2006年3月31日金曜日

NIFTY-SERVEサービス終了

今日でパソコン通信サービス(BBS)を最後まで行っていたNIFTYが、サービスを終了します。私が最初に入ったはPC-VANでした。最初の頃は300bpsという、今にしてみれば超低速の通信速度で、文字が表示されるのを目で追いかけることもできました。NIFTY-SERVEにも直後に加入しました。現在も当時のIDをそのまま持っていますが、明日から会員種別が強制的に変更されるようです。
もちろん、インターネットの普及でBBSの意味が余り無くなったことが理由ですが、それでも20年弱の間サービスを提供したのですから、それなりの感慨を持ちます。
さて、20年後の今日、どんなサービスが一般的になっているでしょう・・・。

ネイティブスピーカー

ネイティブスピーカーじゃないと、「ちょっと分からない」という引っかけ文があります。例えば、

I think that that that that that man used in that sentence was wrong.

タイトルは忘れましたが、昔読んだ本に載っていたフレーズ。もちろん、正しい文になっています。(意味は「あの人があの文章で使ったあのthatは間違いだと思う」)

逆に、日本語を流暢に話す外国出身者に下記の文を見せても意味が分からないようです。

わたしはははははなしたとおもった。

意図的にひらがなで書いている訳ですが、日本語を母国語とする人だったら問題なく分かると思うのです。
言葉って難しいなぁ、と再認識しています。

2006年3月29日水曜日

威風堂々な彼女

仕事で鹿児島に行った時、たまたま時間があって付けていたテレビで『威風堂々な彼女』(韓国MBC/鹿児島読売テレビ)の第1回目が放送されていました。

深夜作業だったりするので、昼間は逆に休憩時間ということもあるのです・・・

相当深刻な内容も含まれていて、その第1回目と、第2回目(いずれも部分的にしか見られませんでした)の放送からこの後どうなるか、気にしていました。東京に帰って来てTVKで放送していることを発見。ただ、既に放送回数が進んでいました。
そこで、例によってネットで追いかけることにしたのですが、深刻な内容があるものの、落ち込んだりする訳でもない、笑いあり、ネタあり、突っ込みどころ満載のドラマということを認識。さすが韓ドラと思いつつ、気がついてみたら結局最終回まで見てしまいました。

しかし最終回の最後でそう来るとは・・・。参りました。
このドラマの魅力のほとんどは主演のペ・ドゥナですね。

AII「ドラマ韓」威風堂々な彼女
http://www.aii.co.jp/contents/ifuu/index.html

ペ・ドゥナ Official Homepage
http://www.doona.net/

2006年3月25日土曜日

第21話 野いちごの味

皇太后は、ハン尚宮が居ないのなら競い合いをする意味は無いと言う。しかし皇后が、料理を作っている女官は明国の使者に勇気を持って野菜料理を出した信念の持ち主で、出された料理の味も良いのだから、皇太后の誕生祝いと言う趣旨も踏まえてそのまま競い合いを続けるよう主張する。王もそれに賛成する。皇太后も納得し、競い合いが続けられる事になった。
四品目は焼き物。チャングムは「松茸の焼き物」、チェ尚宮は「エビの焼き物」を出す。チェ尚宮の料理を見た皇太后は「普通のエビではないか」と言うが、ひとくち口にして驚く。味が全く違うのだ。料理は手間の分だけ美味しくなるもの、と王も感心する。チェ尚宮の勝ち。
その頃、監禁されていたハン尚宮は何とか脱出に成功し、ミン・ジョンホの手助けで宮殿に向かう。チョンホは付近の捜索を部下に命ずる。
五品目は肉料理。チャングムはハン尚宮が戻らないという事で、「やるしか無い」とヨンセンに言う。しかし、緊張のあまり手元が震える。チャングムが出したのは母の秘伝を使った鶏の料理。チェ尚宮はヨンジョ(子豚の肉料理)を出す。チェ尚宮は自信満々だが、チェングムの料理を口にした皇太后が驚く。チャングムはブクリュウカンというかまどの土を使って料理したと説明する。感心する一同。良い食材を使ったチェ尚宮に対し、普通の食材でおいしい料理を作ったチャングムの勝ちと判定される。
やっと宮殿に戻ったハン尚宮だが、競い合いの料理づくりをそのままチャングムに任せると言う。

六品目はビビンバ。チャングムはヨンセンの心配をよそに、釜のままでビビンバを出す。「無礼な」と怒る女官長。「何か理由があるのでしょう」と取りなす皇后。チェ尚宮はカニの醤油漬けビビンバを出す。チャングムの料理を食べた一同は、料理を温かいまま食べられるチャングムの工夫に感心する。王は絶賛する。今回もチャングムの勝ち。お互いに三勝三敗で、最後の菓子で決着がつく事になった。クミョンはチェ尚宮に、自分が作った菓子だから自信があると言う。一方チャングムも、一番の自信作という自負を持っている。チャングムは野いちごの砂糖漬け、チェ尚宮はツルニンジン揚げを出す。皇太后に競い合いでの最高の料理は何かと聞かれ、チェ尚宮は五品目のヨンジョと答える。チャングムは最後の野いちごの砂糖漬けと答える。チャングムは、自分が見つけて来た野いちごを美味しいと言って食べて亡くなった母親の話をし、庶民が食べる食べ物を美味しいと言って食べるよう王は民を見守ってほしいと言う。その話に感動する王。皇太后は、王がそこまでチャングムを褒めるのなら、競い合いはチャングムの勝ちとし、「ハン尚宮を最高尚宮に任命する」と宣言する。
競い合いが終わって、チョン最高尚宮は肩の荷が下りる。また、チャングムはハン尚宮の話から、何者かに拉致され競い合いの妨害工作があった事実を知る。その夜、退膳間の当番のチャングムにチョンホが声をかける。チャングムの言葉に感動したというのだ。「そう言われると身の置き場が無い」と照れるチャングムであった。
翌朝、ハン尚宮拉致の犯人がどうなったか気になったチョンホが役所に行くと、釈放されると言う。隊長に聞いても「お前の勘違いだ」と一蹴される。腑に落ちないものを感じたチョンホはカン・ドックから事情を聞き、また、ユン・マッケの料亭で芸者から話を聞く。その頃、同じ料亭でオ・ギョモがチェ・パンスルを怒鳴りつけていた。チェ尚宮が競い合いに負けて、水刺間への影響力が無くなっては司䈎院の担当である自分と、仕入れを独占しているパンスルの持ちつ持たれつの関係が成り立たなくなると言う。パンスルは、何とかして競合の結果を覆してほしいとオ・ギョモに依頼する。
チョン最高尚宮は皇太后に面会し、最高尚宮職を辞したいと申し出る。許可をもらった最高尚宮は、三日後にハン尚宮への引き継ぎの儀式を行う事にする。しかし、競合の結果に納得のいかないチェ尚宮は、各部署の尚宮たちに根回しをし、ハン尚宮の最高尚宮就任を阻止しようと画策する。そんな事を知らないヨンセンは、チョン最高尚宮との別れを惜しむ。また、最高尚宮はハン尚宮に上に立つものの心得を諭し、チェ尚宮に身を引くよう説得し、女官長にハン尚宮を支えてほしいと依頼する。
引き継ぎの儀式の日、チョン最高尚宮が式場に来てみると誰もいない。ただ一人ハン尚宮だけが立っていた。その頃、執務室で女官長に競合の結果に不平を唱える尚宮たちがいた。ミン尚宮は狼狽える。部屋を抜け出して仮病を使おうとチャンイと話しているところを最高尚宮に見つかる。事態を知った最高尚宮は、執務室に怒鳴り込む。しかしその時、最高尚宮は気を失ってしまう。
   ☆
チャングムの最高の料理は、母親が亡くなる時に食べた野いちごでした(第2話)。料理としての質はひょっとするとチェ尚宮の方が上回っていたかも知れませんが、一貫したテーマである「料理は真心」ということを強く印象づけています。皇后の発言が折に触れてチャングムを助けます。今後、皇后はますますチャングムに深く関わってきます。また、王がチャングムを絶賛します。これも後の展開を考えると面白い。
   ☆
今週の名言
「上に立つ者は毅然としつつも多少の融通を利かせなければならない」
次期最高尚宮に決まったハン尚宮をチョン最高尚宮が呼んで、ハン尚宮を諭して言った言葉。理想の上司ハン尚宮ではありますが、最高尚宮職は今まで以上に多くの部下を抱え、女官の各々の思惑の中で彼女らを取りまとめて行かなければなりません。料理の腕前(業務の実力)で重要な役職に就任する事になるハン尚宮ではありますが、マネージメントはそれだけでは勤まりません。その事を示唆した名言です。

2006年3月23日木曜日

航空機もβ版?

全日空のボンバルディアDHC8-400(Q400)機がトラブル続きです。私に馴染みの深い高知線で使われている機材なので、関心をもってニュースをウォッチしていました。高知新聞社の全日空へのインタビュー記事を読んで、「そういう事か」と再認識させられました。曰く「新型機はトラブル(初期故障)が無くなるまである程度時間がかかる」「通常は2〜3年だ」「ボンバルディア機は世界であまり飛んでいないのでフィードバックがあまり集まらない」「よってトラブル低減により時間がかかっている」
つまり、β版あるいはRC版という事でしょうか。以前のブログに「矜恃」と題して記事を書きましたが、航空機もそういう事だったのですね。私たち乗客はお金を払って航空機のバグ取りに協力している訳です・・・。

高知新聞社
「ボンバル機は大丈夫か 全日空に問う」
http://www.kochinews.co.jp/0603/060322evening02.htm#shimen2

「ボンバル機は大丈夫か 不具合 予見し防ぐ」
http://www.kochinews.co.jp/0603/060323evening02.htm#shimen2

2006年3月20日月曜日

カメラロボット−キヤノンA-1

私が最初に買ったカメラはキヤノンA-1でした。当時の「デジタルと言えば最先端」というイメージを最前面に出し、5モードAEを搭載して「絞り優先か」「シャッタースピード優先か」という議論を封じ込め、秒間5コマ撮影可能なモータードライブをオプションに用意した、キヤノンの技術の結晶という印象がしたものです。いま考えれば、当時ではプロユースとしても使えそうなスペックですが、「電池が無くなると撮影不可能(電池の消耗が激しい)」「プラスチックボディを採用」というネガティブな印象があだになって、アマチュア以外には浸透したという雰囲気がありません。

当時は「プロは電池が無くても使える機械式シャッター搭載が必須」「プロは金属製ボディを使う」という“常識”が人口に膾炙していました。(今にして思えば一種の都市伝説?)

また、その後も売れたカメラは相変わらずキヤノンAE-1(およびその後継機のキヤノンAE-1プログラム)のようです。
現在、デジタルカメラの時代になって、電池無しでの撮影ができないのは当たり前、エンジニアリングプラスチックの採用も当たり前ですが、ちょっと先走り過ぎのキヤノンをある意味象徴するような機種だったとも言えます。
このA-1はまだ私の手元にあり、問題なく動作していますが、修理も不可能な機種です。大事に使って行こうと思っています。

「プロスペックのカメラ」は、例えばキヤノンF-1がそうだったように機械式シャッターを搭載し、金属製ボディで作られています。プロ用の機種はどちらかと言うと保守的に設計されますから、当時の時代の境界(デジタル化、電子化、新素材の使用の移行期)ではあり得た現象でした。それを逆に捉えて、プロの使う機種という条件が語られるようになったのではないかと思います。
そもそも、プロでない人たちがプロ機材について議論しても無意味な気もしますが、当時はそういう時代でした。
因に現在は、プロよりすごい機材を持っているアマチュアの方はたくさんいらっしゃいます・・・。

2006年3月13日月曜日

セルフ・リペアー

突然アイロンが壊れました。サーモスタットが壊れたらしく、温度がどんどん上昇して、フューズが切れたようです。修理、と言っても2,500円くらいの品物。ヘタをすると修理代の方が高くつく可能性もあります。メーカーに電話して、「自分で直すから部品を売ってくれないか」と言ったところ、売ってくれるとの事。自分で直すと保証できないとか、いろいろ言われるかと思っていたのですが、スムーズに事が運んで満足です。

一昔前の使い捨ての発想から、直せる物は直して使う、という考え方にメーカーも切り替わりつつあるのは好ましい事です。そういえば、アップル・コンピューターも一部の部品についてはセルフ・リペアーを認めています。
逆に、頑だったのがデル・コンピュータ。「自分で直しても動作を保証できない」の一点張りで、取りつく島も無いという感じでした。(壊れたのはノートPCのキーボード。単純な交換で済むはずです)
これから生き残る企業と消えて行く企業の違いって、こういう所にあるのかも知れません。

2006年3月11日土曜日

第20話 誘拐

ハン尚宮は、ミョンイと一緒に埋めた甘酢の瓶から甘酢を取り出してその場を去る。入れ違いにチャングムがやって来て、甘酢を発見する。感慨深げに味見をするチャングム。ハン尚宮の部屋に戻って来たチャングムは「どこに行っていたの?」と聞かれるが言葉を濁す。競い合いの打ち合わせをする二人。ハン尚宮は「王様にパルゲタンを出す」と言う。チャングムも出したい料理があると言う。
チェ・パンスルは、チェ尚宮が実力で競い合いに臨むという話を渋々受け入れる。しかし、裏で何やら画策しているようだ。ユン・マッケを通じて姪のヨンノにハン尚宮たちの動きを探らせる。
ヨンノとヨンセンはお互いにチェ尚宮とハン尚宮のメニューを知っていると主張し、紙に書いて交換しようとする。相手の紙を見た二人は、お互いに相手を騙していた事に気づく。非難しあう二人。
ナジュテクはカン・ドックに赤蟻酒をハン尚宮に渡すように言う。「只で渡していいのか?」と聞くトックに、ナジュテクは思惑があると答える。「競い合いでハン尚宮が勝てば熟手として取り立ててもらえる、もし負けても王様が召し上がったという評判で酒が売れるようになる」というのだ。感心するトック。翌日トックはハン尚宮に冬虫夏草を届ける。ついでに前日ナジュテクから渡された赤蟻酒をチャングムに渡す。そして、「王様が召し上がったと言う証文を書いてほしい」と頼む。お茶を濁すチャングム。
ハン尚宮、チェ尚宮ともに食材を揃え、翌日の支度に備えて早めに休むという各々。二人が顔を合わせても言葉を交わす事は無かった。

その夜、ユン・マッケから何かの指示を受けるヨンノ。チャングムが休んでいると、ヨンセンが飛び込んでくる。ヨンノの動きが怪しいので食材を見に行ったら、鶏に食い散らかされているというのだ。言葉を失うハン尚宮とチャングム。ハン尚宮はこれから食材を調達に行くと言う。そして、チャングムに翌朝司饔院が開いたら、入手可能な食材をもう一度手に入れて、下ごしらえをするように指示する。ハン尚宮は宮殿を出て、盲目の魚商に魚介類の調達を依頼する。
カン・ドックとナジュテクがじゃれ合っているところに、ハン尚宮が突然訪問してくる。驚く二人。冬虫夏草が足りなくなったというのだ。冬虫夏草を求めて、ツテをたどるトックとハン尚宮。しかし、冬虫夏草は見つからなかった。最後に辿り着いた薬商で、翌朝主人が帰ってくるのを夜明けまで待つ二人。
朝になって薬商が帰り、無事冬虫夏草を手に入れる。港で渡し船に乗って帰路に立つハン尚宮。トックは魚介類の仕入れのため、ハン尚宮と別れる。しかしその時、ハン尚宮が渡し船の男達に拉致されるのを目撃する。慌てるトック。家に帰ってナジュテクに報告するが、要領を得ない。やっと理解したナジュテクは、ミン・ジョンホに連絡するように言う。そして、彼女はチャングムにこの事を知らせると言う。
トックはチョンホ宅で事態を説明するが、いっこうに要領を得ない。やっと理解したチョンホは捕盗庁の役人を連れて馬でハン尚宮を追跡する。
宮中では、ヨンノがパンスルの裏工作をチェ尚宮に報告する。「そんな事をしなくてもいいのに」というチェ尚宮。ヨンシン女官長を交えた直前の打ち合わせで、女官長はハン尚宮がいない事を問題にする。食材の仕入れのために宮殿を出ていると答えるチャングム。食材の管理もできないのでは、最高尚宮になる資格は無く、競い合いは中止すると言う女官長。チャングムは、ハン尚宮が戻ってくるまで自分がハン尚宮の代わりに料理を作ると言う。チェ尚宮は反対するが、チョン最高尚宮は「チャングムと勝負するのが嫌なのか?」と言う。意外にも、クミョンも最高尚宮に同意し、チャングムが代行する事に賛成する。女官長も結局競い合いを実施する事にする。女官長とチェ尚宮たちだけになった席で女官長は、戦わずに勝てたのに余計な事を言ったとクミョンを責める。しかし、ハン尚宮を待ったという慈愛の精神を喧伝できてチェ尚宮に有利だとも言う。だがクミョンの本音は、チャングムがボロボロになるのを見たかったからだった。
ハン尚宮から魚介類の仕入れを依頼されていた盲目の魚商が、取りに来ないのを心配して宮殿にやってきていた。偶然ナジュテクに出会い、魚介類をチャングムに渡すよう依頼する。魚介類は無事チャングムの元に届いたが、ハン尚宮が誘拐された事実を知る。
狼狽えるチャングムとヨンセンのところに、ミン尚宮が東宮殿厨房の知り合いから譲ってもらった食材を持ってくる。チャンイも牛バラ肉を失敬してきていた。自分たちで料理を作る決心をするチャングム。そして、ヨンセンに「手伝ってもらえるのはあなたしかいない」と言う。
いよいよ競い合いが始まる。一品目は粥。チャングムは「アワビの肝のお粥」、チェ尚宮は「5種の木の実の粥」(五子粥)を出す。チェ尚宮の勝ち。二品目は巻き物。チャングムは「メミルチョンビョン」(蕎麦の巻き物)、チェ尚宮は「ミョンテコプチルサミ」(魚の皮の巻き物)を出す。今度もチェ尚宮が勝った。三品目は冷菜。チャングムは母親(とハン尚宮)が埋めていた甘酢とニンニクのタレを使った「魚介の冷菜」(オスクチェ)、チェ尚宮は「鶏肉の冷菜」を出す。甲乙つけがたいという皇太后。そして「王に決めてもらおう」と言う。王は、味は甲乙つけがたいが、何十年も甘酢を大切にしてきた真心を酌んでチャングムの勝ちとする。
しかしこの時、皇太后はハン尚宮が顔を見せないのを指摘する。ハン尚宮は食材を仕入れるため宮殿を出ていると報告する女官長。それを聞いた皇太后は顔をしかめる。
   ☆
チャングムが窮地に陥った時、ミン尚宮とチャンイが助けてくれました。そして、ヨンセンが手伝いをしてくれます。今後、この4人はお互いを励まし合って宮中で活躍して行く事になります。
チャングムが二品目で敗れた「メミルチョンビョン」は、後でリベンジが果たされます(第39話)。
皇太后は何かの理由でニンニクが大嫌いになります(第38話)。
   ☆
今週の名言
「こんな夜更けに女房とも一緒に歩いた事は無い」
カン・ドックとハン尚宮が冬虫夏草を求めて走り回った時のトックの台詞。迷言か? 確かに怪しくなくもないですが、今回はトックが大活躍です。ヨンセンたち、チョンホも含めて、困った時に助けてくれる強力なチームの出来上がりです。

2006年3月10日金曜日

最も短い国名

最も短い国名は?小学生の頃の話題は「最も長い国名は?」でしたが。その頃からずいぶん時間が経ちましたので、国名も変わっているところが多いと思われますが、多分1位はイギリスのままでしょう。

#日本語表記で競っても余り意味が無いので、英語表記で比較する事にします。(日本語表記だと、カタカナが入ると有利?になる)

イギリス
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国

昔のソ連も長かったですね。
Union of Soviet Socialist Republics
ソビエト社会主義共和国連邦

本題の短い国名の方ですが、多分日本です。

日本国
Japan

以上、という感じ。共和国とか、民主主義とか、余計な(?)修飾辞が付かないので単純明快です。同位で、インドも。

インド
India

あと、スペイン。(スペイン語では、スペインは6文字になりますが、日本、インドともに5文字で変わりません)

スペイン
Spain

次点はカナダ。

カナダ
Canada

包括的に調べた訳ではないので合っているかは不明ですが、思いつく限りでは日本が最も短い国名を持っている、という事で良いようです。

因に、アルファベットで最初に来る国はアンドラ(Andorra)です

私の勘違いで、アフガニスタン(Afghanistan)が最初。アルバニア(Albania)、アルジェリア(Algeria)と続いて、アンドラ(Andorra)は4番目でした。
アルファベットの最後はジンバブエ(Zimbabwe)。

2006年3月6日月曜日

寿司パスタ

以前Madridに行ったとき、現地で盛況だったのが和食系レストラン。しかし、私の常識とは相容れないものもあります。特に驚いたのが寿司パスタ。にぎり寿司とパスタ(スパゲッティ)がセットで出てくるのです・・・。あり得ない。
スペインに限らず、ヨーロッパは日本ブームらしいですが、その内容は惨憺たる有様のようです。Parisの友人から伝わって来る情報も「何だかなぁ」というものが多い。
ここで一つ本物を・・・と思わないでも無いですが、本物が商売として成り立つかは別問題なので、難しいところです。

今日のJ-WAVEの放送(GROOVE LINE)を聴いて思い出しました。

市外局番変更

3月5日に私の会社の電話番号が変わりました。NTT東日本の市外局番変更に伴うもので、MA外からの発信では従来と変わりませんが。
最近の市外局番変更は桁ずらしが行われていて、今回もそうでした。
0426-20-**** → 042-620-****
これは何を狙っているかというと、MAで収容できる番号を増やすため。桁をずらしただけでは一見して番号を増やせないように見えますが、0や1から始まる番号が使えない制限が緩和されるのです。(0は市外発信のプレフィックス、1は特番−警察や消防など−に使われる)
例えば、0426局で使える局番は20〜99まで。しかし、042-6**にすると(6)00〜(6)99が使えるようになります。
最近は加入電話の加入者が減って来たと言われているのに、なぜ局番を増やす必要があるのかと思っていましたら、NTT以外の電話会社に割り当てる新サービスに必要、という事らしいです。

2006年3月4日土曜日

太陽と影−キヤノンEF

昔アルバイトでカメラを買おうとコツコツお金を貯めていたとき、ターゲットだったのはキヤノンEFでした。このCFが印象的なもので、陸上選手のスタートの瞬間を撮影しようと構えるカメラマンの視点からのもの。(しかし、撮影の直前にバッテリーチェックするというシュールな内容でした−演出としては理解できますが。確かに、あの赤色LEDの点滅はカッコ良かった)
また、このCFで印象的なのが「太陽と影」というコピー。シャッタースピード優先機として発売されたこのカメラは、30秒までの長時間露光を実現した電子シャッターと、高速側の機械式シャッターの両方を搭載(ハイブリッドシャッター)した野心的な製品でした。
結局、お金が貯まる頃にはキヤノンA-1が登場して、A-1を購入しましたが、ずーっと気になっていました。後日オークションで手に入れましたが、巻き上げの操作感がよく、また良く写るカメラです。ただ、悲しいかな、露出計を動かす(そして長時間側の電子シャッターを駆動する)ための電池が入手困難になっています。
普段の撮影はデジカメに移行しましたので、フィルムを使った写真は趣味の世界になりましたが、また使ってみたいと思っています。



キヤノンカメラミュージアム

キヤノンEF
http://web.canon.jp/Camera-muse/camera/film/1970-1975/data/1973_ef.html

その後の調べで、水銀電池H-Dの代わりに使用可能な空気亜鉛電池で1.35VのMRB625がWein Products社から販売されているようです。ただ、量販店で入手可能かは分かりません。

第19話 対決

オ・ギョモにチャングムの処分を促された明国の使者は、「これで食道楽は最後にする」と言う。スパイスの効いた料理に慣れていて最初は口に合わなかったチャングムの料理だが、日が経つにつれてその美味しさが分かり、体の調子も良くなったと言う。これからもチャングムと、師匠のハン尚宮に料理を作るよう言うのだった。軟禁から解放されたハン尚宮はチャングムに「あなたのせいで寿命が縮む」という。チャングムは「まるで最高尚宮様のようだ」と言うが、最高尚宮の様子が気になる二人。カン・ドックに依頼して様子を探りに行かせる。一方、チェ尚宮は立場を失ったものの、宮中に帰って無事に事態を収拾したと報告する。トックはハン尚宮の言いつけで、医者を連れて最高尚宮を見舞いに行った。ミン尚宮たちは病気が快方に向かっているが、最高尚宮は逆に悪化していた。最高尚宮はミン尚宮に処方された薬について調べるよう使いに出す。
その頃、チャングムは文定皇后に呼び出される。ウナム寺で保母尚宮(ポモサングン)を看取ったチャングムに様子を聞きたいというのだ。この時、明国の使者とチャングムの間で起こった事件の真相を知る皇后。

また、ミン尚宮は、最高尚宮に処方された薬が病気を治療するどころか、かえって悪化させるものである事を突き止める。医女を問いつめるミン尚宮と最高尚宮。最高尚宮はヨンシン女官長の仕業と察知し、手紙を書く。手紙で呼び出されたヨンシン女官長に対峙する最高尚宮。「自分を宮殿に戻すか、女官長が宮殿を追放されるか、どちらかを選べ」と迫る。
宮殿に戻った女官長は皇太后が呼んでいると知らされる。皇太后殿に行くと、皇后から事の真相を聞いた皇太后がチェ尚宮を激しく叱責している。女官長も事実を知らされておらず、チェ尚宮に「もはやどうしようもない」と告げる。
明国の使者は機嫌良く出立し、その場にチェ尚宮から「ハン尚宮とチャングムは宮殿に戻るように」との使いが来る。最高尚宮と病気が快復した女官たちも水刺間に戻り、喜ぶ一同。そこに皇太后がやって来て、明国の使者の件は競い合いと宣言していなかったが、競い合いがあったものとし、ハン尚宮の勝利を宣言する。そして、次回の競い合いで決着をつけると言う。
最高尚宮はハン尚宮、チェ尚宮たちを集め、最高尚宮に伝わる秘伝の書を明かす。チェ尚宮は既に読んでいるが、公平を期すためハン尚宮にも読むか尋ねる。ハン尚宮は、最高尚宮にだけ伝わる書なので、最高尚宮になったら読むと言い、申し出を断る。チャングムの母の遺言にあった秘伝の書を眺めるチャングム。
成均館の学田のニンジン横流しの件では、関係者の反応がおかしいと訝しがるミン・ジョンホと部下たち。大物の黒幕がいるのではないかと疑う。その場にカン・ドック夫妻が酒を届けにくる。トックがチェ・パンスルの経営する料亭の話をしていたのを思い出したチョンホは、そこに連れて行ってほしいと言う。チョンホは芸者にパンスルの客の情報を聞き出そうとするが、その場はうまく行かなかった。引き続き取りなすというトックに、「お願いします」というチョンホだった。
しばらくして、皇太后はハン尚宮、チェ尚宮たちを呼び出し、競い合いの課題を出す。3回目の課題は「無し」。つまり各自が、美味しく、体に良いものを心を込めて皇太后の誕生祝いに出すようにというものだった。チェ尚宮は、自らの失態で窮地に陥ったからには実力で勝つしかないと決心する。クミョンも同意。一方、ハン尚宮は、チャングムに手が震えていると指摘される。しかし、チャングムは「それでも信念は震えていないと信じている」と言う。ハン尚宮は、幼い頃「料理が上手だ」と後の親友に褒められた事が、この世界に入った理由だと話す。そして、その親友との約束を果たしたいと言うのだった。
ハン尚宮は親友ミョンイと一緒に埋めた甘酢の瓶から甘酢を取り出す。その時、ハン尚宮はミョンイの声を聞く。「王様へのお料理、パルガタンにしたら?」 一方、チャングムは母の日記を読み、甘酢の事を知る。甘酢を埋めた場所に走るチャングムであった。
   ☆
気難しいと評判の明国の使者が上機嫌です。チャングムの料理のお陰ですが、ここではチェ尚宮が不当に非難されすぎているような気も。使者の機嫌が良くなったのは結果論であって、山海の珍味で喜んでいたら、果たして「それでも王様にそういう料理を出すのか」と皆さんおっしゃったでしょうか?結果に左右されず、信念を貫いたハン尚宮とチャングムの心が使者に通じたという事ですけど。しかし、チェ尚宮たちは「策を弄するものは策に溺れる」を地でいくような展開になりました。明国の使者は「またいつ来るか分からないが・・・」との言葉を残します。ハン尚宮たちの評判は明国に伝わり、後に別の使者が訪れた時に「優れた女官がいる」と話題にしたらその場が沈んでしまいます。(第29話
ハン尚宮の親友であり、チャングムの母であるミョンイがつながりつつあります。もうすぐお互いの秘密を知る事になるでしょう。
   ☆
今週の名言
「料理人は料理に信念を持ち、必要なら王を正す勇気がなければならない」
水刺間の女官を集めて皇太后が一同に語った言葉。皇后の言葉の引用です。前回と今回でこのテーマが引き継がれています。私も仕事でコンサルティングをする立場になる機会も多いですが、お客様のためになる事でも、依頼者(あるいは依頼した部門)にとって一時的な不利益となる場合もあります。こういう時、契約を打ち切られる覚悟で私が正しいと信じる事を常に申し上げるよう心がけています。どういう仕事でも同じだと思いますが。