2006年5月28日日曜日

第30話 新たなる挑戦

チャングムの「医女になって宮中に戻る」という話に、ミン・ジョンホも「そういう制度がある」と答える。薬房に帰ったチャングムは、医術を教えてほしいとチャンドクに頭を下げる。チャンドクは承知するが、先輩の奴婢たちが苦情を言う。チャンドクは、力のあるものにしか教える気はないと言う。そして、手に取った薬草の名前を奴婢たちに尋ねるが、誰も答えられない。チャングムは、名前と効能をすらすらと答えるのだった。また、皮膚病の子どもの治療のため、チャングムが薬を自腹で買って、真水を汲みに山まで行った事実を挙げ、チャングムの心構えも他の者たちより優れていると言う。
早速チャンドクは、チャングムに人の顔の色を見て記録するように命じる。赤、青、白、黄、黒の5種類があり、それぞれ病の特徴から来ることを説明する(五色診)。チャングムは書物でそれを覚えようとするが、実際に人の顔を見ないと分からない。そこで、道行く人の顔を覗き込んだりするが、迷惑がられる。それを知ったチョンホは、兵士たちに配給するとき、チャングムが五色診ができるように取りはからう。その後チョンホは、チャングムが「酷い」と言う。自分の顔の色を見てくれないからだと言うのだ。チャングムがチョンホの顔を覗き込むと、チョンホは顔を赤らめる。そして、チョンホはチャングムの手をそっと握る。チャングムは恥ずかしそうにその場を離れるのだった。チャンドクの厳しい教えは続き、医学書を全て覚えるように指示し、また、一度言ったことは繰り返さないという徹底ぶりだった。

その頃宮殿で、ヨンセンが犬と戯れているところに王が通りかかる。ヨンシン女官長からヨンセンは、王が来たことに気づかなかった事で叱責される。王はヨンセンが泣いていたのに気づき、なぜ泣いていたのか尋ねるが、ヨンセンは黙ったままだ。チミル尚宮も早く答えるよう促すが、王はそのまま去ってしまう。翌日ヨンセンは、そのことを聞いたミン尚宮から、ますます立場が悪くなると怒られる。
チェ・パンスルは、硫黄アヒル事件以降「順風満帆だ」とチェ尚宮に話している。チェ尚宮も、次世代のチェ一族を背負って立つサリョンの教育をしている話をする。しかしクミョンは、サリョンにハン尚宮流の教育をしている。それを知ったチェ尚宮は、クミョンを激しく叱責する。しかしクミョンは、自分たちは負けたと主張する。しかも、料理への情熱で負けたというのだ。しかしチェ尚宮は、強大な力を手に入れてチェ一族を繁栄させると主張する。チェ尚宮はチョンホのことまで持ち出すが、結局二人の議論は平行線を辿る。
ヨンセンが元気が無いのを見たヨンノが、けんかをしようと声をかける。何も言わないヨンセンだったが、そこに王のチミル尚宮がやって来て、着いてくるようにと命じる。何事かと着いて行くと、入念に化粧をされ、爪を切られる。王に召されたらしい。やがて王がやって来て、犬と戯れていた時なぜ泣いていたか、再度尋ねられるが、今度も答えられない。王は、自分も寂しいときがあると言う。
翌朝、ヨンシン女官長は、ヨンセンが特別尚宮になったことを宣言する。ミン尚宮が驚きながらもお祝いを言う。一方、チェ最高尚宮はにこりともせずおめでとうと言う。ヨンセンの部屋にやって来たミン尚宮とチャンイがはしゃいでいると、ヨンセンは「王が怖い」と言う。しかしチャングムのために我慢するとも言う。そして、硫黄アヒル事件のことを王に直訴するつもりだと話すのだった。それを聞いたミン尚宮は、慌てて制止する。時が来るまで決してそのことは話してはならないと言う。
カン・ドック家では、ナジュテクに子どもが授かったお陰でトックが細かな仕事をしている。突然ナジュテクが、「イチゴが食べたい」と言い出す。真冬にイチゴが取れるはずも無いが、やむなく調達に行くトック。チャングムがいればイチゴのような菓子も作ってくれたのに、と残念がる。
チャンドクの厳しい教えは続く。間違えるとムチで打たれるのだ。それを知った他の奴婢たちは、チャンドクに医術を教わらなくて良かったと噂している。チャンドクはチャングムに、脈の取り方を教える。チャングムは、料理や食材の比喩で的確に脈を取る。指先の感覚は合格と言うチャンドク。
チャンドクとチャングムがある患者の往診に来ると、何やら様子がおかしい。チャンドクが体質改善をしていた患者に、別の医者がニンジンを処方したらしいことを知る。チャンドクは怒り心頭でその医者のもとに向かう。チャングムは、その医者の部屋で見覚えのある書物を見つける。何と、その医者は以前菜園にいたチョン・ウンベクだった。ウンベクに仔細を話すチャングム。しかし、チャンドクは、ニンジンを処方したことを非難する。ウンベクはチャンドクに、ニンジンも蒸して紅参にすれば、処方できると説明する。
ウンベクは、自分が済州島に来た理由をチャングムに話す。菜園にいた頃腹部に腫瘍ができていて、自暴自棄になっていたが、チャングムの希望を捨てない姿勢に触発されて治療法を探しているというのだ。チャングムも、医女になる決心をしたことを話す。しかし、医女になって宮中に戻り、ハン尚宮たちを陥れた者を懲らしめると聞いたウンベクは、医女になってはいけないと言う。その主張にチャンドクが反論する。自分も医女になったのは親の仇を取るためだったというのだ。薬房への帰りに瓦松を採るようチャングムに命じたチャンドクは、一人何かを考えている。
翌日、クマンが流刑者の容態が悪いとチャンドクに知らせに来る。往診に向かうチャンドクたち。そこにウンベクが立ちはだかり、復讐のための医術は許せないと言う。チャンドクは一同を連れて流刑者のもとに向かう。流刑者の脈診をしたウンベクは、病気が自分と同じだと知る。そして、チャンドクは治療法を知っているというのだ。しかしでチャンドクは、この流刑者が自分の親の仇であると告げる。ウンベクは言葉を失う。
その夜、ウンベクはチョンホを訪ね、チャンドクが流刑者の命を奪ってしまうかも知れないと警告する。しかしチョンホは、それはチャンドクの問題だと言う。そして、ウンベクにこの件に関わらないように言う。しかしウンベクは、優れた医女であるチャンドクに罪を犯させるわけにはいかないと言う。
翌日チャンドクたちが流刑者を訪ねると、先にウンベクが来ていた。ウンベクは自分が治療すると言うが、チャンドクに促されて彼女に任せる。チャンドクは、一度は患者を殺すツボを狙ったが、ためらった後治療の鍼を打つ。ほっとするウンベク。
チャンドクは、自分は医術と復讐の狭間で悩んだが、これからはチャングムが悩む番だと言う。しかしチャングムに、医術と復讐の両方を成し遂げてほしいとも言う。チャングムは海辺で、将来のことを考えている。それを見守るチョンホ。
   ☆
今回はいろいろなことが起こります。チャングムが医術の修行に励み、ヨンセンが特別尚宮になり、サリョンの教育方針を巡ってチェ最高尚宮とクミョンの対立があり、ウンベクが再登場します。今後の展開の起点になっています。チャンドクも人に知られない事情があった訳ですが、チャングムにもやがて“選択の時”がやってきます。
   ☆
今週の名言
「料理で失敗してもまずくなるだけだが、医術で失敗すれば人の命に関わる」
チャンドクがチャングムに医術を教えているときの言葉。全くその通りですが、同時に復讐のために医術を学んだチャンドクが言うから重みも増すというものです。ウンベクを偽医者呼ばわりして非難するチャンドクは、チャングムが済州島に来たばかりのチャンドクに対する態度にそっくりです。

2006年5月25日木曜日

キヤノンの銀塩カメラ

キヤノンの内田新社長へのインタビューを読むと、銀塩一眼レフカメラについてはネガティブな姿勢のようです。もちろん、企業は売れない製品は作れませんから当然という気もします。社長の言葉を信じれば、キヤノンの最後の銀塩一眼レフカメラはEOS7s EOS Kiss 7ということになります。新製品の開発も無いので、EOS-1Vがずーっとフラッグシップ機であり続ける訳です。

それにしても、秋に「価格競争力をもった(デジタル一眼レフ)新機種を出す」と言っているのが気になります。EOS-3Dでしょうか、EOS-7Dでしょうか?それとも普及機でしょうか。


毎日新聞
キヤノン:内田新社長「フィルム一眼、商売成り立たない」
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20060526k0000m020099000c.html

【訂正】
EOS 7sの発売日が2004年3月、EOS Kiss 7の発売日が2004年9月でした。キヤノンの最後の銀塩一眼レフカメラはEOS Kiss 7ということになります。
キヤノン-EOS 7s発表ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/newsrelease/2004-02/pr_eos7s.html
キヤノン-EOS Kiss 7発表ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/newsrelease/2004-08/pr-kiss7.html

2006年5月24日水曜日

アラブ・パージ

アメリカは日本と違って歴史が浅いからだと思いますが、時々“狂い”ます。禁酒法とかレッド・パージが思い浮かびますが、「テロとの戦いに国際法は適用されない」「大統領権限が全てに優先する」と称して、無関係の市民まで“しょっ引いて吐かせる”いまのアメリカの政治状況を、後の歴史家はきっと「アラブ・パージ」と命名するでしょう。
それに付き合う日本もいかがなものかと思いますが、国会での議論は慎重に行ってほしいものです。

それにしても、自由と民主主義を謳歌していた私たちの社会が、テロリストの攻撃で破壊されて、自らの手でその自由と民主主義を壊しているという現実は、テロリストの思う壺という意味できわめて皮肉です。

2006年5月22日月曜日

ジャーゴン PartII

ジャーゴンという記事で、一般に知られない略号や専門用語があることを話題にしましたが、逆にこれを使って大衆を誘導(「騙す」とまでは言いません)することができます。
例えば、マイナスイオン、コエンザイムQ10、イソフラボンなどのキーワードの商品はたくさん出回っていますが、では、購入する人が「正確に説明しろ」と言われて説明できるのか、怪しいものです。このての手法は政治にも利用されていて、ジニ係数とか、貧困率とか、聞き慣れない(しかし衝撃的な?)言葉遣いも見られるようになりました。
MHN係数が高い商品が多い世の中は、きっと危ない方向に世論を誘導し易い世の中になっているはずです。

“MHN係数”・・・もっともらしく説明されればあるかも知れないと思わせる用語ですが、単なる思いつきの造語です。(まったく、はなしに、ならん)
こういうことに惑わされないようにしないと。
ジニ係数は定義がはっきりしているのですが、「貧困率」ははっきりしません。“所得分布の中央値の1/2未満の所得者の割合”が統計学的にどういう意味を持つのか・・・。英文ではHead Count Ratioなのですが。

2006年5月21日日曜日

Macintosh SE/30

最初に買ったMacはMacintosh SE/30でしたが、最近不調です。起動に失敗します。原因は多分HDDなのですが、いまどきSCSIディスクも手に入りにくいし、そもそもMac Opener(筐体を分解するための治具)がどこかに行ってしまって見つかりません・・・。
Motorola 68030 16MHz、8MB RAM、System 7では何かに使えると言う性能でもないですが、時々電源を入れたくなります。外付けカラーモニター用カードも積んでいるんですが。

第29話 一筋の光

チャンドクの「私にお任せ下さい」という言葉に驚くチャングム。かまわずチャンドクは、チャングムを引き取る。まず、薬房で丸薬を作るように指示する。チャングムは丸薬をかじって、それがただの穀物を丸めたものであることに気づく。その時、ミン・ジョンホが薬房を訪ねて来る。チャングムは、チョンホが内禁衛を辞し、済州島の水軍の武官になったことを知る。そこに、通りかかった男からチャングムの無礼を咎められる。奴婢の身分で、水軍の武官に面と向かって話してはいけないというのだ。足早に立ち去るチャングム。薬房では、チャンドクが金持ちの患者に丸薬を高値で売りつけていた。呆れるチャングム。チャングムは、丸薬が特効薬などではなく、何で作ったかを言い当てる。チャンドクは感心し、作業場に強引に連れて行く。麦門冬の芯を抜けというのだ。チャングムは涙を流しながら作業に取りかかる。
一方クマンは、チャンドクと何やら相談している。非番の兵士を使って何かの建設をしているらしい。また、材料費と食事代はチャンドクが出しているようだ。翌日チャングムは、チャンドクから熟地黄を蒸す作業を命じられる。チャングムの抗議も意に介さない。他の奴婢は、麦門冬の芯を抜く作業でチャンドクから咎められなかったのを不思議に思っている。作業場でチャングムは、ハン尚宮の、人の口に入るものは何があっても手を抜いてはいけない、という教えを思い出していた。その時、チョンホがチャングムを訪ねて来る。チョンホと話しているところを咎められたので、顔を上げずに話すチャングム。寂しそうなチョンホ。用は何かと聞くチャングムに、硫黄を持ってきたと言う。顔を輝かせるチャングム。チャングムも、硫黄アヒル事件の解明をしようと思っていたと話す。

カン・ドックは、硫黄アヒル事件以降、引き取り手の無いアヒルを使って毎日アヒル料理を作って食べていた。呆れるナジュテクにかまわず、硫黄アヒルの無害を身をもって実証しようと言うのだ。その時、ナジュテクが吐き気を催す。何と、ナジュテクが妊娠していた。硫黄アヒルは、逆に体に良いと認識する二人。ヨンセンはトックからナジュテクの妊娠を聞き、硫黄アヒルに問題は無いことを改めて確信する。ホンイに、試食の時に他に食べたものは無いか尋ねる。ホンイは、ヨンノからアワビの甘露煮をもらって食べたことを思い出す。ヨンノが怪しいと言うヨンセンだが、ミン尚宮はそれどころではないと言う。閑職に追いやられていることが問題だと言うのだ。
王は、明国からの使者を迎えて食事をしている。明国の使者は、前回の使者から水刺間に優れた料理人がいると聞いているが、それはこの者たち(チェ尚宮たち)かと尋ねる。何も言えない一同。
クミョンは、チェ・パンスルの部下からチョンホが済州島に渡ったことを知らされる。そこにパンスルがやって来て、チョンホを生かしておきさえすれば、チョンホを忘れるはずだったと念押しされる。
懐妊中の側室の料理の担当をしているミン尚宮たちのもとに、クミョンがやって来る。食が進まないので、献立を変えてはどうかというのだ。ヨンセンがそれに反論する。側室にふさわしい献立を食べ易く調理するべきだ、それがハン最高尚宮の教えだったと言う。そこにチェ最高尚宮がやって来て、謀反人の名前が聞こえるのはけしからんと言う。ヨンセンは、例え謀反人でも料理で間違ったことは教えていないと反論する。
チェ最高尚宮を怒らせてしまったミン尚宮たちは、白装束で最高尚宮の部屋の前でお詫びをする。意に介さず出入りするチェ最高尚宮。ミン尚宮は、ヨンセンも詫びるように言うが、ヨンセンは拒否する。戻ってきたチェ最高尚宮は、ミン尚宮たちの部署替えをすると言う。与えられたのは、もやしを育てたり油を搾ったりする仕事だった。ミン尚宮とヨンセンは、こうなったのもヨンセンのせいだと責める。ヨンセンはいたたまれず外に出る。そこに一匹の犬がやって来る。犬を抱くヨンセン。
チャングムは、他の奴婢たちに薬草を正確に分類して教えている。それを見たチャンドクは、医女にならないかと誘う。チャングムはそれを断る。その場に急患の知らせが来る。チャンドクはチャングムを連れて患者宅に急ぐ。患者の家では、子どもが皮膚病で苦しんでいた。しかし、チャンドクは薬の処方をしない。貧しい患者の家では、薬代を払えないからと言うのだ。それに憤慨したチャングムは、チャンドクから処方箋をもらい出て行く。にやりとするチャンドク。その足でチャングムは、チョンホに会いに行く。薬を買うので、チョンホに金を貸してほしいというのだ。チョンホが金を渡すと、チャングムは、クマンとチャンドクが何やら企んでいるらしいと報告する。薬を調達して患者宅に戻ってきたチャングムだが、水に塩分が混じっていて煎じることができない。わき水が出ている場所に行くが、係の人間から身分の低い者に分ける水は無いと、乱暴に追い返される。チャングムは、道行く人からイルラ山の中腹にわき水があると聞かされる。水瓶をもって水を汲みにいくチャングム。近くにチョンホも来ていて、チャングムと出会う。クマンが兵士を連れてどこかに行くので、つけてきたと言うのだ。クマンはチョンホたちを見つけて、事情を話す。島には真水が少ないので、雨水を濾過する施設を作っていると説明する。その場にチャンドクがやって来て、金持ちから巻き上げた金で建設していること、外敵から島を守ることも大事だが、病気にならないよう民を守ることも大事だと話す。チャンドクを見直すチャングム。
チャングムは、水を持って患者宅に向かう。チャングムは薬を煎じながら、チャンドクがどういう人格の人間なのか、推し量っていた。薬を持って患者の部屋に来たチャングムは、チャンドクから病気はかかってから直すよりも予防する方が大事だと聞かされる。
ある日チャングムがチャンドクに連れられていった往診先は、流刑者の住まいだった。見張りの兵士をかいくぐって治療してしまう。その結果として、チャンドクは蔵に閉じ込められる罰を受ける。事情を知るチャングム。翌日、チャンドクに役所から呼び出しがかかる。チャンドクを内医院に迎えるというのだ。それを断るチャンドク。しかしその話を聞いてチャングムは、医女になれば宮中に戻れる可能性があることを知る。チャングムはチョンホのもとに走り、医女になると宣言する。
   ☆
今回はヨンセンが強いです。しかし、ミン尚宮たちの立場がますます悪くなっていきます。ヨンセンは、ミン尚宮たちに責められて、外で明国の犬と出会います。この出会いがヨンセンの運命を変えます。ところで、明国の使者の「優れた女官とはこの者たちか」と言ったのは強烈な皮肉でした。
   ☆
今週の名言
「病気にかかってから直すよりも、病気を予防する方が大切」
皮膚病にかかった貧しい子どもの患者の家で、チャンドクがチャングムに言った言葉。予防医療の考え方ですね。同じチャンドクの、「外敵から国を守ることも大事だが、民を守ることも大事」という台詞も名言でした。今回はどちらにするか迷いました。

2006年5月18日木曜日

日テレ男性アナ

日本テレビの男性アナウンサーが不祥事を起こしたらしいですが、日本テレビは「社員のプライバシーにかかわることなのでコメントできない。当社としてはすでに社員に対し適切な対応を取っている」とコメントしたらしいです。
なかなか良い対応なので、今後は日本テレビの報道では、全ての事件・事故について関係者のプライバシーに配慮して匿名報道を心がけてほしいものです。

asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0517/TKY200605170107.html

2006年5月17日水曜日

Canon EF-S 10-22mm f/3.5-4.5

キヤノンのAPS-Cサイズデジタル一眼レフカメラ(EOS 30D、EOS Kiss Digital Nなど)用のレンズにEF-Sシリーズがあります。対応カメラボディにしか付かないのですが、私が使っているEOS 20D用にEF-S 10-22mm f/3.5-4.5を購入しました。今まではEF17-35mm f/2.8Lを使っていたのですが、20Dで使ったときワイド側の引きが物足りなくて買ったのです。L玉に比べてどうか、と余り期待せずに使ったのですが、期待以上でした。
歪曲収差が目立たず、逆光にも強い、そして、EF17-35mmで目立っていた色収差も軽減されています。お買い得の1本と言って良いでしょう。



Scavi di Pompei, Italia
Canon EOS 20D, EF-S10-22mm f/3.5-4.5(f=10mm), 1/800sec. F6.3


Canon EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM APS-Cデジタル一眼用

2006年5月16日火曜日

Gメン現象

Gメン現象【Gめんげんしょう】G Men Phenomenon

知り合いである数人が道を歩くとき、横に並んで進む状態。TBSのドラマ「Gメン'75」(1975〜1982)において、オープニング映像で出演者が道幅いっぱいに横に並んでカメラに向かって歩いて来る、という映像から。
心理学的には、グループメンバーの力関係が同位の場合にこの現象が起こると言われている。後ろから歩く人、前からすれ違う人にとって迷惑になる場合がある。Gメン効果とも言う。

その他の造語
出口効果
peraperativement

2006年5月15日月曜日

ワールドカップ出場選手決定

いよいよサッカーワールドカップドイツ大会の出場選手が決まりました。私も納得の人選です。私なら遠藤の代わりに松井を選んだかも知れませんが、ジーコ監督の考え方も分かります。

後は、本大会での健闘を祈るのみです。

GK
川口、土井、楢崎
DF
加地、駒野、中沢、宮本、坪井、田中、三都主、中田(浩)
MF
福西、稲本、中田(英)、小野、小笠原、遠藤、中村
FW
高原、大黒、柳沢、玉田、巻
※ジーコ監督の発表順。なお、ジーコ監督は三都主をアレックスと発表した。
※5月30日、怪我の田中に代えて茂庭が召集された。

MotionCam

Mac用の周辺機器メーカーとしては、一時期隆盛を誇っていたインタウェア(2000年に倒産)のMotionCamというWEBカメラがあります。当時iMacと一緒に購入したのですが、会社は倒産し、OSはMacOS Xに移行してドライバーも無いのでがらくた入れにしまわれていました。

思い立ってMac用のWEBカメラを検索してみたのですが、今ひとつベストな物がありません。Windows用はたくさんあるんですが・・・。しかしいろいろ検索してみると、IOXpertsという会社が汎用ドライバーを出しています。これで、Windows用に買ったCreative Technology社のWebCamが使えるかと思ったのですが、NG。そこで、上記のがらくたカメラを繋いでみた訳です。見事復活しました。ちゃんと映像が出ます。

後で分かりましたが、インタウェアのドライバー(当時)を配布しているサイトも見つかりました。それにしても、MotionCamは当時26,000円もしたんですね。今ではあり得ない・・・。

IOXperts
http://ioxperts.com/index.html

Web YDO INTERWARE
http://www6.airnet.ne.jp/ydo-yama/interware/index.html

2006年5月14日日曜日

第28話 助け船

ハン最高尚宮の亡骸を前に、チェングムは泣き崩れる。先を急がせようとする兵士たち。兵士はその場に遺体を埋葬し、出立させる。チャングムは、ハン最高尚宮をこんな目に遭わせた者を絶対に許さないと心に誓うのだった。
ミン・ジョンホは、内禁衛の長官の屋敷から解放され、宮中に向かう。しかし、チャングムたちは済州島に送られていた。馬を奪って追いかけるチョンホ。しかし一足遅く、船は出立した後だった。
ハン最高尚宮が亡くなった知らせが、内侍府の長官からヨンシン女官長たちにもたらされる。チェ尚宮はチャングムがどうなったか尋ねると、チャングムは済州島に渡ったらしいと聞かされる。クミョンとヨンノがハン最高尚宮が亡くなったことを話しているところに、ヨンセンがやって来る。自分も謀反に加担したので済州島に行きたいと言う。それを女官長に伝えてほしいと頼む。それをたしなめるクミョン。その後ヨンセンは女官長に直訴する。激怒する女官長。ミン尚宮がやって来て、ヨンセンを連れ出す。
一方カン・ドックは、ナジュテクのへそくりを探し出し、済州島に向かおうとする。ナジュテクに見つかり、謀反の罪は風向きが変われば許されることもあると諭される。それでも出て行こうとしたところに、チョンホがやって来る。チョンホを非難するナジュテク。チョンホは、自分が密偵に襲われて倒れたのを手当てしてくれたのは、チャングムだったことを知る。愕然とするチョンホ。

済州島にやってきたばかりのチャングムは、何度も脱走を試みていた。見張りの水軍の兵士クマンも手を焼いていた。チャングムが物置に閉じ込められると、そこに一人の女がいた。どうしても島から抜け出したいと言うと、何やら知恵を授けてくれる。翌朝、その女がクマンを呼び出す。何事かとやってきたクマンたちに、チャングムが水痘にかかったと言う。クマンたちはチャングムを納屋に隔離する。しかし、見張りの兵士が居眠りした隙に、チャングムは逃げ出す。そして、女に言われた通りに海岸を通って辿り着いたのは水軍の見張り小屋だった。慌てて逃げ出すチャングム。チョンホは済州島にやってきていて、その様子をチャングムと知らず眺めている。
つかまったチャングムは役人に鞭打ちの罰を言い渡される。また、もう一度脱走を試みたら、牛島(ウド)の放牧場に送るとも言われる。チョンホが役所でチャングムの消息を尋ねると、チャングムは何度も脱走を試みていて、やがて死んでしまうだろうと言われる。驚くチョンホ。鞭打ちの罰を受けたチャングムは、嘘を言われた女を見かける。丁重に扱われている様子だ。周りの奴婢からチャンドクという名前を知り、両班からも慕われているという話を聞く。不思議に思うチャングム。
チョンホが辞表を出して出て行ったことを知った内禁衛の長官は、自分の落ち度だと言う。そして、何らかの手を打たねばと考える。水刺間では、予想通りチェ尚宮が最高尚宮に就任する。祝いの席でミン尚宮は、自分を手足のように使ってほしいと申し出る。チェ尚宮は、これからは水刺間をチェ一族の伝統通りに運営すると宣言する。チャンイと二人になったミン尚宮は、チャンイからチェ尚宮に反抗するはずではなかったかと責められる。しかし、ミン尚宮にも限界があった。面従腹背で生きていくと言うミン尚宮。チャンイも、ミン尚宮についていくと言う。
チェ一族の屋敷では、チェ尚宮の最高尚宮就任の宴が催されている。その場にオ・ギョモも招かれており、これで安泰だと高笑いする。チェ最高尚宮は、水刺間をチェ一族のやり方で運営し、手始めに出納係を廃止すると言う。一方クミョンは、チョンホが役所を辞したことを知る。そして、クミョンは何かに思い当たる。
チャングムたちは馬の世話をすることになった。何度も脱走を試みたため、足かせをはめられるチャングム。その足は傷だらけだった。チョンホはチャングムを尋ねて来るが、馬の世話に出たことを知らされる。後を追うチョンホ。その頃チャングムは、馬を放してその隙に逃げ出していた。あわやつかまる寸前にチョンホに助けられる。
隠れ場所でチャングムは、怪我をしたチョンホを手当てする。その手の温かさを覚えていると言うチョンホ。そして、脱走の手筈を整えていると伝える。しかしチョンホは、いつまでも逃げている訳にはいかない、いつか自分が汚名を晴らすまで待ってほしいとも言う。チャングムは、ハン最高尚宮が「先に宮中に戻る」と言って死んでいったので、自分も宮中に戻らなければならないと言う。
翌朝、脱走を手伝う船頭がやって来る。チャングムは船頭に付いて行く。しかしその足取りはだんだん重くなる。そして、ハン最高尚宮の幻を見る。ハン最高尚宮は、チャングムに生き抜くように言うのだった。
結局チャングムは、チョンホとともに役所に自首する。役人は、チャングムを牛島の放牧場送りにすると言う。チョンホは何とかそれは勘弁してほしいと言う。何者だと訝しがる役人のもとに、チョンホの部下がやって来る。チョンホが水軍の武官に就任したというのだ。驚く役人。慌てて縄を解かせる。しかし、牛島の放牧場送りの撤回はできないと言う。仕事をやらせる者もいないとも言う。そこに、チャンドクがやってきて、自分に任せてほしいと言う。
   ☆
ハン最高尚宮の汚名を晴らすため宮中に戻ろうとするチャングムですが、チョンホの説得にあって考えを改めます。また、今後大きく運命を変えるチャンドクと出会います。チャングムが死罪にならなかったのはチョンホの働きがあったからですが、ナジュテクはそれを知るすべもなく、チョンホに冷たくあたります。トックを諭すナジュテクも、チャングムを思う気持ちは同じだったのですね。
   ☆
今週の名言
「何の力もない庶民は、時が一番の薬」
宮中でヨンセンに出会ったカン・ドックが言った言葉。ヨンセンがチャングムに手紙を渡してほしいと頼んだとき、チャングムのことは忘れてくれと言った時の台詞です。この時トックは、ヨンセンに何か薬らしき物を渡していますが、トックの怪しさは別にしても、友を失った辛さは時間しか癒せないと言うことでしょうか。でも、ヨンセンの思いはやがて通じます(第35話)。

2006年5月13日土曜日

水原華城

連休中、韓国に行ってきました。滞在中、ソウルの近くの世界遺産・水原華城の城壁を約3時間かけて、歩いて一周しました。最初の上り坂がきついのですが、あとは何とかなる感じ。でも、行った日はとても暑かったので水分補給が欠かせません。
また、ガイドブックでは無料で入れることになっていますが、チケット売り場ができていて、おじさんに「チケットを買って下さい!」と言われました(と、思います。韓国語で言われたのではっきりしません)。1,000ウォンを払ってチケットと地図をもらいました。

それにしても、あんなに広い城壁でチケット売り場は3箇所のみ。別にフェンスで囲っている訳でもなく、自由に出入りできます。どうやって入場者全員にチケットを買わせるのか疑問。しかも、地元の人は犬の散歩をしていたりします。地元民はもちろん無料なのでしょうね・・・?

しかし、最も標高の高いところにある西将台(ソジャンデ)が、5月1日に放火に遭い焼失。私が行った時は修復工事中でした。世界遺産に火を点けるってどーゆーこと!

流石に一周した後はくたびれましたが、八達門(パルダルムン)に戻った時はちょっとした達成感でした。近くのロッテリアで喉を潤しつつ、撮った写真をデジカメ画面で確認しました。



修復工事中の西将台(2006/5/8)

2006年5月12日金曜日

第27話 偽りの自白

内禁衛の長官の働きかけにより、ハン最高尚宮とチャングムの取り調べが中止になった。チョン・ユンス医務官はチェ・パンスルを訪ね、形勢が不利になっていることを告げる。焦るパンスル。内禁衛の長官は、王が高熱を出して倒れた原因が硫黄アヒルのせいではないことを示すため、もう一度ハン最高尚宮たちに同じ食材を使って料理を作らせる。その場にはオ・ギョモをはじめ、関係者が集められていた。衆人環視の中で調理するハン最高尚宮たち。
その頃、ヨンノはホンイに女官長に手紙を届けるよう言いつけていた。水刺間への立ち入りが禁じられているので嫌がるホンイ。ヨンノは言葉巧みにホンイをそそのかす。そして、ホンイが前から食べたかったと言っていたアワビの甘露煮を差し出す。ホンイは、引き換えに水刺間を訪ねることを承知するのだった。
水刺間では出来上がったアヒル料理を誰が試食するかでもめていた。関係者には試食させる訳にはいかない。ユン・マッケが指名されたが、ヨンセンが「駄目!」と叫ぶ。オ・ギョモは理由を尋ねるが、答えられない。しかし、内禁衛の長官はユン・マッケは止めると言う。そこにホンイがやって来る。何事か女官長に耳打ちする。ホンイを見つけたオ・ギョモは、ホンイに試食させると言う。恐る恐るアヒル料理を食べるホンイ。一同はそれを見守る。

牢に戻されたチャングムはハン最高尚宮に熱があることに気がつく。牢番に薬を工面するよう頼むが、聞き入れられない。ハン最高尚宮は、「大丈夫」と言う。
翌日、ホンイが高熱を出した。医女は王の病状と同じだと言う。ミン尚宮たちは不思議がるが、原因が分かるはずも無い。
オ・ギョモは、硫黄アヒルが健康に良いと主張した町医者を問いつめる。そして、その町医者が昔チョ・グァンジョの治療をしたことが発覚する。今回の件とは何の関係もないと主張するが、オ・ギョモは聞き入れない。そして、チョ・グァンジョを紹介したのがミン・ジョンホであったことまで明らかになる。内禁衛の長官は、このままではチョンホにまで累が及ぶと判断し、話をそこで遮り、硫黄アヒルに問題が無いと言ったのは自分の誤りであったと言ってその場を退出する。
チョンホが潜んでいるところに部下から知らせが来る。内禁衛の長官が至急屋敷に来るようにと言うのだ。しかし、屋敷に駆けつけたチョンホはその場で縛られ、拘束されてしまう。「なぜそのようなことをするのか」と抗議するが、内禁衛の長官は、このままではチョンホの身が危ないと言う。
オ・ギョモはチェ・パンスルに、チョンホが地方に派遣されてるのは確かかと尋ねる。パンスルは、部下が確かめたので間違いないと言う。またパンスルは、チョ・グァンジョらを陥れる格好の人物を見つけたと言う。
取り調べのために連れてこられたハン最高尚宮たちは、その場にチョンホの副官がいるのに気づく。厳しい拷問を受けた様子だ。
クミョンはチェ尚宮に、ハン最高尚宮たちがどうなるか尋ねる。チェ尚宮は冷たく「死んでもらう」と答える。そして、火種は必ず消し止めなければならないと、自分に言い聞かせるように言うのだった。
あまりにも厳しい拷問に耐えかねたアヒル商人は、ついに偽りの自白をする。ハン最高尚宮に頼まれてアヒルに硫黄を食べさせたというのだ。また、それを伝えたのはチョンホの副官だとも言う。ハン最高尚宮は、チャングムを助けるために「チャングムは知らなかった」と申し立てる。そして、ハン最高尚宮も偽りの自白をするのだった。
牢に戻されたハン最高尚宮のもとに、チェ尚宮が尋ねて来る。チェ尚宮の差し金だろうと厳しく問いただすが、チェ尚宮は否定する。「このようなことになったのは自らが招いた結果だ」と言うのだ。ハン最高尚宮は「チャングムだけは助けてくれ」と懇願するが、チェ尚宮は何も答えない。チェ尚宮は、牢に戻されるチャングムとすれ違うが、そのまま立ち去る。
牢に戻ったチャングムは、ハン最高尚宮になぜ偽りを言ったのかと問いただす。ハン最高尚宮は、このままでは二人とも殺されてしまう、チャングムだけでも生き延びなければ、と答える。チャングムは、もうこれ以上重荷を背負って生きるのは辛過ぎると言うが、ハン最高尚宮は、チャングムは自分の娘であり、娘を死に追いやる母はいないと言う。
チェ・パンスルは、パク・プギョムにハン最高尚宮たちを死罪にするよう頼む。同席したチェ尚宮はそれを遮るが、その後の言葉が続かない。
内禁衛の長官の屋敷に監禁されているチョンホが暴れている。部下がやって来ておとなしくしてほしいと言う。チョンホは、内禁衛の長官に会わせてほしいと言う。内禁衛の長官に会ったチョンホは、ここまま無実の者が処刑されるのは忍びないと言う。そして、自らが掴んだオ・ギョモとチェ・パンスルの関係をネタに、取り引きしてほしいと頼む。内禁衛の長官は深く悩む。
翌朝、宮中で内禁衛の長官はオ・ギョモを呼び止め、何かを伝える。その後、オ・ギョモは王に関係者を全員死罪にするべきと主張する。皇后は「ハン最高尚宮が自白したのは本当か?」と尋ねるが、オ・ギョモはその通りと答える。王は、死罪にするよう命じる。
処罰が決まったので、ハン最高尚宮たちは牢から出される。流刑中のチョ・グァンジョは死罪、チョンホの副官は取調中に死亡したが家族を奴婢にするという決定が伝えられる。一方、ハン最高尚宮とチャングムは奴婢の身分にし、済州島(チェジュド)に追放となる。胸を撫で下ろすハン最高尚宮たち。
女官長は、チェ尚宮に邪魔者はいなくなったと言う。しかし、浮かない表情のチェ尚宮。その場にヨンセンがやって来て、自分も済州島に行くと言う。それを聞いてヨンセンを叱りつける女官長。同行したミン尚宮は、何とか見送りに行く許可を与えてほしいと言う。女官長は取り合わないが、チェ尚宮が「私からもお願いします」と言う。それを聞いて、女官長は渋々認める。
済州島に送られるハン最高尚宮たちを涙ながらに見送るミン尚宮、ヨンセンそしてチャンイ。ハン最高尚宮はミン尚宮に、みんなの面倒を見るように言う。また、チャンイにつまみ食いをせずに仕事に励むように言う。その場にカン・ドック夫妻も駆けつける。また、人知れずチェ尚宮とクミョンも来ていた。涙ぐむクミョン。
体調を崩していたハン最高尚宮は、港への道のりでとうとう倒れてしまう。チャングムはハン最高尚宮を背負って歩く。チャングムとハン最高尚宮は、今までのことをいろいろと語り合う。しかし、意識が薄れていくハン最高尚宮。そして息を引き取ってしまった。
   ☆
とうとうハン最高尚宮が亡くなってしまいます。この物語の前半が終了し、チャングムが汚名を晴らすための戦いが始まります。それにしても、ハン最高尚宮を死に追いやったチェ尚宮ではありますが、憎めないんです。チャングムたちを見送りたいという申し出に、自分からも女官長に頼んだり、次期最高尚宮就任が決定的になっても浮かない顔をしていたり、チェ・パンスルがハン最高尚宮たちを死罪にするよう依頼しているのを思わず遮ったり。
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今週の名言
「お前の良さは人より秀でていることではなく、何があっても怯まず前に進むこと」
チャングムに背負われたハン最高尚宮が、チャングムを評して言った言葉。チャングムを、才能よりも努力の人と判断しているとも受け取れます。
「私は先に宮中に戻る」という台詞も印象的ですが、名言としてこちらを採りました。

2006年5月11日木曜日

ジャーゴン

あるMCが、「竹馬の友」を“たけうまのとも”と読んでいました。年齢的にそういう言葉を普段使わないのかなぁと思いましたが、職業柄それくらい知っておいてほしいもの。
と言いつつ、ITの業界には略語・ジャーゴンが溢れています。CPUやHDDは一般に理解されていると思うのですが、FSBとかリトルエンディアンとかになると認知度は怪しいものです。また、ビジネスの分野でCRMとかERM、SCMなど、門外漢には何のことか(元の言葉を知っても)意味不明となりかねない状況です。
ここで思ったのは、この種のジャーゴンを知っていれば知っているほど“偉い”と錯覚しがちなこと。用語を知っていることはそれなりに価値がありますが、内容を知ることはもっと価値があり、一般の人にわかりやすく説明できることは最も価値がある、ということです。