ノーベル物理学賞で思い出した、つまらない話です。

ノーベル賞(化学)

連日でしたが、ノーベル化学賞の一人に、日本人の下村脩さんが選ばれました。快挙と言って良いでしょう。ただ、ノーベル財団の紹介では、他の二人も含めてUSAと記載されています。それに、ノーベル物理学賞を受賞した3人もそうですが、研究を発表したのは随分昔の話です。昨日の記事でも書きましたが、日本の基礎研究は大丈夫でしょうか?

ある新聞の記事に、「理論物理学は紙と鉛筆と、頭脳さえあればできる」みたいなことが書かれていました。文字通りそうなのかも知れませんが、まるでフリーターやワーキングプアの人でも研究できるみたいな印象を受けます。
残念ながら、研究者と言えども霞を食べて生きていくことはできません。それなりの職場と、研究環境が必要です。しかし今の日本では、研究費が取り易い、手軽に成果が出易い(逆に言うと画期的でもない平凡な)研究が大勢になっていないでしょうか?

昔の、ある意味気骨のある研究者がいま評価されているのに浮かれている場合ではなくて、今後の日本の学問に対する取り組みが促されているような気がしてなりません。

ちなみに、ですが、私が取り組んでいる天文学は現世利益とは全く何の関係もありません。宇宙の仕組みが分かっても、金融危機は解決しないし、食の安全も、年金の安心も手に入りません。

2008年10月8日水曜日

ノーベル賞(物理学)

今年のノーベル物理学賞に3名の日本人が選ばれました。南部陽一郎氏(自発的対称性の破れ理論)、小林誠氏、益川敏英氏(対称性の破れによる3世代のクォークの予言)です。この事は素直に喜ばしいのですが、今後の日本を考える上で心配な点も透けて見えてきます。

一つは、日本では「日本人が3名受賞」と報道されていますが、国籍という意味では、1名のアメリカ人と2名の日本人が正確です。南部氏は日本生まれですが、1970年にアメリカに帰化しています。ノーベル財団の発表でも、南部氏の受賞国はUSAと紹介されています。

もう一つは、これらの研究論文が発表されたのが約30年前だということ。古い話でも、ノーベル賞の価値に変わりは無いのですが・・・。

これらのことから、日本が置かれた厳しさ、特に自然科学の基礎的な分野での問題が見えてきます。日本は財政的な厳しさが長期に渡って続いており、また、大学や研究機関の研究職の人たちは「成果の見える」研究を求められるようになっています。この事から、現世利益に直接つながらないような研究は敬遠されがちです。その結果、日本の優秀な頭脳がアメリカに流出していないでしょうか。この現象は以前から指摘されていますが、それが加速しているような懸念を感じます。

また、この30年前の研究成果の受賞は、30年後の受賞を保証しません。小林・益川両氏が論文を書いたのは20代・30代の時でした。今の日本で、若い研究者が画期的な論文を書いているのか、書く環境にあるのか、疑問です。今回受賞した物理学のテーマは、当時は傍流であったという事実にも気をつける必要があります。30年後も日本の研究者がノーベル賞を取れるような国であるためには、現世利益につながらない、場合によっては突拍子も無い研究に予算を付ける覚悟が必要です。

そして、日本は、そういう科学技術の基礎研究に投資をするのか、それとも割り切って現世利益を求めるのか、国家像が問われているのです。

3億円のオーバーヘッドプロジェクター

アメリカの大統領選挙で、民主党オバマ氏と共和党マケイン氏による2回目のテレビ討論会が開かれました。その中のマケイン氏の発言が興味深かったです。

「オバマ氏は地元のシカゴのプラネタリウムに、3億円もするオーバーヘッドプロジェクターを入れた」

最近リニューアルしたシカゴのアドラープラネタリウムに納入されたDigistar 3のことを言っているのだと思いますが、なかなかうまい表現です。
もちろん、Digistar 3は単なるオーバーヘッドプロジェクターではなく、コンピューターグラフィックスを使ってプラネタリウムドームに投影する高度なシステムなのですが、アメリカでもいわゆる“箱モノ”批判をするんだなぁ、と思いました。

仕事柄、本題の討論よりもこっちが気になった私です。


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2008年10月5日日曜日

SanDiskのコンパクトフラッシュ交換

EOS 40Dに入れて使っていたSanDiskのコンパクトフラッシュメモリ4GBですが、書き込み時に時々エラーが発生するという件で、カメラ本体は“無罪”らしいので、「じゃぁメモリの方だろう」と交換を依頼しました。

その交換品が届きました。最近の傾向ですけど、不良があったか無かったかを調査するでもなく、即交換なんですね。調査する工数より交換した方が遥かに安いということなんでしょうけど・・・。

2008年10月4日土曜日

年金特別便が送られてきました

膨大な税金の無駄遣いとしか思えない「年金特別便」が社会保険庁から送られてきました。私は、一足先にWWWページ経由で年金記録の確認をしていて、記録漏れが無いことは確認済みでした。
ただ、いま問題になっている厚生年金の標準月額報酬の改ざんについては、今回の「年金特別便」の書式では知ることができません。これも、WWWページでは知ることができるので、私の場合は問題無いのですが、普通の方々にとってどうなのかと思います。それで、再度新たな書式で送り直すとかやれば、さらに税金の無駄遣い。

この問題は結局、今後この種の問題を解決するために税金をいくら投入する必要があるか見積もって、保険方式を維持するのか、社会保険庁を潰して税金方式(公的社会保障+民間保険)に移行するのかの選択をするべきと考えます。
今のように、ずるずると税金を投入していって、問題が解決しないまま制度を中途半端に手直しするのでは、最悪の結果という感じがします。

ついでに言えば、この問題の処理を厚生労働省と社会保険庁がやっていること自体が間違い。内閣官房に年金問題調査特別チームを作って、総理大臣直属で問題解決を図るべきです。問題を起こした役所に問題の解決を任せるなんて、常識であり得ません。

2008年9月25日木曜日

Canon EOS 5D mark IIのビデオ

ニコンのD90や、キヤノンのEOS 5D mark IIで動画が撮れるようになったと聞いていましたが、スチル屋の私としては「それに何の意味があるのか?」と思っていました。
百聞は意見に如かず、プロモーションサイトの動画を見て、考えを改めました。私はキヤノンユーザーなので、キヤノンで言うと、あの膨大なEFレンズ群を使って動画が撮れるわけです。被写界深度が超浅い映像とか、パースペクティブとか・・・。
興味が湧いてきました。

RIVERIE
Vincent Laforet

2008年9月24日水曜日

Canon EOS 5D mark II実機

今日、仕事のついでにキヤノンのショールームに寄って、先日発表されたEOS 5D mark IIの実機を触ってきました。軽快に動くし、写りも奇麗です。ただ、私が旧型機に魅力を感じなかった理由〜シャッタータイムラグの長さ(75ms)の問題ですが、mark IIでは67msだそうです。かなり微妙。EOS 1D系が55ms、EOS 40D/50Dが59msで、20D/30Dが65msですから、20D/30D並になったということ。
やっぱり、風景などをじっくり撮るためのカメラということでしょうか・・・。


Canon EOS 5D mark II

その後発表されたキヤノンの資料では、シャッタータイムラグは73msとなっています。先代の機種での75msとほとんど変わらない値です。67msという数値はショールームで聞いた値なのですが、訂正します。

2008年9月23日火曜日

Canon EF-S 18-200mm F3.5-5.6 ISの作例

先日発表されたキヤノンEOS 50Dのカタログが送られてきたので、見てみたら、同時発売のEF-S 18-200mm F3.5-5.6 ISの作例が多数使われていました。この作例の写真を見る限りでは、なかなかの描写をするレンズと言えると思います。常用レンズとして使えそうです。

カタログ掲載の写真はありませんが、EOS 50Dのサイトにも作例が掲載されています。

キヤノン EOS 50D 撮影サンプル
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/50d/image-sample.html

2008年9月22日月曜日

全日空のシステムトラブルはイタいミス

先日の、全日空の大規模なシステムトラブルの原因が判明しました。全国のチェックイン端末を管理するサーバーの、暗号化認証設定の有効期限切れとのこと。私も時々、外部と接続することの無いサーバーの構築で、“自営認証局”を作ります。自営なので、有効期限はいつでもいいのですが、さすがに100年とか設定することはないです。今回はデフォルト設定の3年になっていて、そのまま運用を続けて期限切れになった、というかなりイタい初歩的なミスで、大きなトラブルになってしまいました。

ただ、詳しい経緯は分からないものの、これは現場の(個人の)ミスというよりは、設計に問題があったと考えるべきです。最初はサーバーの暗号化認証を必要としていなかったようですから、試験仕様や検査項目に認証に関わる部分が無かったのではないかと想像します。その後、仕様が変更(追加)され、暗号化認証を使うことになったにもかかわらず、その部分の仕様追加がされなかったと。(仕様追加があったにもかかわらず検査がされない、というのは常識では考えられないですが、もしそうだとすると、全日空はベンダーとの付き合い方を考え直すべきですね)

今回も他山の石と捉えたいと思います。

ITmedia
全日空の障害、チェックイン端末の管理サーバに設定ミス
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0809/18/news095.html

2008年9月15日月曜日

全日空のコンピュータシステムトラブル

昨年の5月に全日空のコンピュータシステムにトラブルが発生し、各地で混乱が起こりました。そして、今日(14日)、再び「国内旅客システム」(able-D)に障害が発生し、チェックインなどができない事態になり、53便が欠航、259便に遅れが生じ、約5万人が影響を受けました。
現時点では原因が特定されていませんが、「端末管理サーバー」の処理に何らかの問題がある模様です。(前回のトラブルはルーターに問題があったので、今回とは異なる原因である可能性が大きい)

現在は仮復旧ということで、本格的な対処は原因が特定されてからですが、やはり全日空のシステム管理は問題があると言わざるを得ません。まだ原因が分かっていないので、どのベンダーがどうとは言えませんが、前回のトラブルを受けて、全日空がどういう対応策をとったのか、それが効果的だったのか、疑問に思います。

毎日新聞
全日空:ホストと各空港結ぶ「端末管理サーバー」の障害か
http://mainichi.jp/photo/news/20080915k0000m040085000c.html?inb=yt

2008年9月11日木曜日

事故米の流通

三笠フーズがいわゆる事故米(食用に使うことが禁止されている米)を食用として出荷し、さまざまな食品や酒に使われていたことが明らかになっています。
これで不思議なのが、そんな大規模な犯罪「的」行為を行った会社の従業員のただ一人も、異議を唱えなかったのかという点。自分が職を失うかもしれないというリスク以前に、彼らの正義感はどこに行ってしまったのでしょうか?

政府や自治体の検査を強化すべきという論調がマスコミでは多いですが、そんな巨大な政府を私たちの国は支えていけるのでしょうか。

やはり、この種の犯罪「的」行為の厳罰化と、モラルの強化、告発者の保護プログラムなど、対応すべき項目は多いと感じます。

2008年9月10日水曜日

自民党総裁選

自由民主党の総裁選が告示され、5候補が名乗りを挙げました。各々の政策もさることながら、5名という人数は“反主流派”を生まないための知恵かと思います。誰が当選しても、それぞれの候補者は何らかの役割を与えられて、挙党態勢で民主党に対峙することでしょう。

一方の民主党は、無投票で小沢代表が再選され、国民的な議論は起こりませんでした。発表された政策の骨子はバラまきのオンパレードと抽象的な官僚批判。この国をどうするつもりでしょう・・・。

2008年9月4日木曜日

EOS 40修理

修理に出していたEOS 40Dを受け取りました。「現象再現せず。念のため基板ユニット(メイン)交換」という結果でした。なお、モードダイヤルは固めに調整してもらいました。十分とは言えないかも知れませんが、不用意に動く事故はある程度防げると思います。(実際問題、撮影時はカムテープで固定、ですけど)

2008年9月2日火曜日

次の次は橋本総理?

福田総理の突然の辞意表明で、次の総理大臣は麻生氏になりそうな雰囲気ですが、いずれある(解散)総選挙の結果を予想すると・・・

ケース1:自民+公明が過半数
参議院とのねじれ状況は変わらないものの、“直近の民意”を盾に麻生総理が政権運営する。民主から何人か引き抜いて、参議院のねじれを解消させるかもしれない。大連立は可能性が低いが、あり得ないわけではない。大連立となれば、小沢が民主を出て新党結成するか、反小沢が新党を結成する流れになり、民主分裂の様相となる。

ケース2:民主が過半数
民主党の政権が誕生。自民は野党に転落。公明が“政教分離宣言”をして、民公連立政権になるかもしれない。いずれにしても、民主党単独では参議院で過半数に達しないため、国民・日本との連立政権の可能性大。社民が入るかは微妙。

ケース3:どちらも過半数を取れず
これが一番ありそうな展開。小沢は、民主、社民、国民、日本、平沼、橋本で連立政権の樹立の可能性を探る。小沢アレルギーを避けるために、橋本新党の橋本大二郎を総理に擁立する可能性もある。

ということで、私は橋本総理の誕生を予言しておきます。

2008年9月1日月曜日

福田総理辞任

今日、福田総理が突然辞任を表明しました。安倍前総理に続いてのドタキャン辞任です。記者会見では本音を言っていなかったと思います。きっと、公明党から三行半を突きつけられたのでしょう。
自民党の総裁で、総理大臣を務めるためには、公明党の支援がないとどうしようもない所まで来てしまいました。

本来なら、政権交代と行きたいところですが、対する民主党は小沢党首が無投票で選ばれそうという体たらく。どうしようもありません・・・。

PS

  • 「ドタキャン」とは、もちろん国会開会直前に辞任というタイミングで国会をキャンセルした、という意味です。

  • 「報道ステーション」(テレビ朝日系列)で、とうとう河野アナウンサーは一言も発声しませんでした。女性アナウンサーの悲哀を感じます。


2008年8月30日土曜日

EOS 50D

キヤノンから、EOS 50Dが26日に発表されました。40Dの発表からたったの1年です。今までは1年半のライフサイクルだったのですが、今後短縮されるのでしょうか。

今日、その50Dの実機を触ってきました。最初の印象は、「意外に軽快に動く」という感じでした。40Dを最初に触った時に感じた、安っぽさもありません。1500万画素とか、ISO3200とかはいわゆる“正常進化”の類いだと思いますが、やはり気になるのは絵作りです。私は20Dと30Dの絵作りの方が好きで、40Dは今ひとつと思っています。まだ発売前ということで、撮影画像のお持ち帰りができなかったので、これは次の機会に試したいと思います。なお、シャッタータイムラグは59msとのことです。EOS 40Dと同じです。
また、同時発売予定のEF-S 18-200mm F3.5-5.6 ISは重いです。ただ、USMでない割にはフォーカスはスムーズに動きます。仕事で使えるレベルかは全く不明ですが、これもまたの機会に検証したいと思います。

キヤノン
プレスリリース
約1510万画素CMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC 4」を搭載した
ミドルクラスのデジタル一眼レフカメラ“キヤノン EOS 50D”
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-08/pr-eos50d.html



2008年8月26日火曜日

EOS 40Dのモードダイヤル

先日、原宿表参道元氣祭り・スーパーよさこい2008の取材をしました。あいにくの天気でしたが、それでも本降りになる前にほとんどのチームが演舞できたのは良かったです。

ところで、高知での取材でも経験したのですが、EOS 40Dのモードダイヤルが不用意に動いてしまうトラブルに再度見舞われました。カメラを肩にかけると、何かの拍子に動いてしまうみたいです。EOS 30Dなどに比べて、モードダーヤルが大型化しているのですが、これは使い易さを考慮した設計(だと思う)が逆効果になっています。
新しいカメラを使ってトラブルに見舞われたのは、実は40Dが始めてです。スペック競争に走ることがいかに無意味か、キヤノンにも認識して頂きたいと思います。

PS
ちなみに、JPEG書き込みエラーの件で今日修理に出しました。上記モードダイヤルについても、「固くするよう」注文を出しました。


EOS 40Dによる書き込みエラーの例(サイズのみ縮小)

2008年8月21日木曜日

なでしこの挑戦は続く

今日の北京オリンピック女子サッカー3位決定戦で、日本代表は残念ながらドイツに敗れて、メダル獲得は果たせませんでした。過去最高のベスト4に進出したという成果は誇れるものですが、なでしこの挑戦は明日からも続きます。今回の代表メンバーは何より若い選手が多いので、今後の活躍も期待できますし、この活躍をテレビで観戦した日本の女子サッカー選手と、選手を目指す子どもたちを勇気づけたことは間違いありません。

なでしこジャパンは諦めない試合を続けてベスト4まで来ました。同じくオリンピックの女子ソフトボールの日本代表も、諦めない試合で今日金メダルを獲得しました。これが明日のサッカー日本代表と信じて、進んでほしいと思います。

また、シンクロナイズドスイミングの、世界の2位(スペイン)、3位(日本)、4位(中国)の国には日本人のコーチングスタッフがいます。サッカーの分野でも、日本人のコーチングスタッフが各国の代表を率いて、日本と対戦するまでになって欲しいものです。それまで、50年かかるか、100年かかるか分かりませんが、それを目標にしてほしいと思いました。

2008年8月20日水曜日

医療過誤の刑事裁判に司法取引の導入を

「大野病院事件」の判決が今日ありました。起訴された医師に無罪が言い渡されました。福島県立大野病院で、前置胎盤で妊娠した妊婦を帝王切開で出産させ、赤ちゃんを取り出した後、癒着した胎盤を子宮から剥がそうとして大量出血に至り、妊婦が死亡した事件。医師の判断と処置が刑事責任を負うべきものだったのかが争われたわけですが、裁判所は責任無しと認めました。

この結果は、立場によって評価が別れると思います。医師と医療側からすれば、手術で患者が死亡すれば、常に刑事責任を問われるというリスクが伴います。特に、感情的になり易い新生児の出産の現場では、そのリスクがさらに高まる可能性もあります。結果として、産婦人科医の希望者が減ったり、産婦人科の診療を取りやめる病院が増えたといわれる所以でもあります。

一方、患者側からすると、正しい処置をしていれば助かったはずの命が、医師の過失によって失われたのではないかという疑念があります。もとより患者や家族は医療の専門家ではないので、客観的にそれを評価してほしいのです。しかし、必ずしも医師や病院が、十分に納得のいく説明をしてくれるものでもないかも知れません。それなら「裁判で明らかにしよう」と思うのも、自然な考え方です。

しかし、この裁判を通じて、あるいは判決から、双方にとって望ましい情報や説明が明らかになったでしょうか?医師からすると、謂れの無い批判を受けて裁判に巻き込まれ、医師のキャリアを棒に振り、医療界全体の萎縮を招き、結果として患者の不利益になったのではないかとの思いがあると思います。
また、患者の家族側は、裁判で示される事実からは何が起こったのか結局明らかにならず、なぜ患者が死ななければならなかったのか、分からずじまいになってしまった、と受け止めているのではないでしょうか。

私は、結局この種の争いを法廷で行っても、なかなか解決には至らないのではないかと考えています。特に、民事であれば、「和解」という方法もありますが、今回のように刑事裁判となると、有罪か無罪か、ということになります。当然、訴えられた医師側は、自己に不利益な証言はしません。ここに限界があるように思います。
やはり、この種の刑事裁判では、被告人を免責する代わりに証言させる「司法取引」の制度を導入すべきと考えます。そうすれば、医師側が事実をありのままに法廷で明らかにし、その評価を法廷に委ねる意味も出てくるのです。
私はこの他にも、航空事故など、今後の再発防止のために何をすべきだったか、何をすべきでなかったかという知見を得る観点から、司法取引を導入した方が良い分野が多々あると感じています。

産科医療のこれから
http://obgy.typepad.jp/blog/

2008年8月15日金曜日

反町号泣?

北京オリンピックの男子サッカー日本代表は、0勝3敗勝ち点0でグループリーグ敗退という結果に終わりました。グループリーグの対戦相手から考えて、私は0勝2敗1分けの勝ち点1と予想していました。予想よりは悪かったのですが、想定の範囲内です。

ただ、若い選手に国際舞台での経験を積ませる意義、そして、2010年に繋げる意味で、今回の大会はそれなりに重要なものでした。結果は出なかったにしても、それを反省材料にして本番(もちろんワールドカップ)に活かしていけばいいと思います。

しかしながら、事実かどうかはともかく、報道される反町監督の言動にはクビをかしげます。「号泣した」というのは個人のパーソナリティーの問題なので、置いておくとしても、「やって来たことに間違いは無い、悔いは無い。」と言いきってしまっていいものか。日本のレベルが世界に達していなかった事実に直面したとき、「できることは何も無い」と開き直られたら、対策の施しようがありません。

例えば、ピッチ状態の悪さを指摘する声がありました。事実その通りでしょう。だったら、ボールコントロールに苦しんだ日本人選手は、世界のピッチは日本のように恵まれたところばかりではないことを認識して、ピッチ状態の悪い環境でもプレーできるよう練習を積むことはできないでしょうか?

あるいは、審判にも批判がありました。結果論として日本に厳しいジャッジがあったかも知れません。だったら、そういう審判の時にどうやって戦えばいいのか、もっとクレバーになる練習方法は無いでしょうか?

素人の私が見ても、色々やるべきことはたくさんあるように思います。

2008年8月14日木曜日

EOS 40Dイマイチおかしい・・・

今週よさこい祭りの取材でEOS 40Dを使ったのですが、数コマでしたが、JPEG記録におかしな部分がありました。水平線のある部分より下側のカラーバランスやコントラストが異常になる現象が発生。故障の可能性もありますが、CFとの相性の可能性も残ります。一応修理には出します。

それにしても、私個人としては、要らぬスペック競争に走るより、普通に写るカメラを作ってほしいんですが・・・。

2008年8月6日水曜日

マイクロフォーサーズ

先日現場で、他のカメラマンとフォーサーズ談義になりました。私はフォーサーズに好意的な意見を述べたのですが、他の2人は「撮像素子が小さい割にはボディーが大き過ぎる」「フランジバックが長過ぎる」など、否定的でした。だったら、「auto110(オート・ワンテン、ペンタックスから出ていた110フィルム用の一眼レフカメラ)みたいなカメラを作れば良い」と言っていたのですが、どうやら実現しそうです。

5日にオリンパスとパナソニックから、マイクロフォーサーズ規格が発表されました。マウント径を6mm小さくし、フランジバックを半分にするという規格です。
あまりにタイミングが良過ぎるので、驚きました。実際の製品化はまだですが、どのようなカメラが開発されるか、注目です。

オリンパスイメージング
マイクロフォーサーズ
http://www.four-thirds.org/jp/microft/

2008年7月28日月曜日

最近の夕焼け

昨日、今日と、夕焼けの色がなぜか不気味でした。大気の状態が不安定になっていて、雨で大気の塵が洗い流されていること、比較的低い雲(層積雲)が見えていることなどが原因だと思いますが、まるで熱帯の空です。


2008年7月9日水曜日

北海道・洞爺湖サミット

北海道・洞爺湖サミットが今日閉幕しました。CO2を排出しながら飛行機で北海道にやって来て、同時に警備でも膨大なCO2を排出しながら会議は進んだわけですが、今後のCO2排出量の削減は約束されたのでしょうか?


2050年までに世界全体の排出量の少なくとも50%の削減を達成する目標というビジョンを、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のすべての締約国と共有し、かつ、この目標をUNFCCCの下での交渉において、これら諸国と共に検討し、採択することを求める。
��議長総括より)


また、毎日豪華な食事を摂りながら各国首脳は世界の食料危機について議論したらしいのですが、食料高騰や飢えに苦しむ人々を救う具体的な方策を示せたのでしょうか?


食料価格の上昇並びに世界的なインフレ圧力の高まり(中略)という問題に取り組むことの必要性について合意した。
��議長総括より)


私は、これらの問題は全て先送りになった、と理解しています。会議で踊った首脳たちが、もし今後何の成果も出せないとしたら、彼らはインチキ道化以外の何者でもありません。

2008年6月30日月曜日

スペイン優勝

UEFA EURO 2008でスペインが優勝しました。魅せるパスサッカーで優勝というのは、ファンにとって最高です。!Felicitacion!

2008年6月19日木曜日

機能限定携帯電話?

国会議員の先生方の考えることは、私のような市民には想像もつかないことばかりですが、昨今の子どもたちを取り巻く状況に鑑み、「通話やGPS機能に限定した携帯電話の開発をメーカーに要望」するそうです。

私も、携帯電話を介した事件等のニュースを聞くにつれ、何らかの対策が必要と感じていますが、それが何故、特殊な携帯電話の開発の話につながるのかさっぱり分かりません。
もし、メールや掲示板へのアクセスが問題というなら、iモードやEZwebの契約(オプション)をしなければいいだけのことだと思いますが・・・。

2008年6月18日水曜日

この国のリーダーの言葉遣い

岩手・宮城内陸地震では地滑りをはじめとして、大きな被害が出ています。残念ながら死者、行方不明者もでてしまいました。また、避難所での生活を余儀なくされている方々もいらっしゃいます。
福田首相が、今日その避難所を訪れて“激励”しました。

「たいへんだったねぇ」

福田首相の言葉です。(おそらく)初対面の方に対してため口で話しかけるとは、この国のリーダーは言葉遣いも知らないのか、と思います。住民の必死の訴えも、「国も県も市も必死にやっているから辛抱しろ」と、どこか人ごとです。

避難所を訪れた福田首相の目が泳ぎ、焦点が定まらない様子は、この国の二重の悲劇を映像で感じる瞬間でした。

毎日新聞
岩手・宮城地震:福田首相が避難所訪れ、被災者を激励
http://mainichi.jp/select/today/news/20080618k0000e040044000c.html

2008年6月17日火曜日

日本人人質救出

随分前にも似たような話題を取り上げたことがありますが、日本人は日本人に対して如何に冷たいかを表す事件です。イランを旅行中に犯罪組織に誘拐された中村さんが今日(6/17)日本に帰国しましたが、早速一部の政治家から、「救出費用は自己負担にするべきではないか」との声が出ています。

私たちは、何かがあった時にお互いに助け合うために税金を払い、保険にかかっているわけです。ここは、お年寄りかに負担を求めるとともにその質を低下させ、地震の被害者に迅速な救援も行わず、犯罪の被害者は泣き寝入りという国だったでしょうか?

「渡航自粛地域に行ったのは本人の責任」論は分かりますが、何か次元の違う話を感情に任せて人口に膾炙する議論をしているようにしか聞こえません。

また、「自己責任論者の集団」と、「NGOとか市民運動とかいう言葉が嫌いな人の集団」が統計的に重なるような気がするのは私だけでしょうか・・・。

2008年6月15日日曜日

ヤマダ電機の間接フリーキックの謎

ヤマダ電機のCMで、中村俊輔がドリブルでかわしながらシュートを打って、ゴールネットを揺らすシーンがあります。この直後の映像で、審判役の高嶋政伸が笛を吹いて、間接フリーキックを指示しています。

良く意味が分かりません。少なくとも、ゴールは認められていないのです。(ゴールを認めるのならセンターサークルを指すはず)

一番可能性があるのは、中村とゴールの間にオフサイド・ポジションの味方選手がいて、プレーに関与してしまった場合。この時は、守備側の間接フリーキックになります。
あとは、中村選手自身がパスを受けた時点で既にオフサイドだったとか、直前にオブストラクションでボールを奪ったとか、危険なプレーがあったとか、ですが・・・。

いずれにしても、CMの映像だけでは分かりません。

2008年6月5日木曜日

2010年の大河ドラマは「龍馬伝」

2010年のNHK大河ドラマが「龍馬伝」に決まりました。高知にゆかりの大河ドラマとしては、2006年の「功名が辻」以来で、4年ぶりになります。結構短いインターバルと言えるでしょう。
実は、高知は経済的に極めて厳しい状況にあります。先日の映画「The Harimaya Bridge」の製作決定といい、それなりの風は吹いているので、知恵を出して真の活性化につなげてほしいと思っています。

2008年6月1日日曜日

NASAの広報

今日、スペースシャトル・ディスカバリー号の打ち上げが行われました。日本人宇宙飛行士・星出さんが搭乗したミッションで、国際宇宙ステーションに日本の実験棟「きぼう」の組み立てが行われます。

ところで、先日月曜日(5/26)、同じくNASAの火星探査機・フェニックスが火星に軟着陸しました。この時、事前にNASAからDVDが関係者に配られています。「Phoenix Mars Lander Landing Day Materials」と題したDVDには、ミッションの概要、関係者へのインタビューなどが収められています。この「着陸当日の素材」を事前に用意しておいて、科学館やマスコミに配布する方式はさすがだなぁ、と思います。
税金を使って科学の探査をするのだから、税金を払っている国民に情報を開示するのは当たり前という思想が根付いています。日本の場合は予算や、マスコミの皆さんの伝え方の問題などもあって、そっくりそのまま持って来ることはできないのですが、大いに見習うべきだと思いました。

NASA
Phoenix Mars Lander
Landing Day Materials
DataDelivery Disc

Phoenix

2008年5月28日水曜日

がんばらない選択肢

人の訃報というものは、もちろん悲しいものだし、その人とのつながりによってそのショックの度合いも大きいものです。私はそれほど“ファン”というほどでもなかったのですが、時々見ていた「サタデースクランブル」(テレビ朝日)に出演していたK.A.さんが自殺したというニュースを聞いたときは、少々ショックでした。

現時点では、なぜ自殺という手段を選んだのか、なぜそこまで追いつめられたのかはっきりしていません。ただ私は、一般論として、日本人は「がんばらない選択肢」に乏しいような気がします。小さいときから「がんばれ!」と言われて育つ日本人は、がんばらないこと=悪という図式が刷り込みされているみたいです。
がんばることは美しいし尊いと思うのですが、それしかないわけでもない筈です。
日本の自殺率は世界的に見ても上位(悪い方)にあります。キリスト教文化で自殺は罪として育てられてきた国民と、切腹文化(?)で育った国民とでは確かに違いがあるのかも知れませんが、それにしても、ちょっと考え方を変えて、死ぬ気になって今の生き方を変える、あるいは死ぬくらいなら逃げる、という選択肢を頭に思い浮かべられないものでしょうか。
第三者から見れば、人もうらやむ美貌と才能を持っていても、その人なりの深い悩みがあったのかも知れません。それに真正面から向き合うのではなく、そこから逃げてしまう選択肢が彼女に用意されていればと思うと、残念でなりません。
自殺率の国際比較
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html

2008年5月26日月曜日

宇宙基本法〜軍事と科学の分離を

今日のニュースで、アメリカNASAの火星探査機フェニックスが、火星の北極地方への軟着陸に成功したと報じられました。火星に水が存在していることが分かっていて、かつて生命が存在していたかもしれない証拠を捜す第一歩です。

ところで、先日5月21日に、日本の国会では宇宙基本法が可決・成立しました。1969年の国会決議で、宇宙の利用は平和目的に限るとされていたものを、防衛目的にも利用できるよう拡張するものです。ここでは、宇宙の軍事(防衛)利用について、その是非を棚上げにしますが、今後偵察衛星や防御衛星(偵察衛星を破壊から守る)を開発するにしても、科学目的の開発とは分離して実施してほしいと思います。
科学目的の衛星は、宇宙や地球を調べて私たちの知見を広め、深めることに意義があります。得られた情報は広く人類の知識として、なるべくたくさんの人に知ってもらうべき性格のものです。
一方、軍事(防衛)目的となると、どうしてもその内容は機密・部外秘扱いにならざるを得ません。もし両者の開発や打ち上げ業務を、例えばJAXAが行うとすれば、科学目的の衛星も機密・部外秘の影響を受けないでしょうか。最先端の科学衛星の打ち上げや運用は、軍事(防衛)転用が容易で、「他国に知られたくない」と誰かが思えば、「じゃぁ非公開にしましょう」となりかねません。
税金の使い方の効率という意味では無駄かも知れませんが、組織も分離して、各々独立に開発を進めるべきと考えます。

NASA JPL
http://www.jpl.nasa.gov/missions/missiondetails.cfm?mission=Phoenix

2008年5月22日木曜日

The Harimaya Bridge(2009)

『The Harimaya Bridge』という映画の製作が決まりました。今年6月にクラインク・イン、12月完成、来年のカンヌ映画祭に出品という段取りのようです。監督はAaron Woolfolk。さて、『南国土佐を後にして』(1959)以来のヒットとなるでしょうか。

The Harimaya Bridge
http://www.imdb.com/title/tt0902982/

南国土佐を後にして - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD3656/index.html

2008年5月16日金曜日

Canon EOS 20D修理完了

キヤノンEOS 20Dの修理が完了しました。やはり、レリーズボタンの交換になりました。問題無くシャッターが切れるようになっています。

2008年5月13日火曜日

三菱東京UFJ銀行のシステムトラブル

昨日(5月12日)、三菱東京UFJ銀行の提携ATMの一部が使えなくなるトラブルが起こりました。現在同行は旧東京三菱銀行と旧IFJ銀行のシステム統合を進めており、その第一弾の作業でした。
三菱東京UFJ銀行のホームページには、「トラブルがありました。お詫びします。」という無内容な案内が掲載されているだけで、どのようなトラブルだったのか、さっぱり分かりません。(※1)

このトラブルを通じて見えてくるのは、大きく3つの問題点です。

��.システム統合の難しさ
2002年にみずほ銀行がシステム統合に伴う大規模なトラブルを発生させたため、金融庁の指導もあって、今回の三菱東京UFJ銀行のシステム統合では慎重に作業を進めてきたはずです。それにも関わらず、やはりトラブルが発生しました。大規模システムのシステムの取り扱いが如何に難しいかを示しています。
私は、そもそも論として、システム統合で「何をするの」かという議論と、「何をするべきか」という議論が混乱しているのではないかと想像しています。今回のシステム統合は、旧UFJ銀行のシステムを旧東京三菱銀行のシステムに“片寄せ”する方式のようです。単純に考えれば、旧UFJ銀行の支店を(システム的に)閉店して、旧東京三菱銀行を同じ場所に(システム的に)開店させれば、問題が起こる気がしません。
システム統合に膨大な工数がかけられている(らしい)ことを合わせれば、“片寄せ”と言いつつ、旧UFJ銀行のシステムが持っていた“独自機能”(の一部)を、旧東京三菱銀行システムに移植させようとしたに違いないと考えています。
ゼロからシステムを作るのは簡単ではありませんが、既存のシステムに機能を追加するのもそれ以上に難しいものです。旧UFJ銀行の“独自機能”について、「お客様が必要としているから」「お客様の要望があるから」という分かったようで分からない「要件」だったものが、いつの間にか「システム要件」に化けていないでしょうか?
��.システムの完璧性の要求度
それにも関わらず、ATMのトラブルは比較的限定的でした。セブン銀行のATMで使用できなかったことと、6社の金融機関で入金ができない状況の2件が報告されています。
先月、私はイタリアとフランスに行ってきましたが、イタリアのバスのモニターにはWindowsNTのブルースクリーンが表示されて、普通に走っていました。昨年行った時と変わっていません。フランスの国鉄(SNCF)の券売機は、2台のうち1台が使えれば良しとという感覚です。
日本のシステムは、ちょっと何かあると大騒ぎになります。ATMが使えなかったり、入金が間に合わなかったりすれば、確かに問題ではありますが、逆に言えば、問題が起こったときの態勢が整っていないことの反面かも知れません。
��.情報公開のありかた
それに加えて、今回の三菱東京UFJ銀行のホームページの情報提供は非常にお粗末です。事実かどうかは分かりませんが、私が報道で知り得たトラブルの原因は、(1) セブン銀行のATMで処理する文字コードに誤りがあった、(2) 他の金融機関と接続するゲートウェイの処理に問題があったという、いずれもプログラムのバグ絡みの事象のようです。
これを、三菱東京UFJ銀行は正確に情報提供しないのでしょうか?
実は、私は旧UFJ銀行の口座を持っていて、“片寄せ”される側の立場になります。トラブルが起こる可能性があるのなら、それに備えておく必要があって、そのあたりの情報提供を怠ってほしくないものです。
��※1)
三菱東京UFJ銀行
■ 新システムへの移行に伴うお知らせとお詫び
http://www.bk.mufg.jp/emg_info/owabi_20080512_01.html

2008年5月8日木曜日

Canon EOS 20D修理

キヤノンEOS 20Dを使っていて、レリーズボタンを押してもシャッターが切れない現象がありました。最近特に気になってきたので、修理に出しました。縦位置レリーズボタン(バッテリーグリップを使っているので)では問題が無いので、多分レリーズボタンの不具合だと思われます。
前回の修理では、レリーズボタンの交換は行っていなかったので、耐久問題のようです。

2008年4月27日日曜日

Canon EF-S 18-55mm f/3.5-5.6

オークションで手に入れたキヤノンのEF-S 18-55mm f/3.5-5.6を持っています。安いレンズなので、画質に期待するのは酷かも知れませんが、私が使った印象では人物には向かず、風景には使える、という感じです。何故か人物を撮ると、肌の色の乗りが非常に悪いです。また、洋服も奇麗に写りません。一方、建物や風景はそこそこ描写します。特に、中心部の解像度は十分と言えると思います。ただ、周辺部、特に右側は像が流れています。

また、マイクロUSMの欠点ですが、合焦する時に像が揺れます。以前、EF 28-200mm f/3.5-5.6 USMを持っていましたが、「使えない」と手放した理由はこのマイクロUSMを採用していたからでした。

EF-S 18-55mm f/3.5-5.6の良い点はとにかく小さくて軽いこと。絞ればそこそこ使えるので、手軽に風景をスナップするには良いレンズだと思います。

サンタンジェロ橋
サンタンジェロ橋(ローマ・イタリア)
Canon EOS 30D EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 USM
1/60 sec F6.3




Canon EF-S レンズ 18-55mm F3.5-5.6 II USM

デジタル一眼レフ (Amazon.co.jp)


画像の中心(等倍)

画像の右側(等倍)

2008年4月26日土曜日

長野での聖火リレー

ある意味、世界中に注目されるようになってしまった北京オリンピックの聖火リレーが、長野にやってきました。大勢の警察官に警護されて、市民の目から見ることのできない炎が各都市を廻っていく光景は、いかにも不思議な中国の東洋の神秘かも知れません。日本でのリレーは“概ね無事に”終了したという評価かも知れませんが、チベット問題の解決はこれからです。また、中国の人権問題はチベットだけではありません。

第二次世界大戦中に日本に酷い目にあわされたと憤る中国の人たちは、きっと言論の自由の無い社会で正確な情報を得ていないのだと思いますが、中国(政府)がチベット人やその他の人々に行ってきた弾圧や虐殺の事実を知れば、私たちと同じように憤りを感じるはずです。
チベットの人権を訴える人々のデモを大きな中国の旗で埋め尽くして、多勢に無勢で覆い隠すのではなく、中国の人と真摯に議論できる社会が実現するよう祈っています。

毎日新聞
聖火リレー:最終走者の野口がゴール 「市民不在」で終了
http://mainichi.jp/select/today/news/20080426k0000e040007000c.html

2008年4月21日月曜日

中国人のデモ

北京オリンピックの聖火リレーに対する“妨害”に抗議して、中国人がヨーロッパ各地でデモを行いました。私(たち言論の自由が保障されている社会の市民)から見ると、チベットの人たちが中国国内で自由にデモができないような社会体制の人たちがデモを海外で行っても、申し訳ないけれどもやればやるほど中国の非民主的な国家体制、独裁体制がより鮮明に浮かび上がってくるだけです。
欧米のメディアが中国政府に批判的なことに抗議するのは自由ですが、官製デモでないとすれば、中国国内の問題〜まさに内政問題〜にも鋭く切り込んでほしいものです。

時事ドットコム
欧州各都市でも抗議デモ=「理解されてない」と中国系若者ら
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008041900349&m=rss

2008年4月18日金曜日

イタリアの例外〜マッキナ編

マッキナ(“末期な”じゃ無く→ことえり)はイタリア語で自動車を指しますが、ヨーロッパの例に漏れず、あちこちキズだらけだったり、泥だらけだったりします。強引な割り込みや(日本人基準で)、バンパーを当てての縦列駐車などをやっていれば、当然です。また、日本人みたく“洗車”しないのかも知れません。
この辺りの事情は「イトシのローマへ本音炸裂辛口ラブレターズ。」に詳しいので、そちらを参照して頂くとして、ただ、例外なのはイタリアのパトカー。
アルファ・ロメオのいかにも速そうな車が、傷一つなくピカピカに輝いています。あれって一種の威圧効果を狙っているんでしょうか・・・。周りの車がそんな状態なので、目立ちます。

ところで、イタリアの街は石畳になっていて、車で走るといかにも走りにくそうです。ここは日本の国土交通省のお役人を派遣して、奇麗に舗装してはどうか・・・と思いましたが、今でさえ乱暴な(日本人基準で)運転がさらに乱暴になるかと思うと、今のままでいいと思い直しました。

ラッコ・アメーノ
ラッコ・アメーノ

2008年4月8日火曜日

やっぱり美味しかったフランス

イタリアに仕事で行って、現地の食べ物を食べるわけですが、肉料理はイマイチ、魚料理はまぁまぁ、パスタとピザは絶品という印象でした。肉と魚に関しては日本のイタリアンの方が(日本人の私にとって)美味しいと感じます。

ところで、イタリアに行くために立ち寄ったフランスで、乗り継ぎに時間があったのでパリの市内を少しだけ観光しました。昨日オリンピックの聖火リレーで大騒ぎになっていたところを先週歩いていたわけです。その近くの、地図にマークだけあって解説の無いレストランに飛び込みで入りましたが、そこはどの料理も絶品でした。そしてワインも。やっぱり、フランス料理は美味しいわ、と改めて実感しました。


エトワール凱旋門 (L'arc de triomphe de l'Etoile)

エトワール凱旋門 (L'arc de triomphe de l'Etoile)

2008年4月7日月曜日

Pour un monde meilleur (よりよい世界のために)

フランスの選手が、“Pour un monde meilleur”と題したバッジをつけて北京オリンピックに参加するとの報道がありました。
私もこの趣旨に賛成です。私も、オリジナルのロゴを作ってブログに貼ることにしました。
なお、ご希望の方はご自由にお使い下さい。

Pour un monde meilleur (よりよい世界のために)

Pour un monde meilleur
http://www.sports.fr/fr/cmc/plus_de_sport/200814/pour-un-monde-meilleur_174679.html

2008年4月2日水曜日

イスキア

3年連続でイタリアのイスキア島に来ています。温泉で有名な島ですが、仕事以外の時間は島内をバスで巡って、風光明媚な場所を探している感じ。日本人は全くいないので、本当に外国に来たという印象です。ひょっとすると、日本人で初めて足を踏み入れたかもしれない場所に行くと、わくわくします。


サンタンジェロ

サンタンジェロ

2008年3月25日火曜日

今期の冬は・・・

今期の冬は、暖房温度の設定を19度にして過ごしました。それまでは23〜25度だったのですが、「少々肌寒いかな」という日が数日あった程度で、気にはなりませんでした。
別に地球温暖化に一人で立ち向かうつもりは無いのですが、外気温に比べれば部屋の中は何度も高いわけで、あまり不便はないという結論です。要するに慣れの問題。
ただ、電気料金は例年の冬とそれほど変わっていないので、完全従量制ではない+暖房だけに使っているわけではないという理由を別にしても、地球温暖化の対策にそれほど貢献しているわけでもないようです。

D社のノートPC

先日お客様手配のD社のノートPCのセットアップ作業を行いました。私の会社では「お勧めできない」ランクのメーカーなのですが、今回はお客様手配なのでやむを得ず。
で、箱から取り出して、Windowsの最初の設定を行った時点で、7台中2台がブルー・スクリーンでシステムダウン。これってどういう品質でしょうか・・・。

2008年3月20日木曜日

シグマ28-300mm F3.5-6.3 Part II

EOS 20Dボディに使用できず、修理に出していたシグマ28-300mm F3.5-6.3が工場から返送されて来ました。問題無く使えるようになりました。今回のケースではシグマは無償修理対応してくれます。

シグマ 28-300mm F3.5-6.3 DG MACRO キヤノン用


2008年3月13日木曜日

憧れの職業

憧れの職業というのは誰にでもあると思います。その職業は、(1)お金さえあれば成れるもの、(2)本人の努力次第で成れるものの他に、(3)どう考えても成れそうにないものもあると思います。
私の憧れの職業は(3)に該当しますが、「フライト・ディレクター」です。

もちろん、宇宙開発のフライト・ディクレクター。正確には職業と言うよりはポジションですが、先日のスペースシャトル・エンデバー号(STS-123)の打ち上げの際に、各セクションにGO / NO GOをポーリングしてく様子は格好良かったですね。

"PTC?" ... "PTC, Go."
"LPS?" ... "LPS, Go."
"Houston Flight?" ... "Houston, Go."
"MILA?" ... "MILA is Go."
"STM?" ... STM, Go."
"Safety Console?" ... "Safety, Go."
"SPE?" ... "SPE, Go."
"LRD?" ... "LRD, Go."
"SRO?" ... "SRO, Go."
"And CDR?" ... "CDR, Go."


ゾクゾクします。

2008年3月11日火曜日

スペースシャトルSTS-123打ち上げ

国際宇宙ステーションに設置する日本の実験モジュール「きぼう」の船内保管室を搭載し、土井宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル・エンデバー号が日本時間の11日15:28に打ち上げられました。今日からつくばでの「きぼう」の管制も開始です。

それにしてもNASA TVの中継(インターネットでも視聴可能)を見ていると、管制のやり取りが一般視聴者にも“筒抜け”で、臨場感が違います。JAXAのHIIロケット打ち上げでは、“スタジオ”のナレと“公式”カウントダウンのアナウンスしか聞けないので、“丸められた”情報しか一般には届きません。
この辺りは見習うべきと感じました。


打ち上げ前のエンデバー








映像はいずれもNASA

2008年3月10日月曜日

シグマ28-300mm F3.5-6.3

むかし買ったシグマの28-300mm F3.5-6.3 DG MACROを、EOS 20Dに取り付けてテストしてみたら、動かないことに気づきました。開放F値が00となって、撮影不可能。以前EOS 10Dに取り付けて撮影したことがあったので、ROMの不整合と直感しました。シグマのサポートに連絡したら、「現在でも無償対応可能」とのこと。早速シグマに送って、修理を依頼しました。

別の事象ですが、銀塩を使っていた頃、トキナーの100-300mmF4を買ったばかりのEOS 3に取り付けた時、やはり動かなかった経験があります。レンズ内部のROMを交換してもらって対応しました。
レンズメーカー製の製品を買うと、時々こういうことがあります。

ちなみに、上記シグマの28-300mmは、現在店頭に並んでいる製品は既に対応済みとのことです。

2008年3月7日金曜日

イエローカードを乱発して自らレッドカード〜家本審判

先の2008ゼロックス・スーパーカップ鹿島vs広島戦の主審を務めた家本審判が、無期限でJリーグの試合から外されることになりました。この試合で11枚のイエローカードと3名の退場者を出したのですが、その判断に疑問が投げかけられていました。また、久保が倒されたPKの判断、PK戦での鹿島GK曽ヶ端の2度のセービングをやり直しとするなど、物議を醸す判定もありました。
※ただし、PKやり直しは副審の判断を家本主審が受け入れたもの

私は、家本審判個人を糾弾するのは本意ではないのですが、そもそも家本審判に問題があって、2006年に「レフェリングに一貫性がない」として1ヶ月の研修に出されたのは何だったのか?と疑問を感じざるを得ません。つまり、日本サッカー協会(JFA)の研修は、その内容といい、復帰させる判断といい、どうだったのかと。
家本審判の能力に問題があるのだとすれば、JFAがスペシャルレフェリーに採用する規準が問われますし、彼が能力を発揮できないでいるとすれば、それこそJFAの研修に疑問を感じます。

アジアのレフェリングはレベルが低い、と言われないためにも、災いを転じてレベルアップに努めてほしいと思います。家本審判をクビにして「はいオシマイ」という事態だけは避けてほしいものです。

毎日新聞
サッカー:家本主審問題…当面、試合から外す 日本協会
http://mainichi.jp/enta/sports/soccer/news/20080307k0000m050097000c.html

2008年3月3日月曜日

スターバックス考

アメリカのスターバックスが先月26日、全米の7100店舗を一斉に閉店して、スタッフの研修を行いました。「涙が出るほど苦くて濃い」と不評なので、美味しいエスプレッソを作るためにもう一度訓練するというもの。

私は個人的には苦くて濃いタリーズの方が好きなので、このニュースはいまひとつピンと来ませんが、アメリカ人がコーヒーに入れる砂糖の量は半端じゃないし、マクドナルドがコーヒーランキングトップという結果を聞いて、それも呵るべしと思いました。
私が今まで味わったスターバックスは、日本、アメリカ、イギリスそしてスペインの4カ国ですが、一番美味しかったのはアメリカです。いや、スターバックスだけでなく、アメリカのイタリアン・レストランで出されるエスプレッソは香りといい、味といい、本当に美味しかった。逆に、日本で飲むエスプレッソは本場と言われているイタリアのカフェに近い味です。ある意味、日本は良いセン行っているわけですが、でも、アメリカの方が美味しい。

ちなみに、スペインではカフェ(バール)で1ユーロ弱でエスプレッソが楽しめます。トールサイズのカフェラテが3ユーロを超えるスターバックスは商売になるのか?と思いますが、ヨーロッパにはアイスのコーヒー飲料が無いんですね。まして、フラペチーノはスタバだけです。暑い時にはやっぱり重宝します。
ただ、スペイン在住氏に聞いたら、「そういうときはカフェと氷をオーダーするんだよ」と教えてくれました。在住氏はそれを注文して、目の前で混ぜてアイス・カフェにして飲んでいました。なるほど・・・。

☆私個人のエスプレッソ・カフェ・ランキング
1 タリーズ
2 セガフレード・ザネッティ
3 スターバックス
4 カフェクロワッサン
5 エクセルシオール
6 ドトール
※評価の基準はカフェラテによる

2008年3月2日日曜日

空気が読めない審判〜2008ゼロックス・スーパーカップ

2008ゼロックス・スーパーカップは、J2のサンフレッチェ広島がタイトルを手にしました。まずはおめでとうと言いたいと思います。昨シーズンは、豊富なタレントを揃えながらまさかのJ2落ちになりましたが、今年きっとJ1に帰って来ると思います。スーパーカップでの試合を見ていて、その可能性を十分に感じさせるものがありました。特に、久保が投入されたあたりから試合の流れが変わりました。私は、久保が倒されたPKは誤審だと思いますが、誤審を非難していたらサッカーの試合はできません。久保の気迫がPKを呼び込んだのだと思います。また、敢えて広島に残った佐藤の気合いのヘッドも良かった。

それにしても、今回の試合の審判は空気が読めていませんでした。最初のイエローカードを出した時点で、何か歯車が狂った感じ。次々にカードを出して、気がつけば3人の退場11枚のイエローカードという結果。「そんなに荒れた試合だっけ?」という感じです。鹿島は積極的なプレスとボール運びで効果的な攻撃をしかけていたし、広島も久保投入以降はチーム一眼となった攻めが功を奏していました。確かに、激しい当たりはあったものの、カードを乱発するほどのものでは無かったと思います。
ただ、鹿島のファンとして敢えて鹿島に苦言を呈したいと思います。まず最初に退場になった岩政ですが、自分が1枚イエローをもらっている立場なのですから、無意味なファールは避けるべきです。あの2枚目のイエローは私もやむを得なかったと思っています。また、カードを乱発する審判と言うことは分かっているのに、試合終了後に抗議して大岩は2枚目で一発レッドで退場になってしまいました。開幕戦はセンターバック2人が出場停止です。ここは冷静になって欲しかった。大変失礼ながら、ゼロックス・スーパーカップ程度の試合でカードが累積しては、これから長いリーグ戦を考えると厳しいものがあります。審判は、天候やピッチ状態と同じく環境要因です。選手やチームの力で変えることはできません。その環境に応じた試合をしてほしいものです。
さらに問題なのは、鹿島側の数名がピッチに乱入したこと。私は敢えて彼らを“サポーター”とは呼びませんが、試合の内容がどういうものかは分かっているわけで、鹿島が実力的に広島に劣っていたわけでもない、来週の開幕戦を占う上で、鹿島の仕上がりは満足できるものだったわけです。結果は満足できませんが、内容は良かったと思います。空気の読めない審判がいるからと暴れていては、ますますサッカーの試合はできません。結果がどうあれ、チームや選手を応援する広島のサポーターの爪のあかを煎じて飲んでほしいものです。
PS
【訂正】試合終了後の鹿島・大岩の退場は一発レッドカードによるもののようです。
PPS
Jリーグ
��008ゼロックス スーパーカップにおけるサポーターのピッチ内進入について
http://www.j-league.or.jp/release/000/00002384.html

2008年3月1日土曜日

玉虫厨子について感じること

新しい「玉虫厨子」が完成したというニュースが報じられました。昔は玉虫は結構見かけていたのですが、最近は全く見ません。また、“玉虫色”という政治用語で、イマイチ印象が悪いのです。ただ、実物の玉虫は本当に奇麗。その玉虫数万匹を殺して作った「玉虫厨子」って、玉虫より奇麗なんでしょうか?

殺生を忌む仏教の始祖・釈迦牟尼に代わって、玉虫たちにお詫びしたいと思います。

毎日新聞
玉虫厨子:1300年前の輝き再び 法隆寺で復元、公開
http://mainichi.jp/select/today/news/20080302k0000m040089000c.html

はい、私は偽者です。今夜はチキン・ソテーを作って食べました。殺生を忌む仏教の始祖・釈迦牟尼の名前を勝手に使ったことをお詫びしたいと思います。

2008年2月26日火曜日

高知駅が新装

2月26日に高知県の高知駅が新しい駅舎で営業を始めます。私は高知に行くのは飛行機利用なので、何年も高知駅を利用していませんが、土讃線で南北に分断されていた高知駅周辺が高架化されて往来がスムーズになります。この影響がどう出るかは私が論評するべきことではないですが、イオン高知ショッピングセンターがある北側へのアクセスが便利になることにより、南側(帯屋町商店街や高知大丸がある)が相対的に地盤沈下してしまう虞れもあります。

ところで、この新高知駅に、JR四国では始めてとなる自動改札機が導入されるという報道がありました。いまや日常的に使っている自動改札機ですが、これまで四国のJRの駅には無かったわけです。その方が逆に驚きですが、地方の現状とはそういうもの。このことに象徴されるように、地方のインフラは整ってないわけで、東国原宮崎県知事が「道路整備が遅れている」とテレビで力説しているのも、その主張に一理はあるわけです。
ただ、その主張の中身は、「九州の西側に比べて著しく遅れている」というもの。地域活性化のために企業を誘致しようとしても、道路に代表されるインフラが整備されていないと、来てくれないといういうわけです。そのためにも、道路特定財源は必要だし、暫定税率ももちろん必要だと。結局、「他と比べて」という議論はどこと比べるかによるわけですが、東京や大阪、そうは言わないまでも福岡や北九州と比べるとなると、それらの都市が「道路整備はこれでオシマイ」とならない限り、いつまでたっても追いつけるとは思えません。だとすると、道路を造る税金は10年どころか、100年でも200年でも「真に必要」となるはずです。それが国民の選択であれば、それはそれで良いのですが、果たして医療や教育、福祉を切り捨ててでも道路を作ることが政策的に「必ず」優先するべきものなのか、疑問に感じざるを得ません。
高知県も、「高速道路は必要」という主張に与している側ですが、私個人の意見では、高知県は高知県のコンテンツを強化すべきであって、他に追いつくまで走り続けるような政策は結局ゴールに辿り着けないし、途中で倒れてしまうような気がしてなりません。
とさあち
新高知駅へ来てみいや!
http://www.tosasearch.com/08kochieki/08kochieki.htm

2008年2月25日月曜日

なでしこジャパン優勝(東アジアサッカー選手権2008)

日本サッカー女子(なでしこジャパン)が24日、中国と優勝をかけて最終戦を戦い、日本3-0中国で三連勝で見事優勝しました。なでしこジャパン始めてのタイトル獲得です。
前日の男子が優勝を逃しているだけに期待が高かったのですが、安心して試合を見ていられました。初戦の北朝鮮戦で内容が悪いなりにも勝てたことで、波に乗った感じです。澤のシュートも良かったし、あれでチーム全体の雰囲気が一気に良くなりました。ここは、同じく初戦の北朝鮮戦で苦しんで引き分けにもつれた男子と対照的です。結局、この差が最後まで影響したと考えられます。
なでしこジャパンは日本のサッカー史に新しいページを付け加えました。この後、オリンピックでの活躍が楽しみです。

今日の試合については完勝と言っていい内容でした。特に3点目の大野のクロスに合わせた永里のヘディングは良かった。宮間から大野へのパス出しも良かったし、永里のポジションニングも良かった。
敢えて今後のために課題を見つけるとすると、高さのある相手にどう対処するか、だと思います。中国はフランス人・ロイセル監督の方針で繋ぐサッカーを指向していると見受けられますが、仮に高さを活かして前線に放り込んでくるサッカーをしていたら、かなり厳しい戦いになった可能性はあります。今日の試合でセットプレーからのチャンスが少なかったことと合わせて、対策を考えておくべきでしょう。
あとは、イージーなパスミスをしないこと。日本はパスサッカーが特長なので、ピッチの状態に左右されがちという弱点も持っています。今年のオリンピックも中国開催ですが、果たして日本と同じレベルのピッチなのか、疑問です。ピッチの状態に柔軟に対応できる態勢にしておくことも重要です。

2008年2月23日土曜日

2月20日の皆既月食

先日2月20日に皆既月食がありました。これを、私は一般のニュースで知った次第。日本で見られなかったとは言え、困ったものです・・・。以前の記事「天文年鑑」で、天文シミュレーターとインターネットのお陰で利用する機会が減ったと書きましたが、いつでも情報が手に入る状況だと、逆に情報に疎くなってしまいます。そんなことを考えつつ、実は2008年版をまだ買っていないのでした・・・。

そう言えば、今日は超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」の打ち上げが予定されています。僻地でも離島でも超高速のインターネットが利用できる環境を整備するそうですが・・・。(因に、この記事を書いている時点でカウントダウンが中断しています)

最後は環境ではなく、人だと反省しました。

NASA - Total Lunar Eclipse: February 20, 2008
http://sunearth.gsfc.nasa.gov/eclipse/LEmono/TLE2008Feb21/TLE2008Feb21.html

PS
JAXAの超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」は17:55に無事打ち上げられました。
JAXA きずな特設サイト
http://www.jaxa.jp/countdown/f14/index_j.html
WIRED VISION
日本の超高速ネット衛星『きずな』から米国が学ぶべき点
http://wiredvision.jp/news/200802/2008022620.html
※リンク先の記事にツッコミが入っていますが、一般向けのISPインフラ用としての衛星と、「きずな」は別物と考えた方が良いと思います。WildBlueはかつて日本でNTTサテライトコミュニケーションズがサービスを提供していたMegaWaveに近いもの。「きずな」は試験衛星であるとともに、超高速回線を提供します。用途としては、僻地や離島の地域をまとめてインターネットにつなぐとか、高度医療などの特殊なアプリケーションが想定されています。一般の人が衛星に直接つないでネットサーフィン(ほとんど死後)することは想定されていないと思います。

2008年2月20日水曜日

日本対中国(東アジアサッカー選手権2008)

東アジア選手権の日本対中国は1-0で日本が勝ちましたが、厳しいアウェイの試合をよく戦ったと思います。中国のひどいラフプレーや北朝鮮審判のあからさまな中国寄りのジャッジを見ていると、「東アジア選手権に出場する意味って何だろう・・・」と首を傾げざるを得ませんでした。東アジアのサッカーのレベルを向上させる目的だったはずですが。

ただ、私個人としては、この試合のMVPをゴールキーパーの楢崎にあげたいと思います。判断の良い飛び出しで中国の得点機をつぶし、中国のラフプレーに対して涼しい顔で対応していました。もちろん、内心でははらわたが煮えくり返る思いだったのかも知れませんが、それが大人の対応というもの。
国際的に見て、この試合がどういうものだったかは議論の余地が無いと思うし、それを撥ね返して勝利したのは、日本のメンタル面を強くする意味で、結果的にはプラスに働いたと思うと同時に、日本のレベルを世界に知らしめることになったと思う。

あとは、安田をはじめ、選手の怪我が大したこと無いことを祈るのみです。

PS
安田選手本人のブログによれば大したことなかったみたいで、ほっとしました。
いずれにしても、選手と監督はやるべきことをやりました。あとは、日本サッカー協会がやるべきことをやる番です。
LIRIONET [BLOG] Michihiro Yasuda
http://blog.lirionet.jp/yasuda/

2008年2月14日木曜日

NTT西日本との対話

昨日現場に出ていて、ADSL回線の開通確認のためにフレッツ・スクウェアに接続しようと思ったのですが、お客様先で資料が無く、IDとパスワードを聞くためNTT西日本のサポートに電話。

私:「お世話様です、フレッツ・スクウェアへの接続IDとパスワードを教えてほしいのですが。ADSLは既に開通済みです」

NTT:「IDとパスワードはプロバイダーにお問い合わせ頂けないでしょうか?」
私:(インターネットと勘違いしている・・・)「そうではなくて、御社のフレッツ・スクウェアへの接続IDとPWですが」
NTT:「インターネットの申し込みはされているのですか?」
私:(ぜんぜん分かっていない・・・)「ですから、そうではなく、フレッツ・スクウェアです」
NTT:「ふれっつ・すくえあ・・・ですか」
私:「もしフレッツ・スクウェアが何のことかお分かりにならないのでしたら、別の方に代わって頂けますか?」
ここまで15分。しかし、フレッツ・スクウェアを知らないサポートってどうなんだ、と思いつつ、別の人との会話が始まる。
私:「フレッツ・スクウェアに接続するためのIDとパスワードを教えてほしいのですが」
NTT:「えーと、フレッツ・スクウェアですかねぇ。それは○○・・・」
私:(いきなりフレッツ・グループのIDをしゃべりだすNTT)「それはフレッツ・グループのIDです。そうではなくて、フレッツ・スクウェアです。」
NTT:「端末で検索しても、出てこないんですが・・・。折り返しかけさせてもらっていいですか?」
会話を大幅に端折っているので、これだけですが、全体で30分くらい延々と問答が続きました。そして、折り返し電話のボイスメッセージには、
NTT:「どのフレッツ・スクウェアのことか確認させて頂けませんでしょうか・・・」
とのこと。フレッツ・スクウェアが複数あるという話は初耳ですが、いやはや、NTT西日本のサポート体制も困ったものです。
因に、別ルートでフレッツ・スクウェアのIDとパスワードを知ることができました。
ID:flets@flets
PW:flets
です。(備忘のため)
これはフレッツが開通した時にNTT(東/西)から届けられる取扱説明書に書かれています。今回はお客様先でその資料が無かったためのトラブルでした。
なお、別ルートで知ったID/PWでフレッツ・スクウェアに接続でき、回線そのものの疎通はできていることが確認できました。ただ、ADSL回線が不安定であることが判明。NTT西日本に回線調査に来てもらう手配をしました。
PS
NTT東日本のフレッツ・スクウェアには、
ID: guest@flets
PW: guest
でアクセスする。

2008年2月12日火曜日

U.S. Marine Crime

I strongly protest against the crime that a U.S. marine commited in Okinawa in Februay 2008. Since People of Okinawa have been suffering harm from crimes by the U.S. military, many Japanese felt “again” the U.S. did it. If the U.S. military won’t be able to cease crimes, they should leave from Japan right now.

2008年2月11日月曜日

倖田來未発言問題

倖田來未さんのラジオでの「35歳を過ぎるとお母さんの羊水が腐ってくる・・・」という発言が批判を受けています。主にネットからの発信が多いようで、それをマスコミが受けて煽っている印象も無きにしもあらずという印象です。それにしても、日本人は常に誰かをバッシングしていないと気が済まないようです。テレビに出てくる人物で、有名であればあるほど格好の対象になります。



私はこの件を聞いて最初に思い浮かべたのは柳沢元厚生労働大臣の「子どもを産む機械」発言。これは思わず本音が出たという印象でしたが、今回は倖田來未さんが本当にそう信じて発言したかは疑問に思っています。むしろ、私はその発言から無知を感じました。無知の者に対する執拗な攻撃、これは私がヘキサンゴン現象と名付けようと思っている現象に通じるものがあります。最近の日本の笑いは、無知な者、不器用な者を攻撃して楽しむという卑屈で鬱屈したものになりがちと感じているのです。
逆に言えば、それだけ日本国民が出口の見えない閉塞状況に追いやられ、何者かを攻撃して感情のはけ口にしているという不健全な現状を反映しているとも言えます。“格差社会”と言われる社会状況で、低賃金で働かされる不安定な雇用に就労する人が増え、老後の年金はもらえるかどうかあやふや、物価は上がり、好景気も一般国民には実感が湧かない、そういう状況です。
やっぱり、日本も捨てたものじゃないと感じさせるような希望の持てる社会を作っていくべきです。マスコミはネガティブな事象をとりたてて報道します。一例を挙げると、OECDによる生徒の学習到達度調査(PISA)で日本が大きく順位を下げたと報じられ、これは「ゆとり教育」の弊害で小中学生の学力が低下した、と一般に認識されるようになりました。事実をみれば、確かに順位は下がっていますが、PISAのレポートでは「日本はトップグループ」と紹介されています。また、常に上位にいるフィンランドは日本で言うところの「ゆとり教育」を行っています。色々なファクターと解釈がある事象の一つの断面だけを取り上げて強引に結論を出すと、往々にしてそれは間違った判断を下すことにつながります。
この強引な結論の導き出しと、無知が重なると、例えば高齢出産はリスクが大きい(これも最近の医療技術の進歩等によって事実に反する)→若いうちに子どもを産んだ方が良い→“羊水が腐る”と、いつの間にかなってしまいます。
確かにマスコミにも責任があるのですが、受け手の国民の側も注意していないと、間違った論理と結論に導かれて悲惨な状況に追いやられる可能性があります。
ただし、倖田來未さんの発言を聞いて、世の中には言って良いことと悪いことがある、という常識を持たない大人が増えてきているのか、という現状にも唖然としてしまいます。

2008年1月31日木曜日

ぷららの“新”迷惑メール振り分けサービス

ぷららの提供している「迷惑メール振り分けサービス」が今日(2008/1/31)から新しいシステムに変わりました。ぷららのサポートの人は否定していましたが、IronPort Anti Spamを採用した模様です(メールヘッダーに今日の着信分から X-IronPort-Anti-Spam-Filtered 等が付くようになったので間違いないと思います)。

しかしながら、以前に比べてスパムメールがより多く着信するようになりました。これではたまらないので、別のメールサーバーを経由させ、2段階でスパム判定させ、X-Spam-Flagのフラグをみて「メールリジェクト」を使って受信を拒否する設定に変更しました。

スパムメールとの戦いはまだ続きます。

2008年1月29日火曜日

ハンドボールオリンピック予選再試合

ハンドボールには全く感心が無いのですが、連日のニュースで取り上げられるオリンピックハンドボールの予選再試合。いかにも日本人好みのストーリーだと感心します。悪代官(AHF、中東の笛)に虐げられる日本選手、そこに出てくる黄門様(IHF、会長)。まるで時代劇です。

ここは災いを転じてハンドボールの感心が集まったことを契機に、日本での発展を大いに望みたいところです。
ただ、個人的には明日のキリンチャレンジカップ2008、日本 vs ボスニア・ヘルツェゴビナの方が気になっています。ハンドボール男子予選と会場もすぐ側、同時刻開催ですけど・・・。

PS
ハンドボール男子予選は韓国に敗れましたが、サッカーはボスニア・ヘルツェゴビナに3-0で快勝しました。前半は攻めていたものの得点が入らず、また巻が負傷退場してしまうハプニングもありました。しかし後半、日本の良い攻撃が実を結びます。中澤がこぼれ球に反応して初得点。その後山瀬の2回のタイミングの良い飛び出しで2点を加えました。来週のワールドカップアジア三次予選に向けて良い発進になったと思います。

2008年1月24日木曜日

キヤノンの反撃 - EOS Kiss X2

昨年(2007年)のデジタル一眼レフ業界のニュースと言えば、ニコンがキャノンを抜いて販売台数シェアでトップに立ったこと。Nikon D3やD300はキヤノンユーザーの私から見ても魅力的でした。
そして、今年、キヤノンが反撃を開始するようです。シェアに大きく寄与する入門機でEOS Kiss X2を今日発表しました。より軽く(本体475g)、より画素数アップ(1220万画素)で登場です。DIGIC III搭載で、ライブビューにも対応しました。個人的には画素数が大きいのは性能が良いこととは別問題との意見の持ち主ですが、市場の反応を考えればやむを得ないのかも知れません。また、キヤノンのデジタル一眼レフで始めてメディアがSDカードのみになりました。今年も、目が離せません。

キヤノンニュースリリース
12.2メガピクセルCMOSセンサーを搭載した普及型デジタル一眼レフカメラ
さらなる高画質を追求し進化を遂げた“キヤノン EOS Kiss X2”
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2008-01/pr-eoskissx2.html

ちなみに、同じく今日、ペンタックスからK20DとK200Dも発表されました。
PENTAX K20D
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2008/200801.html
PENTAX K200D
http://www.pentax.co.jp/japan/news/2008/200802.html

2008年1月23日水曜日

いよいよ「星つむぎの歌」CD発売

1月12日の山梨県立科学館でのお披露目の記憶も新しいなか、いよいよ2187名の方々によって紡がれた歌のCDが今日リリースされます。この歌が世代や国境を越えて広がっていくことを祈っています。

Ayaka Hirahara Official Web Site
http://www.ayaka-hirahara.com/

なお、1月12日の中継の模様のダイジェストを近日中にVOD(ビデオオンデマンド)で提供予定です。見逃した方はぜひどうぞ。詳しくは公式ホームページをご覧下さい。

宇宙連詩山梨版 星つむぎの歌
http://www.sannichi.co.jp/space-poem/



星つむぎの歌

ちなみに、「星つむぎの歌」は英語でA Song of Star Weaversだと思いますが、フランス語で何と表現すればいいか、ネイティブの方に聞いたらUne Chanson des Tisseurs d'Étoileという答えが返って来ました。
PS
ビデオオンデマンドが公式ページで2月7日から配信開始です。
http://www.sannichi.co.jp/space-poem/

2008年1月22日火曜日

ランチのおまけ

時々ランチを食べに行く和食屋さんに今年始めて行ったのですが、(いつもは出ない)デザートを出して頂きました。こういうのって、とっても得した気分になるものです。

2008年1月13日日曜日

「星つむぎの歌」完成ライブ&トーク

昨日(1月12日)山梨県立科学館で宇宙連詩山梨版「星つむぎの歌」完成ライブ&トークが開催されました。もしかしたら雪が降るかも、という天気予報があって、スタッフ・機材の移動や観覧者の来場について心配しましたが、幸い大きな崩れは無く、スムーズにアクセスすることができました。

当日はリハーサルの時から平原綾香さんが参加してくれて、この歌に寄せる熱意が伝わって来ました。さらに、第1部ではサプライズで作曲を担当した財津和夫さんが急遽駆けつけて、ミニインタビューに参加して頂きました。このプロジェクトに関わるアーティスト側からの見方が聞けて興味深かったです。

また、この第1部では選定者のみなさんも観覧されたわけですが、最後に全員で「星つむぎの歌」を合唱した時の一体感は他では得られない体験でした。

平原綾香さん、「星つむぎの歌」を披露(山梨日日新聞)
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2008/01/13/5.html



スペースシアターで調整中の筆者

2008年1月7日月曜日

21世紀の文明は文字を持たない?

私が常々感じていることですが、私が作成した文書や図表がいつまで“保つ”のか心配です。例えば、私はいまだに5インチの2Dフロップーディスク(FD)を持っていますが、それを読み取るドライブはもはやありません。そのFDには、CP/Mで動くCやPascalで書かれたプログラムが収まっています。あるいは、ワープロソフト(Super春望)で作成した文書もあります。それらを開くことはできないのです。これは僅か20年前の話。


「デジタルで記録する」ということが、データが劣化しないので無限に情報が存続すると勘違いしていたのはつい最近までの話で、例えば最も普及しているCDの寿命も30年程度、どんなに長く見積もっても100年は保ちません(これは保存状態による。窒素封入した乾燥環境ではもう少し保存期間が延びるかも知れません)。
いや、デジタルだけの話ではなくて、私はいまだにβマックステープを持っていますが、いつまで再生可能な環境が続くのか・・・。映像記録だけでも、β、VHS、8mm、DVDと色々なフォーマットが出てきていますが、いまやブルーレイかHD DVDかという話。下位互換性を考えないわけではないのですが、やはり限界があります。
そして、いまやWeb 2.0とか言われる時代。私に言わせれば、Web 2.0の定義は「ローカルにデータを持たない」情報登録形式。ブログやSNSが代表格ですが、一所懸命(?)入力した文書や写真も、サーバーが壊れたり、運営会社が潰れればそれまでです。あるいは、本人が死亡してしまって、料金を払えなくなれば(場合によっては更新が途絶えて規約により)その時点で消去。
もしかして1,000年後に今の時代を発掘する考古学者がいたら、紙は酸性紙で跡形も無くなっているし、CDは加水分解でボロボロ、意味不明な金属とプラスチックの塊を見て、「21世紀の文明は文字を持たなかった」と結論づけるかも知れません・・・。一部が中性紙で印刷されているので、少しだけ残り、「ただし、一部の特権階級は文字を使った可能性がある」と。これではマヤ文明です。
そんなことを考えていたら、普及しているMicrosoft Office 2003でSP3(サービスパック)を当てると古い文書が開けなくなるという現象が起こることを知りました。ますます環境は厳しくなっていくわけです。
この文章そのものも、私がPlalaとの契約を何らかの理由で解除すれ(されれ)ばその時点で存在しなくなってしまいます。
WIRED VISION
『Office 2003 SP3』の「古いフォーマット排除」問題
http://wiredvision.jp/news/200801/2008010623.html
鬼籍のマイミク
http://wiredvision.jp/blog/yomoyomo/200804/200804301000.html

2008年1月1日火曜日

サッカー天皇杯決勝−鹿島アントラーズ優勝

例年通り、国立競技場にサッカー天皇杯(第87回全日本サッカー選手権大会)決勝を見に行きました。今年はJリーグで奇跡の逆転優勝をした鹿島アントラーズが久しぶり(5年ぶり)に決勝進出です。対戦相手は、Jリーグ2部に降格が決まったサンフレッチェ広島。しかし、いいサッカーをしているだけに油断はできません。

ただ開始早々、右サイドの内田のシュートが決まって、幸先の良いスタートです。広島の方は、攻め手が無い感じ。それでも後半、ボールを繋いで攻勢を仕掛けてきました。しかし、鹿島の堅い守備を崩すことはできず、逆に終了間際、途中出場の柳沢からパスを受けた同じく途中出場のダニーロが決定的な2点目を決めて、広島0-2鹿島で天皇杯に優勝しました。

10冠までが長かったのですが、11冠はあっという間に達成です。今期にも期待したいと思います。


ハーフタイムの国立競技場

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


Happy New Year 2008