2005年12月29日木曜日

クミョンの呪い

大長今(「宮廷女官 チャングムの誓い」)第48話でチェ一族は追放されてしまいますが、一族の一人であるクミョンがチェ一族の一員としてやってきた事と、自らの心情との葛藤を吐露します。

確かに主人公チャングムのように自らの才能と努力で道を切り開ける人はいいのですが、その他の大勢の人はクミョンと同じく組織に所属して自らの夢ややりたい事を実現しようとします。しかし、組織は個人の意志とは違う力学で成り立っているので場合によっては悲劇的な結果を生みます。

クミョンにはどういう選択の道があったのか、という命題はそのまま見ている人に突きつけられます。(組織に属さない才能ある少数の人を除いて)

私はこれを「クミョンの呪い」(Curse of KeumYeong)と名付けます。

PS
続編、というか別のストーリー(Star Trek The Next Generationに対してDeep Space NineとかVoyagerに相当)があるとしたら・・・、

1. チャンドクとシン・イクピルの物語
医女編を膨らませて、チャングムより少し前の時代を扱う。なぜチャンドクがあれほど医術に長けているのか、チャンドクの師匠は、仇の真相は、シン教授の厳しい授業の背景にある誤診とは、それと趙光祖との関係は?

2.クミョンのその後
宮廷を追放されたチェ一族のクミョンが再起を図る。ミン最高尚宮との対決(この頃は女官長になっている)。ソウォンが医女を目指して修行中。ヨンノが実は生き延びてその娘が復讐のために宮中に忍び込む。ヨリもそれに絡んでくる。

かな。個人的にはシンビのお話も興味がありますが、物語としては広がりにくいですね。(シンビが幼い時に病を治療した医師がチャンドクの師匠だった、とか

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