2006年1月19日木曜日

第6話 追放処分

チェ尚宮の服装検査が行われている。細かなチェックを受けるヨンセンたち。チャングムは無事だったが、「昨日台所を汚したのは誰か?」と聞かれてチャングムは「自分です」と答える。台所でいろいろ実験していたのだ。結局罰を受けるチャングム。また、味噌や醤油に炭を入れると味がどうなるかも調べていた。チャングムからその話を聞いて、醤油の味が良くなったのを知ったクミョンは、最近王女が何故か食事を摂らないことの対策になるのではないかと思いつく。チェ尚宮が命じられていた食事作りを、自分にやらせてほしいと申し出る。王女に出したのはただの粥だった。ヨンシン女官長は「そんな粗末なものはすぐに下げるように」と命じるが、王女はその粥を口にする。最近の長雨で米蔵が水につかり、米に匂いがついていて王女が食べられなかったのだ。クミョンは炭を使ってその匂いを消していた。チョン最高尚宮は炭の利用を思いついたクミョンを褒める。そしてチェ尚宮は、王の誕生祝いのため、急遽訪問が決まった明国の使者からの手みやげの錦鶏の管理を、クミョンに任せる。しかし、クミョンの不注意から錦鶏が逃げ出してしまう。うろたえるクミョン。叔父のチェ・パンスルを頼るため、宮殿を抜け出す事を決心する。宮殿を出ようとする時、チャングムに出会う。チャングムは錦鶏がいなくなった事を知り、クミョンを助けようと申し出たのだ。武官に追われながらも、賤民のキャンプを無事通り抜け、パンスルの屋敷に到着する二人。しかし、パンスルは不在だった。チャングムはカン・ドックの家に向かう。トックなら錦鶏を扱う商人を知っているかもしれないからだ。

翌朝、トックとチャングムは鶏商に行くが、錦鶏は見つからない。商人は、錦鶏は明国の貿易船で運ばれてくると言う。トックは、「幸い今日が貿易船の入港日だ」と言い、港に向かう。船が入港するまで、チャングムに無心して酒を飲みに行くトック。チャングムは市場を見て回る。その時、男たちに攫われ、尋問される。激しく抗議するチャングム。すると、男たちの上司と思しき人物が現れ、人違いだと告げる。男たちに指示を出した後、チャングムに「失礼しました」と言って去って行く。港に戻るとトックが待っていて、無事錦鶏を手に入れていた。急いでパンスルの屋敷に向かうチャングム。しかし途中で、市場で見かけた男と何者かが争っている場に出くわす。やがて男は敵の女の投げた刃物を受けて倒れてしまう。様子を伺っていたチャングムだが、その場を離れられず、手当をする。
その頃、水刺間ではチェ尚宮がクミョンを探していた。また、ハン尚宮もチャングムを探していた。しかし、二人とも見当たらない。ヨンセンを問いつめ、二人が無断で宮殿を抜け出した事を知る。チョン最高尚宮はその事を知り、この件を内々にし、チェ尚宮に二人を迎えに行くよう指示する。パンスルの屋敷に来たチェ尚宮は、クミョンを叱責する。しかし、パンスルの部下が錦鶏を入手でき、「宮殿に帰ろう」という。だが、クミョンは「チャングムを待つ」と言う。
チャングムが薬草を見つけて男の手当をするうちにどんどん時間が過ぎ、夜になってしまった。慌ててパンスルの屋敷に駆けつけたものの、チェ尚宮とクミョンは宮殿に戻ったと言われる。追いかけるチャングムだが間に合わず、抜け出す時に通った鉄柵も修理されていた。
翌日、チェ尚宮が手際よく錦鶏を調理しているところに内禁衛の武官がやって来て、「この者は水刺間の所属か」と聞く。それは宮殿に入ろうとして捕まったチャングムだった。驚く一同。王の誕生祝いは無事に済ませたものの、ヨンシン女官長は最高尚宮とハン尚宮、チェ尚宮を叱責し、処分を下す。チャングムは鞭打ち刑の後、追放処分と決まる。
   ☆
クミョンのお手柄と失敗です。二人とも錦鶏を無事手に入れたものの、チャングムが窮地に陥ってしまいます。この時出会った男(この時点では名前が明かされていないミン・ジョンホ)がチャングムの人生に大いに絡んできます。手当の最中に落としたノリゲ(父親の形見)も重要なアイテムです。
トックがなぜ都合よく民国の貿易船の入港日を知っているかと言えば、明国からしか入手できない百本(キバナオウギ)を仕入れようとしていたからですね。次回につながる話です。
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今週の名言
「お前には冗談も言えぬな」
錦鶏の調理経験があるという事で、チェ尚宮が担当する事に決まった後、最高尚宮がハン尚宮に言った言葉。ハン尚宮だってライバル心があるだろう、ということから「本当はお前(ハン尚宮)にも錦鶏くらい調理できると思っているだろう」と尋ねた最高尚宮に、ハン尚宮が「私が二枚舌を使っているとおっしゃるのですか?」と答えた後の台詞。ハン尚宮の真面目さがにじみ出ている。
※NHK版ではこのシーンはカットされている

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