2015年9月18日金曜日

フィリバスター

フィリバスターと一言で片付ける前に、その内容に耳を傾けてはどうでしょうか。

「国民の命と財産を守る」ためには、政治にできることはたくさんあります。日本で貧困に苦しんでいる子供たちを助けるためにできること、働いても働いても暮らしが苦しいワーキングプアの人たちにできること、原発事故によってふるさとに帰りたくても帰れない人たちにできること、洪水被害によって家を失った人たちにできること、円安による原材料高によって経営が苦しい会社の人たちにできること、仕事と子育ての両立に苦労している親御さんを助けるためにできること、いくらでも挙げられます。

この人たちを助けるための施策と予算を出せなくて、「国民の命と財産を守る」ために外国の軍隊と共同で“敵”と戦うことが、喫緊の課題なのでしょうか。

私は、個人的には政策論としての安全保障体制については意見がありますが、そのことよりも、物事の進め方を正すことがいま一番必要とされていることだと考えています。