2019年9月14日土曜日

中秋の名月

今日は天気が微妙で見られるか分からなかったのですが、いまは綺麗に見れています。

2019年8月20日火曜日

本の寄贈

今日地元の図書館に下記の三冊を寄贈しました。(事前の受け入れ確認済み)

「常設展示室」原田マハ(新潮社)

「はい。赤ちゃん相談室、田尻です。」田尻由貴子(ミネルヴァ書房)

「運命の子 トリソミー」松永正訓(小学館)

2019年2月17日日曜日

中部電力の優勝

今年のカーリング日本選手権・女子の試合は見応えがありました。 以前、「ロコ・ソラーレ(当時はLS北見、以下同じ)の1強では日本のレベルが上がらない」と書きましたが、それはただの杞憂でした。

いわゆる4強と言われるロコ・ソラーレ、中部電力、北海道銀行そしてチーム富士急(以下、富士急)のレベルが格段に上がっていました。特に、ロコ・ソラーレ不在の大会で昨年優勝した富士急は、世界選手権に出場したものの、10位に終わりました。しかも北海道銀行の選手を“レンタル”するというイレギュラーもありました。

しかし、その経験が活きたのでしょう。今年の大会では見違えるような実力を身につけていました。このチームの特長は若年者から年長者まで幅広い年齢層の選手が投げているところ。ほぼ2周りの差があります。

それにしても、今年は中部電力の強さが光りました。予選〜決勝を通じてロコ・ソラーレに3連勝というのは、それが本物であることを証明しています。しかし、世界の中での位置付けはまだ分かりません。日本が常に世界の上位に位置するように、各チームの切磋琢磨に期待したいと思います。

2019年1月1日火曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

Happy New Year 2019

2018年12月31日月曜日

平成最後の大晦日

平成最後の大晦日を迎えました。2018年の日の入りです。 今年は災害が多かった年という印象ですが、新しい年は平穏に過ごせるよう祈りたいと思います。

2018年大晦日の日没

2018年9月25日火曜日

「透明なゆりかご」

NHKのドラマ「透明なゆりかご」(金曜日22:00〜)がすごい。最初は「コウノドリ」のNHK版くらいに考えていたのですが、全く違いました。

そのTBSのドラマ「コウノドリ」も良いドラマだと思います。ただ安心して視ていられる。ペルソナ総合医療センターには鴻鳥先生もいるし、頼もしい小松さんもいる、そして心強いNの先生(今橋先生を筆頭)もいるし、常駐のソーシャルワーカー向井さんもいる。いざとなったら救命の加瀬先生もいる。理想的な布陣で、大抵のことには対処できそうです。見ている側としては、「最後はなんとなかるだろう・・・」という感覚がありました。

一方、「透明なゆりかご」の舞台・由比産婦人科医院は町の小さな産院という印象で、スタッフも設備も最先端というわけではなさそうです。(四宮先生が継いだ地方の産院という感じか)

第1話で未受診妊婦が登場した時は、「コウノドリ」にも「そんな話があったな」と思っていたのですが、まさかの結末。「コウノドリ」の方はお母さんが生活再建に向けて1歩を踏み出したのに対し、「透明なゆりかご」では赤ちゃんが亡くなってしまいます。しかも、その顛末が不明。アオイの想像がその通りだったのか、誰にもわかりません・・・。

第2話は高校生が赤ちゃんを出産して、由比産婦人科医院の前に捨ててしまう話。その赤ちゃんにキュンとするアオイが、「なんて奴だ!」と怒ってその女子高生の家に突撃訪問するものの、意外に道のりが遠くて出産直後に出かけるにしては大変すぎることに気づく。一方、1型糖尿病を発症している菊田里佳子が妊娠していて、客観的にみれば諦めるべきなのにそれができない。また別の妊婦・町田真知子は「お腹の中で起っていることは、謎」と言う。女子にしか分からないスイッチがどこかにあるのかもしれません。

第3話はモンスター患者の登場と思わせておいて、実は大いに同情すべき人だというお話。医療事故について、誰にも怒りをぶつけることができない妊婦さんの救いは「声が聞こえた」という錯覚なのか・・・。このドラマには、医療側の悪人が登場しませんが麻酔科医はヘナチョコでした。
(ところで妊婦の安部さおり役の田畑智子さんが怒りん坊の設定なのに「綺麗だな」と思っていたら、本当にお母さんになったのですね。納得。)

第4話では、その医療事故が由比産婦人科医院を襲います。由比先生の対応に問題はなかったものの、患者の家族はそうは思わない・・・。弁護士の「母体死亡なんて、あっちゃならない。」というセリフは、一般にも共有されている認識でしょう。ドラマでは、看護師や医師のカンファレンスのシーンを通して丁寧に視聴者に説明がされていますが、世間の常識にはなりにくい話です。突然シングルファーザーになってしまった町田陽介と美月ちゃんがこのあと時々登場します。

第5話は14歳で赤ちゃんを出産する話。男に騙されて、それに気づかず出産を望む若すぎるお母さんです。周りの大人は当然のように中絶を考えます。実際の世の中で起こっているのはこちらの方でしょう。でも、ドラマでは成長したお母さんと息子が、由比産婦人科医院を訪ねてきます。ハッピーエンドが先にあって、過去を回想するという回でした。一人一人の妊婦さんに丁寧に向き合うという、由比先生の原点。そういえば、「コウノドリ」では特別養子縁組という解決法を選びましたね。

第6話はもぐりっぽい産科医のお話。「簡単に子供を作って、簡単に堕ろす。」そんな世間の見方を冒頭で叩きながら、女性が生きにくい社会の現実を目の前に並べる。誰かがなんとかしないと、女性は「死」を選択肢に入れざるを得なくなる・・・。そういう恐怖のドラマです。人工妊娠中絶手術という、本当はやりたくない仕事について由比先生は「次の赤ちゃんを産むための準備」だと言います。一方、鴻鳥先生は「患者が助けを求めているのに、その手を払いのけることはできない。」と言っていました。産むのが正義、産まないのが悪という原理主義では語れない現実を示しています。

第7話は、児童虐待されていたアオイの幼なじみの女の子が大きくなって由比産婦人科医院にやってくるところから始まります。その女の子・石澤ミカは母子手帳だけを希望に生きてきたのかもしれません。その希望を、自分の子どもにも繋げようとするミカ。そして、怖くて開けなかった母子手帳を読む決心をするアオイ。親子関係って難しいところもあって、理想と現実は必ずしも一致しない。でも、未来への手紙のように、「その時思っていたこと、感じていたこと」は間違いなく今に届きます。

第8話は、逆にどこにでもあるお話という印象を受けます。女性の置かれている環境や立場によって、それぞれの選択をする。子どもを産む、子どもを諦める、子どもを(一生)産まない。どの選択が正しいとか間違っているとかいう話ではないけど、そうじゃない選択がどうだったのかを確かめる術はありません。榊師長の「全てを手に入れるのは無理」というのは現実ですが、望月広紀の言う「子どもが寂しい思いをするのなら、すればいい。」それでも「家族が幸せなら、それでいい。」というのが解答かもしれません。

第9話は衝撃の内容でした。これをテレビでやる必要があるのか、いや、まっすぐに現実を描くべきだという葛藤も感じました。間違いないのは、NHKじゃないと制作不可能ということです。「透明なゆりかご」はメンタルな体力を消耗するドラマで、気軽には見られません。「じゃぁ、見なきゃいい」のですが、世の中に起こっている様々なことを、見ないことにするのでは、私がいまの、この社会に生きている意味がないとすら感じます。いろんな問題に対して私が何かできるわけではないけれど、何かをするためにはまず現実を知らないと始まりません。例えば、理由も告げられず「男の人は部屋から出ないでください」と言われたとき、「何でなんだよ!」と反発するか、「口に出して言えない何か事情があるんだろう」と察して従うかを分けることになります。

第10話、最終回は産まれても長く生きられない赤ちゃんのお話。NICUに入れて、医師や看護師の管理下で1分でも1秒でも長く生きるのが幸せなのか、お母さんとお父さんの腕に抱かれて家族で短くても濃い家族の関係を過ごすのがいいのか、正解の無い課題を突きつけられます。この家族の場合は積極的な治療をしない方針にしました。でも、赤ちゃんが亡くなって迷いが生じます「単なる自己満足ではないのか」。そんなお母さんに、アオイは「親にしてほしいことって、ギュっとしてもらうことくらい」と言います。「人の気持ちが分からない」からこそ、人の気持ちを常に考えているアオイならではのセリフだと思いました。

こういうドラマが制作されるということは、それなりに企画を通して実現するスタッフの存在もあるでしょうし、もちろん原作のヒットという背景もあるでしょう。私たちの普段の生活のすぐ隣で起こっている出来事でも、関わりがなければ全く知らないことばかり。逆に、生半可な情報や迷信がネットにあふれている。現代日本の抱える現状を、かなり生々しく目の前に明らかにしたこのドラマは、「これが正解」「こうすれば良い」という情報がありません。NHKの「ガッテン!」とは真逆です。それは、人が一人一人違うから。赤ちゃんを産む環境も違うし、産む人も違う、産まない理由も違う。だから、全ての人に適用できる万能の処方箋はないのです。命に対して、真剣に向き合うしかないという心構えを促される作品でした。