2011年6月21日火曜日

「京」が世界一に

理化学研究所と富士通が開発しているスーパーコンピューター「京」が、ランキングで世界一になったと報道されました。
http://www.top500.org/lists/2011/06

事業仕分けのとき、蓮舫議員が「2位じゃダメなんですか!」と叫んだことで有名になってしまったわけですが、皮肉なことに、あの言葉が「京」の開発を推進した結果になったような気がしてなりません。

前後関係からすると、おそらく蓮舫議員の質問の意図は、例えて言うと「500m先のスーパーに買い物に行くのに、世界最速の自動車が必要なのか?」ということだったと思います。
もちろん、開発者はスーパーに行きたかったわけではありません。


しかし、当時の民主党政権の政策の進め方は、「切れるものは切る」という風潮でしたから、科学界は日本での研究開発がばっさり切られるという危機感を持ったと思うのです。私も危機感を持ちました。

その結果として、科学者やマスコミ、世論が後押しして、スーパーコンピューターの開発は進められたわけです。もしあのとき、蓮舫議員が「2位じゃダメなんですか!」という分かりやすく、しかも誤った批判をしなければ、これほど危機感を感じることは無かったと思いますし、いつの間にか予算カットみたいな役人的調整が入って、ほどほどの性能のマシンになっていた可能性もあります。

そういう意味では、蓮舫議員が「京」誕生の触媒になったのかも知れません。