2008年2月26日火曜日

高知駅が新装

2月26日に高知県の高知駅が新しい駅舎で営業を始めます。私は高知に行くのは飛行機利用なので、何年も高知駅を利用していませんが、土讃線で南北に分断されていた高知駅周辺が高架化されて往来がスムーズになります。この影響がどう出るかは私が論評するべきことではないですが、イオン高知ショッピングセンターがある北側へのアクセスが便利になることにより、南側(帯屋町商店街や高知大丸がある)が相対的に地盤沈下してしまう虞れもあります。

ところで、この新高知駅に、JR四国では始めてとなる自動改札機が導入されるという報道がありました。いまや日常的に使っている自動改札機ですが、これまで四国のJRの駅には無かったわけです。その方が逆に驚きですが、地方の現状とはそういうもの。このことに象徴されるように、地方のインフラは整ってないわけで、東国原宮崎県知事が「道路整備が遅れている」とテレビで力説しているのも、その主張に一理はあるわけです。
ただ、その主張の中身は、「九州の西側に比べて著しく遅れている」というもの。地域活性化のために企業を誘致しようとしても、道路に代表されるインフラが整備されていないと、来てくれないといういうわけです。そのためにも、道路特定財源は必要だし、暫定税率ももちろん必要だと。結局、「他と比べて」という議論はどこと比べるかによるわけですが、東京や大阪、そうは言わないまでも福岡や北九州と比べるとなると、それらの都市が「道路整備はこれでオシマイ」とならない限り、いつまでたっても追いつけるとは思えません。だとすると、道路を造る税金は10年どころか、100年でも200年でも「真に必要」となるはずです。それが国民の選択であれば、それはそれで良いのですが、果たして医療や教育、福祉を切り捨ててでも道路を作ることが政策的に「必ず」優先するべきものなのか、疑問に感じざるを得ません。
高知県も、「高速道路は必要」という主張に与している側ですが、私個人の意見では、高知県は高知県のコンテンツを強化すべきであって、他に追いつくまで走り続けるような政策は結局ゴールに辿り着けないし、途中で倒れてしまうような気がしてなりません。
とさあち
新高知駅へ来てみいや!
http://www.tosasearch.com/08kochieki/08kochieki.htm

2008年2月25日月曜日

なでしこジャパン優勝(東アジアサッカー選手権2008)

日本サッカー女子(なでしこジャパン)が24日、中国と優勝をかけて最終戦を戦い、日本3-0中国で三連勝で見事優勝しました。なでしこジャパン始めてのタイトル獲得です。
前日の男子が優勝を逃しているだけに期待が高かったのですが、安心して試合を見ていられました。初戦の北朝鮮戦で内容が悪いなりにも勝てたことで、波に乗った感じです。澤のシュートも良かったし、あれでチーム全体の雰囲気が一気に良くなりました。ここは、同じく初戦の北朝鮮戦で苦しんで引き分けにもつれた男子と対照的です。結局、この差が最後まで影響したと考えられます。
なでしこジャパンは日本のサッカー史に新しいページを付け加えました。この後、オリンピックでの活躍が楽しみです。

今日の試合については完勝と言っていい内容でした。特に3点目の大野のクロスに合わせた永里のヘディングは良かった。宮間から大野へのパス出しも良かったし、永里のポジションニングも良かった。
敢えて今後のために課題を見つけるとすると、高さのある相手にどう対処するか、だと思います。中国はフランス人・ロイセル監督の方針で繋ぐサッカーを指向していると見受けられますが、仮に高さを活かして前線に放り込んでくるサッカーをしていたら、かなり厳しい戦いになった可能性はあります。今日の試合でセットプレーからのチャンスが少なかったことと合わせて、対策を考えておくべきでしょう。
あとは、イージーなパスミスをしないこと。日本はパスサッカーが特長なので、ピッチの状態に左右されがちという弱点も持っています。今年のオリンピックも中国開催ですが、果たして日本と同じレベルのピッチなのか、疑問です。ピッチの状態に柔軟に対応できる態勢にしておくことも重要です。

2008年2月23日土曜日

2月20日の皆既月食

先日2月20日に皆既月食がありました。これを、私は一般のニュースで知った次第。日本で見られなかったとは言え、困ったものです・・・。以前の記事「天文年鑑」で、天文シミュレーターとインターネットのお陰で利用する機会が減ったと書きましたが、いつでも情報が手に入る状況だと、逆に情報に疎くなってしまいます。そんなことを考えつつ、実は2008年版をまだ買っていないのでした・・・。

そう言えば、今日は超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」の打ち上げが予定されています。僻地でも離島でも超高速のインターネットが利用できる環境を整備するそうですが・・・。(因に、この記事を書いている時点でカウントダウンが中断しています)

最後は環境ではなく、人だと反省しました。

NASA - Total Lunar Eclipse: February 20, 2008
http://sunearth.gsfc.nasa.gov/eclipse/LEmono/TLE2008Feb21/TLE2008Feb21.html

PS
JAXAの超高速インターネット衛星「きずな(WINDS)」は17:55に無事打ち上げられました。
JAXA きずな特設サイト
http://www.jaxa.jp/countdown/f14/index_j.html
WIRED VISION
日本の超高速ネット衛星『きずな』から米国が学ぶべき点
http://wiredvision.jp/news/200802/2008022620.html
※リンク先の記事にツッコミが入っていますが、一般向けのISPインフラ用としての衛星と、「きずな」は別物と考えた方が良いと思います。WildBlueはかつて日本でNTTサテライトコミュニケーションズがサービスを提供していたMegaWaveに近いもの。「きずな」は試験衛星であるとともに、超高速回線を提供します。用途としては、僻地や離島の地域をまとめてインターネットにつなぐとか、高度医療などの特殊なアプリケーションが想定されています。一般の人が衛星に直接つないでネットサーフィン(ほとんど死後)することは想定されていないと思います。

2008年2月20日水曜日

日本対中国(東アジアサッカー選手権2008)

東アジア選手権の日本対中国は1-0で日本が勝ちましたが、厳しいアウェイの試合をよく戦ったと思います。中国のひどいラフプレーや北朝鮮審判のあからさまな中国寄りのジャッジを見ていると、「東アジア選手権に出場する意味って何だろう・・・」と首を傾げざるを得ませんでした。東アジアのサッカーのレベルを向上させる目的だったはずですが。

ただ、私個人としては、この試合のMVPをゴールキーパーの楢崎にあげたいと思います。判断の良い飛び出しで中国の得点機をつぶし、中国のラフプレーに対して涼しい顔で対応していました。もちろん、内心でははらわたが煮えくり返る思いだったのかも知れませんが、それが大人の対応というもの。
国際的に見て、この試合がどういうものだったかは議論の余地が無いと思うし、それを撥ね返して勝利したのは、日本のメンタル面を強くする意味で、結果的にはプラスに働いたと思うと同時に、日本のレベルを世界に知らしめることになったと思う。

あとは、安田をはじめ、選手の怪我が大したこと無いことを祈るのみです。

PS
安田選手本人のブログによれば大したことなかったみたいで、ほっとしました。
いずれにしても、選手と監督はやるべきことをやりました。あとは、日本サッカー協会がやるべきことをやる番です。
LIRIONET [BLOG] Michihiro Yasuda
http://blog.lirionet.jp/yasuda/

2008年2月14日木曜日

NTT西日本との対話

昨日現場に出ていて、ADSL回線の開通確認のためにフレッツ・スクウェアに接続しようと思ったのですが、お客様先で資料が無く、IDとパスワードを聞くためNTT西日本のサポートに電話。

私:「お世話様です、フレッツ・スクウェアへの接続IDとパスワードを教えてほしいのですが。ADSLは既に開通済みです」

NTT:「IDとパスワードはプロバイダーにお問い合わせ頂けないでしょうか?」
私:(インターネットと勘違いしている・・・)「そうではなくて、御社のフレッツ・スクウェアへの接続IDとPWですが」
NTT:「インターネットの申し込みはされているのですか?」
私:(ぜんぜん分かっていない・・・)「ですから、そうではなく、フレッツ・スクウェアです」
NTT:「ふれっつ・すくえあ・・・ですか」
私:「もしフレッツ・スクウェアが何のことかお分かりにならないのでしたら、別の方に代わって頂けますか?」
ここまで15分。しかし、フレッツ・スクウェアを知らないサポートってどうなんだ、と思いつつ、別の人との会話が始まる。
私:「フレッツ・スクウェアに接続するためのIDとパスワードを教えてほしいのですが」
NTT:「えーと、フレッツ・スクウェアですかねぇ。それは○○・・・」
私:(いきなりフレッツ・グループのIDをしゃべりだすNTT)「それはフレッツ・グループのIDです。そうではなくて、フレッツ・スクウェアです。」
NTT:「端末で検索しても、出てこないんですが・・・。折り返しかけさせてもらっていいですか?」
会話を大幅に端折っているので、これだけですが、全体で30分くらい延々と問答が続きました。そして、折り返し電話のボイスメッセージには、
NTT:「どのフレッツ・スクウェアのことか確認させて頂けませんでしょうか・・・」
とのこと。フレッツ・スクウェアが複数あるという話は初耳ですが、いやはや、NTT西日本のサポート体制も困ったものです。
因に、別ルートでフレッツ・スクウェアのIDとパスワードを知ることができました。
ID:flets@flets
PW:flets
です。(備忘のため)
これはフレッツが開通した時にNTT(東/西)から届けられる取扱説明書に書かれています。今回はお客様先でその資料が無かったためのトラブルでした。
なお、別ルートで知ったID/PWでフレッツ・スクウェアに接続でき、回線そのものの疎通はできていることが確認できました。ただ、ADSL回線が不安定であることが判明。NTT西日本に回線調査に来てもらう手配をしました。
PS
NTT東日本のフレッツ・スクウェアには、
ID: guest@flets
PW: guest
でアクセスする。

2008年2月12日火曜日

U.S. Marine Crime

I strongly protest against the crime that a U.S. marine commited in Okinawa in Februay 2008. Since People of Okinawa have been suffering harm from crimes by the U.S. military, many Japanese felt “again” the U.S. did it. If the U.S. military won’t be able to cease crimes, they should leave from Japan right now.

2008年2月11日月曜日

倖田來未発言問題

倖田來未さんのラジオでの「35歳を過ぎるとお母さんの羊水が腐ってくる・・・」という発言が批判を受けています。主にネットからの発信が多いようで、それをマスコミが受けて煽っている印象も無きにしもあらずという印象です。それにしても、日本人は常に誰かをバッシングしていないと気が済まないようです。テレビに出てくる人物で、有名であればあるほど格好の対象になります。



私はこの件を聞いて最初に思い浮かべたのは柳沢元厚生労働大臣の「子どもを産む機械」発言。これは思わず本音が出たという印象でしたが、今回は倖田來未さんが本当にそう信じて発言したかは疑問に思っています。むしろ、私はその発言から無知を感じました。無知の者に対する執拗な攻撃、これは私がヘキサンゴン現象と名付けようと思っている現象に通じるものがあります。最近の日本の笑いは、無知な者、不器用な者を攻撃して楽しむという卑屈で鬱屈したものになりがちと感じているのです。
逆に言えば、それだけ日本国民が出口の見えない閉塞状況に追いやられ、何者かを攻撃して感情のはけ口にしているという不健全な現状を反映しているとも言えます。“格差社会”と言われる社会状況で、低賃金で働かされる不安定な雇用に就労する人が増え、老後の年金はもらえるかどうかあやふや、物価は上がり、好景気も一般国民には実感が湧かない、そういう状況です。
やっぱり、日本も捨てたものじゃないと感じさせるような希望の持てる社会を作っていくべきです。マスコミはネガティブな事象をとりたてて報道します。一例を挙げると、OECDによる生徒の学習到達度調査(PISA)で日本が大きく順位を下げたと報じられ、これは「ゆとり教育」の弊害で小中学生の学力が低下した、と一般に認識されるようになりました。事実をみれば、確かに順位は下がっていますが、PISAのレポートでは「日本はトップグループ」と紹介されています。また、常に上位にいるフィンランドは日本で言うところの「ゆとり教育」を行っています。色々なファクターと解釈がある事象の一つの断面だけを取り上げて強引に結論を出すと、往々にしてそれは間違った判断を下すことにつながります。
この強引な結論の導き出しと、無知が重なると、例えば高齢出産はリスクが大きい(これも最近の医療技術の進歩等によって事実に反する)→若いうちに子どもを産んだ方が良い→“羊水が腐る”と、いつの間にかなってしまいます。
確かにマスコミにも責任があるのですが、受け手の国民の側も注意していないと、間違った論理と結論に導かれて悲惨な状況に追いやられる可能性があります。
ただし、倖田來未さんの発言を聞いて、世の中には言って良いことと悪いことがある、という常識を持たない大人が増えてきているのか、という現状にも唖然としてしまいます。