2010年5月22日土曜日

スマートフォンというか、PDAというか・・・

ずいぶん前、信頼している知人から「iPhone良いよ」と言われ、「それは分かっている」と思いつつ、「バンクだしなぁ・・・」と思って、スマートフォンに手を出さないでいました。

いや、その有用性は分かっているつもりでした。むかし昔、AppleがApple Computerと名乗っていた頃、Newton MessagePad 110をアメリカで買ってきたのは、私です。しかしその後、Appleの紆余曲折があって、Newtonから撤退。その後、PalmTopという製品がSONYから出されましたが、それもいつの間にか消滅。

結局、PDA(死語か・・・)は消費者に受け入れられない、という評価になりつつあったとことに、携帯電話側からのアプローチであるスマートフォンが爆発的な人気になっているわけです。
当時と今で、載っているアプリケーションにそれほど差はないと思いますが、1) 無線でつながる、2) アプリケーションの流通がやりやすいという2点の長所が、携帯電話の技術と合流して製品としての完成形をみた、という感じです。

そして、ntt docomoのXperiaが人気、という状況で、取引先のお客様から、「(あなたの商売柄)スマートフォンを持っていないとマズイよね」というご指摘をいただいて、ただの携帯電話N905iμの2年の縛りが解けるのを機に、Xperia(SO-01B)に機種変更しました。

さすがに、Newton MessagePadの頃から技術の進歩を感じます。また、私の場合Wi-Fiで使うことが多いので(自宅では無線LAN、外出先ではMzone)、b-mobile simを契約し、パケット通信料をおさえることにしました。

これは、月々2,500円ほどで、パケット通信が使い放題になるMVNOサービスです。通信専用なので、音声通話ができないのと、通信帯域が上限約300kbpsに制限されるのが注意点です。
私の場合、音声通話はもとのSIMをN905iμに挿して、N905iμで通話(とiモード)しますし、通信はWi-Fi中心なので、不便は無いわけです。

これで、Newton以来のポータブル情報端末の利用者になりました。


日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS

2010年5月12日水曜日

初キタカ、初トイカ

昨日、札幌に日帰り出張して、JR北海道の「キタカ」をSuicaで利用しました。今日、品川駅のスターバックスで、「トイカ」端末をSuicaで利用しました。携帯で言うところのローミングですが、こんなに狭いニッポンで、イコカだの、スゴカだのバラバラなのが私には信じられません。それぞれの会社が顧客の囲い込みをやろうとして、顧客の利便性への視点がどっかに行ってしまったようです。

最近は、上記のように相互利用が進んだので、実質的な不便さは無くなりつつありますが、統一カードにしなかった結果のコストは結局消費者が払わされることになるわけです。

ちなみに、Suica所持の私が困っているのは、PiTaPa(関西私鉄)とつながっていないこと、「ですか」(高知の電車・バス)はつながる予定も無いこと(この規格は環境省)です。すっごい、個人的ですが・・・。

2010年5月6日木曜日

もんじゅ稼働再開

高速増殖炉もんじゅが、今日稼働を再開しました。ナトリウム漏れ事故を起こして以来、14年ぶりです。このもんじゅには、いままで9,000億円を投入し、これからも毎年200億円をかけるのだとか。

ざっくり、1兆円です。

私が推奨する軌道エレベーターの建設費が2兆円で、その半分です。(ちなみに、軌道エレベーターで発電ができる)

また、太陽光発電や藻由来の油など、新エネルギー開発に同じ予算を投入したら、もっと効率的な税金の使い方になったかも知れません。

高速増殖炉の実用化が現実的なスケジュールに乗るのか、不透明ですが、関連企業を養うためだけに税金を投入することだけは止めてほしいものです。

2010年4月29日木曜日

トルカ?

先日、品川駅のスターバックスに行ったとき、「Tolca」のカードリーダーがレジに新しく設置されていました。

Tolca ?

という気持ちでした。ntt docomoのToruCaなら知っていますが、「Tolcaって何だ?」という気持ちです。

調べてみたら、JR東海のICカードの愛称。しかも、「トルカ」ではなくて、「トイカ」。エルではなく、アイなのです。

新幹線改札の上にあるので、JR東海の管轄なのでした。
今年の3月13日からSuicaと電子マネーの相互利用が始まったみたいなので、Suicaで決済できるはずです。
いつも、小銭を用意していたので、これからは小銭を持つ必要がなくなり、便利です。

2010年4月26日月曜日

JAXAiの廃止

本日、行政刷新会議の開催した事業仕分けで、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の広報施設JAXAi(ジャクサ・アイ)が「廃止」と判定されました。1億円の運営費に見合うだけの効果が認められない、という理由です。

箱ものの広報施設の効果測定、というのは難しい課題で、特に先端分野の科学技術を一般に周知するというテーマの難しさも加わって、JAXA側からの納得できる説明ができなかった、ということになると思います。

本当は、丸の内に広報施設を運営することの定量的目標が何で、年度ごとに達成されたのかされなかったのか、それを達成するための手段として、どのような選択肢があり、選択肢の中から最もコストパフォーマンスの高いものを選んだのか、別の理由で選んだのか、そういう議論になれば、やる意義もあったと思うのですが、残念ながら、そうはなりませんでした。

ただ、科学技術分野に関する午前中からの議論を聞いていて、松井先生は別にして、全体の議論のレベルがあまりにも低いことが気になります。

この会議は、パーキンソンの凡俗法則(Parkinson's Law of Triviality)の典型例になると思います。教材にできるレベル。伝家の宝刀のように飛び出す「ガバナンス」という言葉も、結局何を言っているのか、中身がさっぱり分かりません。

広報をすれば「自己正当化だ」と批判され、広報を控えれば「説明が足りない」と怒られる。研究者にとって、日本は住みやすいところではないようです。

2010年4月25日日曜日

「桃太郎」にアンパンマンが登場してはいけないのか?

筑波大学大学院の徳田克己教授が、伝統的な昔話に認知に関する調査を行ったという記事がありました。むかし話「桃太郎」で、主人公と鬼退治のお供に行ったのは誰(何)か、という質問に対する正答率が、20年で大幅に低下したというのです。
そして、誤答の中に、アンパンマンが登場したことを批判的に取り上げています。徳田口授は、「日本の昔話には年寄りをいたわる、うそをつかないなどの道徳が自然に身に付くものが多く、大切にしてほしい」というコメントを寄せています。

はたして、そうでしょうか?

取り上げられた「桃太郎」物語は、地域により、時代により大きく変わっています。桃太郎が生まれたのは、流れてきた桃を食べた老夫婦が若返ったから、という伝承や、桃太郎が女の子だったという話もあります。

いったい、いつの時代の、どの地域の物語を“正解”にしたいのでしょうか?

特定の出版社の、特定の著者の物語だけを“正解”とし、それ以外を不正で不当なものと断定するのは、極めて危険だと感じます。民話や伝承は、地域や時代によって変遷して良いし、変遷するべきものです。

明治時代、桃太郎が戦装束をまとい、日本国がアジアを(キジやサルのように)従えるのだ!と教育されたことを、忘れるべきではないと考えます。

だいいち、昔話が「道徳的」というのは、事実誤認も甚だしいのです。

子どもたちには、アンパンマンでも、ウルトラマンでも、いろんな登場人物や動物たちが出てくる、楽しい物語を次々に創造していってほしいものです。

桃太郎、アンパンマンと鬼退治!? 昔話を知らない子供たち、20年で正答激減
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100425-00000030-san-soci

2010年4月20日火曜日

スペースシャトルSTS-131着陸

日本人宇宙飛行士・山崎直子さんが搭乗したスペースシャトルディスカバリー号がフロリダ州ケネディ宇宙センターに無事着陸しました。
おつかれさまでした。






※画像はいずれもNASA TV