2008年3月2日日曜日

空気が読めない審判〜2008ゼロックス・スーパーカップ

2008ゼロックス・スーパーカップは、J2のサンフレッチェ広島がタイトルを手にしました。まずはおめでとうと言いたいと思います。昨シーズンは、豊富なタレントを揃えながらまさかのJ2落ちになりましたが、今年きっとJ1に帰って来ると思います。スーパーカップでの試合を見ていて、その可能性を十分に感じさせるものがありました。特に、久保が投入されたあたりから試合の流れが変わりました。私は、久保が倒されたPKは誤審だと思いますが、誤審を非難していたらサッカーの試合はできません。久保の気迫がPKを呼び込んだのだと思います。また、敢えて広島に残った佐藤の気合いのヘッドも良かった。

それにしても、今回の試合の審判は空気が読めていませんでした。最初のイエローカードを出した時点で、何か歯車が狂った感じ。次々にカードを出して、気がつけば3人の退場11枚のイエローカードという結果。「そんなに荒れた試合だっけ?」という感じです。鹿島は積極的なプレスとボール運びで効果的な攻撃をしかけていたし、広島も久保投入以降はチーム一眼となった攻めが功を奏していました。確かに、激しい当たりはあったものの、カードを乱発するほどのものでは無かったと思います。
ただ、鹿島のファンとして敢えて鹿島に苦言を呈したいと思います。まず最初に退場になった岩政ですが、自分が1枚イエローをもらっている立場なのですから、無意味なファールは避けるべきです。あの2枚目のイエローは私もやむを得なかったと思っています。また、カードを乱発する審判と言うことは分かっているのに、試合終了後に抗議して大岩は2枚目で一発レッドで退場になってしまいました。開幕戦はセンターバック2人が出場停止です。ここは冷静になって欲しかった。大変失礼ながら、ゼロックス・スーパーカップ程度の試合でカードが累積しては、これから長いリーグ戦を考えると厳しいものがあります。審判は、天候やピッチ状態と同じく環境要因です。選手やチームの力で変えることはできません。その環境に応じた試合をしてほしいものです。
さらに問題なのは、鹿島側の数名がピッチに乱入したこと。私は敢えて彼らを“サポーター”とは呼びませんが、試合の内容がどういうものかは分かっているわけで、鹿島が実力的に広島に劣っていたわけでもない、来週の開幕戦を占う上で、鹿島の仕上がりは満足できるものだったわけです。結果は満足できませんが、内容は良かったと思います。空気の読めない審判がいるからと暴れていては、ますますサッカーの試合はできません。結果がどうあれ、チームや選手を応援する広島のサポーターの爪のあかを煎じて飲んでほしいものです。
PS
【訂正】試合終了後の鹿島・大岩の退場は一発レッドカードによるもののようです。
PPS
Jリーグ
��008ゼロックス スーパーカップにおけるサポーターのピッチ内進入について
http://www.j-league.or.jp/release/000/00002384.html

2 件のコメント:

  1. サポータ19982008年3月4日 12:32

    はじめまして。鹿島のサポータではありませんが、同感です。あの主審の下ではああなるな~と予想できるので選手もサポータも注意して臨むべきだったと思います。ピッチに乱入するサポって、何?って感じでした。曽ケ端選手の件は、厳しいけど、副審の判定は正しいと思いました。抗議してカードもらうより、JリーグやAFCの試合でもあれくらい厳格に裁定を行うのか関係協会・連盟等に確認させ、ACLに役立てれば良いのにと思いました。もったいないですね。(ちなみに広島のサポでもないです。)

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  2. こんにちは。家本審判に対する“処分”が決まりましたが、選手はもう少し冷静にならないといけないですね。なお、「鹿島が負けたのは審判のせい」という風潮があるような気がしますが(鹿島ファンだから意識のし過ぎ?)、敗因は直接的にはPK戦で広島が1人外し、鹿島が2人外したからです。PK戦はくじ引きと同じようなものなので、誰のせいでもありませんが、さらに追求すると、オリヴェイラ監督の采配にあったかもしれないと思っています。結果論ではありますが、FW田代を外して、MFダニーロを投入し、ボールをキープして逃げ切ろうとしたのですが、逃げられませんでした。私もこの采配は間違っていないと思っているのですが、広島が勢いづいているときに「攻撃は最大の防御」という戦術がとれなかったのか、という感じもします。

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