2006年4月9日日曜日

第23話 横領発覚

「全権を与えてほしい」というハン最高尚宮の申し出に皇太后は驚くが、側の皇后はそれに賛成する。他の尚宮たちがハン最高尚宮に従わないのは、競い合いにハン最高尚宮が直接関わっていないからではなく、身分が低いことが本当の理由であることを見抜いていた。そして、もう一度競い合いでハン最高尚宮が勝ったとしても、全権を与えなければ同じことの繰り返しになると言う。それを聞いて皇太后も納得し、競い合いの実施と全権の委任に同意する。また皇太后は、しっかりした意見を持つ皇后に、今後は後宮のことを任せると言う。
そして、尚宮と女官たちに招集がかかった。ハン最高尚宮の解任要求が通ったものと期待しながら集まるチェ尚宮たち。しかし、皇后から予想外の言葉が発せられた。皇太后の決定に従わない尚宮はけしからんと言い、罰を受けるべきと言う。しかし、ハン最高尚宮が競い合いに直接関わっていない点を考慮し、もう一度競い合いを行うと言う。そして、その課題は「ごはん」だった。ハン最高尚宮とチェ尚宮をその場に残し、ご飯を炊くように命じる。他の尚宮と女官を連れて皇后は立ち去る。どちらが勝つか噂する女官たち。クミョンはホンイに、チェ尚宮に届け物を託す。何かの秘策のようだ。

別室で待つ尚宮たちの側に、ハン最高尚宮とチェ尚宮の炊いたご飯が届く。白磁の器と真鍮の器に盛られたご飯は、直前にどちらの炊いたご飯が入れられるか決められていた。皇后は尚宮たちに味見をさせ、どちらの味が良いか紙に書かせる。紙を回収した後、尚宮たちに意見を求める皇后。尚宮たちは、味が良いのは白磁の器の方だと口々にいう。白磁の器に盛ったご飯はチェ尚宮のものだった。ほくそ笑むチェ尚宮。そして、紙に書かれた投票結果が発表される。白磁の器が5票、真鍮の器が9票だった。ハン最高尚宮の勝ちが決まる。不思議がる皇太后。しかし、尚宮たちが真鍮の器に投票した理由を述べる。それぞれが「固めのご飯が好み」だったり、「柔らかめのご飯が好み」だったりしており、各々に好みのご飯に炊けているというのだ。ハン最高尚宮がその理由を説明する。ご飯を炊く時、釜の中に器を入れ、固めのご飯と柔らかめのご飯を同時に作っていた。感心する皇后。また、女官見習いの頃から過ごした他の尚宮たちの好みを知るハン最高尚宮に、他の尚宮たちも驚く。
皇后は改めてハン最高尚宮を最高尚宮に任命し、また全権をハン最高尚宮に与えることを宣言する。また、女官長が水刺間に関わることを当分の間禁止する。チェ尚宮は悔し涙を流す。また、チェ・パンスルやオ・ギョモも事態を憂慮する。
皇后はハン最高尚宮に、当面の間全権を与えることはできても、いつまでもそうするわけにはいかない、早く人心を掌握するように言う。ハン最高尚宮は任命の儀式を受け、正式に最高尚宮に就任した。喜ぶチャングム。チャングムとハン最高尚宮は、チョン最高尚宮を葬った山に行き、最高尚宮就任を報告する。また、帰りにチャングムの母の墓にお参りする。
正式に最高尚宮に就任したハン最高尚宮は、王の最初の料理にパルガタンを選ぶ。競い合いで作れなかった料理だ。王の前で、胃腸の調子が悪いという王にその効能を説明する。また、口下手だと謙遜するハン最高尚宮に、王は十分に口達者ではないかという。
チャングムは、母の作った甘酢の瓶に手紙を書いて置く。母の親友宛の手紙だった。そこにミン・ジョンホが現れる。そして内禁衛から司憲府(サホンブ)に異動になったと知らせる。宮中の不正を暴く目的があったのだ。チャングムにも協力を要請する。また、ハン最高尚宮にも協力を要請した。ハン最高尚宮は「一つ方法がある」と言う。
女官たちは、ハン最高尚宮が尚宮たちの配置換えで報復するのではないかと噂していた。ミン尚宮は誰がハン最高尚宮に敵対的だったか報告する。呆れるハン最高尚宮。またチェ尚宮は、ハン最高尚宮に水刺間を出ると申し出る。
ハン最高尚宮が尚宮たちの配置換えを発表する日が来た。その場でハン最高尚宮は、チョン最高尚宮の志を継ぐと宣言する。そして配置換えを発表する。チェ尚宮の醤庫への異動があったものの、他の尚宮たちはほとんどが留任になった。胸を撫で下ろす尚宮たち。また、出納係の復活を決定し、その役にチャングムを指名する。
チャングムは、出納係は楽しそうでは無いと不満そうだが、ハン最高尚宮は「あなたを信じている」という。仕事に励むチャングム。また、クミョンはチェ尚宮に再起のために時を待つように言い、チェ・パンスルも「苦しい時は苦しみを受け止めるしか無い」と諭す。
皇太后の兄の誕生祝いに水刺間から調理人を派遣することになり、ハン最高尚宮は責任者にミン尚宮を指名する。おどおどするミン尚宮に「あなたなら大丈夫」という。戸惑いながらも大役を果たしたミン尚宮であった。その頃、チョンホやチャングムの調査によって、宮中で大規模な横領が行われていることが発覚した。ハン最高尚宮は、尚宮たちを集めて叱責する。内侍府の長官も上に報告すると言う。
その話を聞いた女官長は、尚宮たちの横領を非難するが、自分への貢ぎ物も横領が出所だったことを知り、事態の収拾に乗り出す。チェ尚宮の元に行き協力を求める。チェ尚宮は、ヨンノに命じてチャングムの動きを探らせる。ヨンノはチャングムが読んでいた書類を盗み出し、チェ尚宮の元に届ける。それらはただの帳簿だったが、その中にミョンイの日記(飲食抜記)を見つける。チャングムは飲食抜記とともに帳簿が盗まれていることに気づき、狼狽する。
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皇后が大活躍します。競い合いの実施の手際の良いこと。そして、やはり今回も「美味しいご飯」より「心のこもったご飯」が勝利します。しかし、ハン最高尚宮の勝利は、ミン・ジョンホの不正追及と合わせて敵側を追いつめ、結果的に反転攻勢のきっかけを与えるのかも知れません。
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今週の名言
「苦しい時は苦しみを受け止めるしか無い」
今回は敵側のチェ・パンスルが、競い合いに敗れて醤庫尚宮になったチェ尚宮を慰めて言った言葉。