2018年平昌冬季オリンピックで、カーリング女子LS北見が銅メダルを獲得しました。疑いようのない快挙です。
チームを立ち上げて8年でこの結果を残すのは素晴らしい。
同時に、見えない努力に最大限の敬意を表したいと思います。
LS北見が強いなぁと感じたのは、我慢比べの試合になっても引けを取らなかった点です。準決勝の韓国戦で、第1エンドの3失点から同点に追いついて惜敗したことや、3位決定戦でディフェンシブに戦ったイギリスとの接戦を制した点に見られます。
金メダルのスウェーデンや、銀メダルの韓国に日本は予選で勝っている点から考えても、金メダルに迫る活躍だったと言えるでしょう。
ただ、今後のことを考えると反省点もあります。今回のオリンピックのキーパーソンはセカンドの鈴木夕湖選手でした。鈴木選手のスィーピングは定評がありますが、ショットには苦しむ場面がありました。
鈴木選手の出来が試合を左右した一つの要素になっています。逆に言えば、安定したショットを投げられるようになれば、もっと上位を狙えるということです。
オリンピックは4年に1回ですが、カーリング競技は毎シーズン行われています。これからもこの競技を日本に定着させる意味でも、裾野の広がりとレベルアップを期待したいと思います。
そのためにも、中部電力や富士急をはじめとするライバルチームにもぜひ頑張って欲しいところです。LS北見の1強では日本のレベルが上がりません。
ところで、オリンピックとは関係ありませんが、同じ時期にシリアの内戦でたくさんの子供達が命を落としています。
「平和の祭典」の影で、悲劇的な状況におかれている人がいることを決して忘れてはいけないと改めて思いました。
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