2006年2月26日日曜日

Canon EOS 30D

キヤノンからEOS 30Dが発表されました。20Dの後継機種です。今日実機を触ってきましたが、液晶画面が大きくなった以外20Dとほとんど違いを感じません。10D→20Dの時は大きく変わったのですが、今回はマイナーチェンジです。20Dのままでもいいような気がしますが、マーケティング的にはそうも行かないのでしょう。
私は5Dの高速版が欲しいのですが、秋に出るかもしれないと言われている新機種(噂レベル)の位置づけに興味があります。
��噂とは、5Dと30Dの間を埋めるもので、20万円台前半の価格設定。名称は7Dになるでしょうか。本当か嘘かは分かりません。私が欲しいのは5D markIIです。

手に持った感触は液晶ディスプレイの大きさの違い程度ですが、細かな機能アップが施されています。主なものとして、Pucture Styleの採用、ISO感度1/3段ステップの設定、スポット測光が可能、連続稼働時間が長くなった、などの点が挙げられます。また、実売価格も20Dの登場時よりは抑えられているようです。20Dの買い換えとまではいかないまでも、新たに購入する、あるいは買い増しとしては魅力的なスペックと価格です。
キヤノン EOS 30D
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/30d/index.html
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 30D レンズキット EF-S18-55mm USM

2006年2月24日金曜日

文章中にjavascript:void(0);が入る

最近記事を投稿した際に、文章中に
javascript:void(0);
が挿入されてしまう事象を何度か経験しました。ぷららのサポートにも連絡しましたが、「そういう事象は無い」とのこと。管理ツールのソースを見て、「記事の内容|拡げる|縮める」を制御する部分に該当するリンクが設定してある事を発見。ブラウザー依存だとは思いますが、MacOS XでFirefox 1.5との組み合わせではこういう事象があるかも知れません。(必ずしも再現性が無いのが不思議ですが)

PS
長文を書いていて、「保存」できず文章を失った事も何回かあります。セッションのタイムアウト時間が設定されていて、文章を書いている間にログイン状態を維持できなかった事が原因らしいです。最近は長文はテキストエディターで書いてCOPY&PASTEしています。しかし、それって・・・。

ぷららのサポートから連絡があり、「同条件で現象が再現しない」ので「環境固有の現象」だろうとの事。切り捨て御免でした。

2006年2月23日木曜日

霧の内之浦宇宙空間観測所

仕事で鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所に行きました。赤外線天文衛星「あかり」は無事打ち上げられましたが、最初の日程だった21日は天候悪化で延期になりました。打ち上げ日程が順延になったため、ほとんど2日連続の徹夜になったのは少々きつかった・・・。
でも、この衛星で宇宙の謎が少しずつ解けていくと思えば、なんと言う事もありません。



霧にかすむ34mパラボラ

2006年2月18日土曜日

第18話 料理人の信念

チョン最高尚宮が宮殿から退出になり、水刺間で女官たちにテキパキと指示を出すハン尚宮。そこへチョン・ユンス医務官がやってきて最高尚宮に相談したい事があると言う。最高尚宮不在のため各担当者に個別に相談するように答えるハン尚宮だが、それを聞いていたクミョンが裏工作を思いつく。対策会議に医務官を出席させるようチェ尚宮に言い、チェ・パンスルを通じて医務官に根回しをする。対策会議では最高尚宮の不在が問題になり、チェ尚宮の思惑通りの医務官の発言もあって、皇太后に最高尚宮の選任を進言する事になる。最高尚宮が不在では水刺間が運営できないと言うヨンシン女官長に対し、内侍府の長官は、病気の間に最高尚宮を交代させた例はなく、王の信頼も厚いのに暇(いとま)を言う機会も与えないのは問題だと反論する。皇太后は二人の意見を聞いて、チェ尚宮を最高尚宮代行にするよう決める。

最高尚宮代行に決まったチェ尚宮は、女官たちの前で疫病で人手が少ないが一致して仕事にあたるように言い、また、ハン尚宮とチャングムに太平館で明国の使者の接待にあたるように指示する。宮殿を出発するハン尚宮とチャングムはカン・ドック夫妻に出会う。ハン尚宮はトックに「チョン最高尚宮の具合を見に行ってほしい」と依頼する。その場にミン・ジョンホもいて、チャングムの体と仕事を気遣う。
太平館に着いたハン尚宮とチャングムは、トックに託されたチョン最高尚宮の手紙を読み、チェ尚宮たちの罠を知る。そこへ明国の使者が到着したとの知らせが入る。食通の使者を山海の珍味でもてなそうと食材を集めているところに医女が訪ねて来て、使者に薬を飲ませてほしいと頼む。使者は糖尿病で、明国からの長旅で症状が悪化しているらしい。それを聞いたハン尚宮は何かを考えている。
オ・ギョモらを交えた席で明国の使者ももてなしているところに食事が運ばれてくる。しかし、そのメニューは粗末なものだった。色を失うオ・ギョモたち。ハン尚宮を謹慎にし、料理を作り直すよう指示する。しかしチャングムは、糖尿病を患っている使者に山海の珍味は出せないと言う。体に良い野菜を食べるのはやぶさかでないが、まずいものは食べたくないという使者。5日の間チャングムが料理を作る事にし、もし体調が良くならなければ明国式の厳罰を科すと言う。
一方、その事実を知ったヨンシン女官長とチェ尚宮は、ハン尚宮が墓穴を掘ったと喜ぶ。そして、チェ尚宮とクミョンが太平館に行く事になる。しかし、厨房でチャングムは「5日間は自分が料理を作る」と主張し、チェ尚宮とクミョンは引き下がる。しかしチェ尚宮は「5日の後に山海の珍味で贅を尽くした宴料理を出す」と言い、オ・ギョモも賛成する。
5日の間、使者はチャングムの料理を食べ続ける。今ひとつ反応が良くない。そして、チェ尚宮の宴料理が出される。おいしそうに食べる使者。食事の後、オ・ギョモはチャングムに罰を出すように促す。
   ☆
食事療法は現在では常識。また、医食同源/薬食同源という考え方も古くからあったようですから、改めて言うまでもないハン尚宮とチャングムの行動ですが、冊封体制下の外交交渉の場では、それが歪められてしまう現実に直面します。信念の信念たる所以は、それを曲げない事に尽きます。
それにしても、太平館に事実上左遷されて、「どうしてそんなに落ち着いていられるのですか?」と尋ねるチャングムに、「落ち着いていないわ」と答えるハン尚宮はどう見ても落ち着いていました。しかし、上に立つ者は非常時にうろたえると部下が不安に思うもの。理想の上司ハン尚宮はそういう事を良く知っているのでしょう。
   ☆
今週の名言
「宮中に戻ったらお前にその座を譲るから一度やってみるがいい」
疫病で療養してるミン尚宮にチョン最高尚宮が言った言葉。ミン尚宮が「チョン最高尚宮様は最高尚宮になって思い残す事はないでしょうが、私はこのまま死んでしまうのかと思うと悔しい」と言ったのに答えた台詞。上には女官長がいて、中間管理職的な立場でもある最高尚宮。上に立つ者の難しさを表現しています。しかも、チョン最高尚宮は自ら望んでその地位に就いた訳でもないという背景もあります。
「料理人として体に悪いと分かっている料理は出せません」というチャングムの台詞が名言だとは思いますが、敢えてこちらを選択。チャングムの台詞はテーマなので。

2006年2月15日水曜日

Spitz社買収

業界の人でないとほとんど知らないと思いますが、アメリカの大手プラネタリウムメーカーにSpitzという会社があります。世界4大メーカーの一つとして知られていて、60年の歴史を誇りますが、今月同じくアメリカのEvans and Sutherland社(E&S社)に買収されるという発表がありました。E&S社は軍事シミュレーションの会社で、CGを使った戦闘訓練のシステム等を作っています。その技術を転用して、CGによるプラネタリウムを作るメーカーとしても業界では有名でした。
現在、アメリカではいわゆるデジタルプラネタリウム(CGで生成した映像をビデオプロジェクターで投影する方式)が流行していて、日本でも続々と設置されています。昔ながらの恒星原板を通した星像をドームに映して鑑賞する時代が移りつつあるという現象を象徴するニュースだと思いました。

PS
プラネタリウム4大メーカーは、

五藤光学研究所(日本)
コニカミノルタプラネタリウム(日本)
ツァイス(ドイツ)
スピッツ(アメリカ)

です。

全天周映像ブーム?(過去ログ)
http://cgi36.plala.or.jp/super_yo/imgdiary300/diary/bn2005_09.html

2006年2月14日火曜日

Madridの地下鉄

何年か前、Madridの地下鉄に乗った時、小さな子どもが私を不思議そうにずーっと見つめていた事がありました。たぶん初めて東洋人を目撃したのでしょう。確かにスペインに東洋系の人は少ないです。
当時は地下鉄のドアがほとんどが反自動式(レバーをひねって扉を開ける)だったのですが、私が出ようとすると「この東洋人は開け方を知っているのか・・・?」という車内の雰囲気をひしひしと感じたものです。
Madiridにはその後何回か行っていますが、さすがに、最近はそんな事も無くなりました。しかも、地下鉄の扉も自動式(日本と同じく駅で止まると自動的に開く)が増えています。
ただ、今でも戸惑うのは都市によって、駅によって自動改札の切符の挿入口が右だったり左だったりするする事。Barcelonaでははまりました。後ろのおじさんには顔を顰められるし・・・。

2006年2月11日土曜日

第17話 疫病と策略

ウナム寺にミン・ジョンホを訪ねてきたクミョンだったが、チョンホとチャングムの会話や、チョンホがチャングムのために筆を買い求めている様子から二人の絆の強さを知る。チェ尚宮の前で「料理とチェ一族のために尽くす」と言うクミョンだった。
皇太后から、2回目の競い合いの課題が出された。医務官から肉食を禁じられた王のために、1年中食べられる魚の刺身を用意することだった。チェ尚宮とクミョンはチェ・パンスルの助けで、魚を生きたまま運搬する手筈を整える。ハン尚宮は手だてを探しに外出する。

ある日、東宮殿に檄文が貼られる事件が起こり、不審人物を追って内禁衛が女官の部屋を捜索することになった。留守にしているチェ尚宮の部屋に捜索に入った衛兵が不審人物を逮捕。チョン最高尚宮は部屋を片付けるようヨンノたちに命ずる。その時偶然、最高尚宮は、最高尚宮に代々引き継がれる秘伝の書をチェ尚宮が隠し持っていることを発見する。怒り心頭の最高尚宮。宮中に帰ったチェ尚宮はそのことを知り、ヨンシン女官長とともに最高尚宮に内々に済ますよう言うが、最高尚宮は首を縦に振らない。困り果てるチェ尚宮たち。
一方、療養中の尚宮が亡くなって宮中に戻ってきたチャングムはハン尚宮になかなか許してもらえない。ハン尚宮は「目先の問題にとらわれてはいけない」とチャングムを諭す。チャングムは寺での経験からその教えを心に刻むのだった。
またハン尚宮は、1年中食べられる刺身として「エイの刺身」を見つけていた。しかしチェ尚宮は、チェ・パンスル商会の魚の運搬が失敗したことを知る。「秘伝の書」問題と合わせて窮地に陥るチェ尚宮。
その時、宮中で疫病が発生したとの知らせが入る。ミン尚宮や女官たちがかかったのは、ただの風邪ではなかったのだ。対策会議に出席した女官長とチェ尚宮は千載一遇のチャンスととらえる。疫病にかこつけて最高尚宮を宮中から退出処分にしてしまった。女官長は皇太后に、水刺間の女官から疫病の罹患者が出たことを報告し、その中に最高尚宮もいたと告げる。そして、2回目の競い合いは中止になった。
退膳間にいたハン尚宮とチャングムは、翌朝その事実を知って驚く。しかし、ヨンセンの話から、不信を抱くチャングムたちであった。
   ☆
今週の名言
「目先の問題を解決することを優先すると、やがて目先のことばかりに対応するようになる」
チャングムが改めてハン尚宮にお詫びするシーンでの台詞。チャングムが競い合いに勝ちたいばかりに良い食材を求めて駆け回り、小手先の技巧で料理したことを戒めて言った言葉。いや、全くその通りです。私も、長い目で、俯瞰的に物事を見て、正しい道を進みたいんですけど・・・。

2006年2月4日土曜日

第16話 真心

皇太后は、庶民の食べるソルロンタンに隠し味で高価な牛乳を入れたチャングムの料理より、牛乳を敢えて入れなかったクミョンの料理に軍配を上げる。ハン尚宮はチャングムに、療養中の保母尚宮の世話に行くよう申し付ける。チャングムの謝罪も聞かないハン尚宮であった。一方、チャングムの抜けた穴を埋めるべく、ヨンノ、チャンイそしてヨンセンがハン尚宮に競い合いの手伝いを申し出る。それぞれに“水の試験”、“薬草の試験”、“味を描く試験”を課すが、誰もできない。ハン尚宮は「チャングムを贔屓しているのではなく、能力があるから助手に指名した」と言う。
療養中の尚宮の居るウナム寺に来たチャングムであったが、元気が無い様子に一足先に来ていたカン・ドックとミン・ジョンホは訝しがる。そんなチャングムを、カン・ドックは海に誘う。チョンホも来ていて、楽しそうに戯れる二人。その夜、チャングムは両親が亡くなった理由を涙ながらにチョンホに打ち明ける。言葉をなくすミン・ジョンホ。

翌日、市場に行った帰りに何者かに襲われるチャングムとチョンホ。実はチョンホは、成均館の学田の収穫量が激減した理由を探るべく調査に来ており、人参の横流しの事実を掴んだため狙われたらしい。
辛うじて寺に逃げ帰り、手伝いの男に匿ってもらう。彼の出した料理の味に驚くチャングム。料理法の秘訣をしつこく尋ねるチャングムだが、寺男は「秘訣は何も無い」と言う。
そんな時、尚宮の「幼い頃、兄のくれた米が食べたい」という願いに対して、干した米ではないかと気がつくチャングム。早速寺男に尋ねると、それは「オルゲサル」だと答える。しかし、オルゲサルをつくるには数日天日に干さないといけない。「時間が無い」とチャングムは火で炙って米を乾かし、尚宮に出すが、「似ているけど、あの米ではない」と言われる。数日して、寺男が「オルゲサルができた」と持って来た米を、尚宮は喜んで食べる。手間ひまかけることの大切さに気づくチャングム。寺男は、母親から「どうせ腹一杯食べることができないなら、真心だけでも一杯食べてお腹を満たそう。だから何があってもいい加減なものを絶対に人様にお出ししてはいけないよ」と言われた話をする。ハン尚宮の真意を悟ったチャングム。チョンホはそんな師匠が居るチャングムをうらやましいと言う。
   ☆
第4話で、「一杯の水でも器に盛れば立派な料理」だと悟ったはずのチャングムでしたが、才能にまかせて手間ひまかけて料理を作ることを忘れかけていました。ハン尚宮がヨンノ、チャンイ、ヨンセンに出した課題は誰もできませんでしたが、途中で諦めるか諦めないか、が分かれ目のような気がします。もちろんチャングムは諦めなかった訳ですね。
医務官(チョン・ユンス)とチャングムはここで始めて出会ったのでしょうか。後の運命を考えると、市場に薬草を買いに使いに出すシーンなど、暗示的です。
NHK版ではカットされていてつながりがよく分かりませんが、クミョンはミン・ジョンホのために料理を作って寺まで届けに来たのですね。しかし、チャングムとチョンホの話を聞いて穏やかならぬ心境のクミョンでした。
   ☆
今週の名言
「腹一杯食べることができないなら、真心だけでも一杯食べてお腹を満たそう。だから何があってもいい加減なものを絶対に人様にお出ししてはいけない」
本物のオルゲサルを出した寺男がチャングムに言った言葉。療養中の尚宮も、寺男も、そしてチャングム自身も貧しい子ども時代を送ったらしいことが分かりますが、チャングムは自惚れてしまいました。しかし、ミン・ジョンホは、チャングムは「そんな人ではない」と信じています。

2006年2月2日木曜日

2月29日生まれの誕生日

うるう年2月29日生まれの人はいつ年をとるのか・・・、ほとんどFAQネタではありますが、私の周りでも知らない人が意外に多いです。

年齢の数え方は法律で決まっていて、
1) 年齢計算ニ関スル法律
2) 年齢のとなえ方に関する法律
3) 民法(143条)

によって、誕生日の前の日に1歳年をとることになっています。したがって、2月29日生まれの人は前日の2月28日に年をとります。3月1日生まれの人は、平年は2月28日に、うるう年は2月29日に1歳年をとります。

当たり前ですけど、4年に1歳しか加齢しないはずは無いですね。

PS
同じようなネタで、1光年(天文学で使う距離の単位。光が1年かけて進む距離)は平年とうるう年で距離が変わるのか・・・?というのもありました。

2006年2月1日水曜日

速達はなぜ早く届くか

以前働いていた会社の女の子から「郵便屋さんが気合いを入れて配達するから」という迷答がありましたが・・・。
何となく航空機を使うから、みたいな感覚だと思うのですが、答えは「集配の間隔が短いから」です。流通課程は同じ。
郵便システムがインターネットを支えるパケット通信のモデルになったことは知られていますが、面白いなと思いました。