2006年7月18日火曜日

パロマ

パロマの瞬間湯沸かし器の不具合による一酸化炭素中毒で、死者が何人も出ています。驚くのは会社の対応。当初、パロマには全く責任がないという立場でした。
エレベーター事故での死者を出したシンドラーエレベーター社と同じ対応。外資系の会社だから、という一般化はもう出来なくなりました。
そう言えば、盤石と思われたトヨタ自動車でも欠陥隠しがあった模様。日本の企業はどうなっているのでしょう?

スペイン語を習い始めた頃、「パロマ(Paloma)」は「鳩」だという意味を知りました。平和の象徴の鳩を社名に掲げて、人々の豊かな暮らしに貢献するはずだった会社が、いつの間にか硬直化して、人の死を見て見ぬ振りする風土に変わってしまう。組織とは放っておくと恐ろしいものだとつくづく思います。

朝日新聞
パロマ器事故ほかに10件、死者20人に 工業社長辞意
http://www.asahi.com/national/update/0718/TKY200607180362.html
読売新聞
欠陥8年放置して事故、トヨタ品質保証部長ら書類送検
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060711i211.htm

2 件のコメント:

  1. 三菱自動車、みどり十字、古くは森永ヒ素ミルクや沢山の公害訴訟、日本の企業も善意、良心成る物は行動基準には成りません。
    その辺を疎かにすると、利潤追求にもマイナスになるルールを作る事が大事。

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  2. 例えば、雪印乳業は潰れるべき(再編ではなく)だったのです。「間違ったことをすれば潰れる」というルールにしないと、狡をしたもの勝ち、バレなければOKというトンでもないことになってしまいます。

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